Amazon物販ビジネスで一番怖いこと、それがアカウントの停止です。
一つ質問です。もし、今日あなたのアカウントが停止したら、あなたはどうしますか?
少し考えてみてください。
発生する主な問題はこちら。
- 商品が売れなくなり利益がなくなる
- 売上金が出金されなくなる
- アカウント閉鎖の場合、FBA在庫が返送される
このように、最悪以外の言葉が出てこない状況に追い込まれます。
この状況をあなたは受け止められますか?
おそらく落ち込んで悔しくて涙が出てくるはず。
そんな状況を避けるためには、アカウントが停止になる原因を知っておくだけでいいんです。
ということで、今回はAmazonアカウントが停止する14個の原因を徹底解説します。
もし今あなたが14個の原因を全て思いつかないなら、この記事を読む価値はあります。
ちなみに、万が一アカウントが停止してしまってもセラースケットに加入しておけば98%以上の確率でアカウントが再開できます。
まさにAmazon物販にはなくてはならないサービスなので、まだセラースケットを知らない人や加入していない人は以下の記事もあわせて確認しておきましょう。
それでは本編へ行ってみよう。
Amazonの規約違反によって発生する6つのアカウント停止
まずはAmazonの規約違反によって発生する6つのアカウント停止についてです。
- アカウント健全性の低下
- 複数アカウントの運用
- 同じ商品ページに複数のSKUで出品する
- 偽物の販売
- Amazonが販売禁止としてしている商品の販売
- 評価を不正に操作する
それぞれ解説します。
アカウント健全性の低下
せどりや転売で1番注意すべきなのがアカウント健全性の低下です。セラーセントラルにログインして、パフォーマンス→アカウント健全性と進めば確認できます。
アカウント健全性が低下する理由を簡単にまとめると、
- カスタマサービスのパフォーマンス
- 規約の遵守
- 出荷パフォーマンス
これらの要素が関係します。
詳しくはセラーセントラルのアカウント健全性ダッシュボードを確認してみてください。
この記事では簡単に3つの指標について解説します。
カスタマサービスのパフォーマンス
お客様が不満に感じない商品をお届けできていれば問題ないです。
例えば、新品なのに箱がボロボロで届いたり、動作しなかったりした場合は悪い評価をもらう可能性が高いです。
嘘や誤った商品状態で販売してしまうとパフォーマンスが低下する可能性が高いです。
低い評価をもらった場合
たまにセラーに非がなくても低い評価をもらう場合があります。
その場合は必ず評価の削除依頼をAmazonにしましょう。
こちらに原因がないのに悪い評価を放置しているとアカウントヘルスにも影響与えてしまいます。
規約の遵守
知的財産権侵害の疑いや知的財産権に関する苦情など規約違反や疑い等が発生した場合に影響します。
主な規約の遵守はこちら。
- 知的財産権侵害の疑い
- 知的財産権に関する苦情
- 商品の信頼性に関するお客様からの苦情
- 商品のコンディションに関する苦情
- 食品及び商品の安全性に関する問題
- 規約違反の出品
- 制限対象商品に関する規約違反
- 購入者の商品レビューポリシー違反
- その他の規約違反の問題
これらが「規約の遵守」に影響を与えます。
せどりや転売の場合は知的財産権に関する苦情などが多くなる可能性が高いと思います。
後ほど紹介するセラースケットなどを使って、あらかじめそういった商品の出品を避けることをオススメします。
出荷パフォーマンス
出荷パフォーマンスについては、自己発送セラーのみが対象になる指標です。
FBAを使う場合は全く関係ありません。
自己発送する場合は出荷遅延やキャンセルをしないよう注意するようにしましょう。
複数アカウントの運用
Amazonでは複数アカウントの運用が基本的に認められていません。
複数アカウントの運用が認められるのはビジネス上の正当な理由がある場合のみとされています。
例えば、
- 複数ブランドを所有し、それぞれ独立したビジネスを行っている
- 2つの異なる法人で、商品を製造している
- 別のアカウントを必要とするAmazonプログラムに採用されている
引用:https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/G200386250?locale=ja_JP
せどり転売において複数アカウントを運用する事は禁止とされています。
正当な理由のない複数アカウント運用がバレた場合は全てのアカウントが停止されることがあるので注意が必要です。
同じ商品ページに複数のSKUで出品する
Amazonでは同じ商品ページに同一コンディションの商品を複数出品することが禁止されています。
これを守らなければ該当商品の出品がすべて削除されます。
理由は、カードボックスの獲得率に大きく影響するからです。
例えば、同一価格の商品が同じ確率でカートボックスを獲得できるとします。
この場合、同じ商品を複数SKUに分けて出品すればカード獲得率を大きく増やすことができます。
圧倒的に不公平な状況になりますよね。
さらにこの方法を取るセラーが増えれば、Amazonの出品者一覧は大変なことになります。同じセラーが数十数百と出品する可能性が高くなるので、お客様からしても非常に見にくいサイトになってしまいます。
偽物の販売
Amazonだけではなく偽物を販売する事は法律でも禁止されています。
これは知っていた知らなかったは関係なく、販売すること自体が違法になってしまうので仕入れ先には十分に注意してください。
特にオークションサイトやフリマサイトでは偽物が横行しているので、そういった場所から仕入れるときは注意が必要です。
Amazonが販売禁止としてしている商品の販売
例としては、
- 日本の法律を満たしていない商品
- 危険物及び化学薬品
これらの商品はFBAに納品できませんし販売することもできません。
それぞれ深堀り解説します。
日本の法律を満たしていない商品
Amazonだけではなく日本の法律を満たしていない商品は販売することができません。
例えば、
- 日本の法令上必要な邦文表示のない商品(例:邦文表示のない海外化粧品、薬部外品、食品)
- 日本において必要な承認や許可を得ていない商品(例:無承認無許可医療機器)
引用:https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/201730840?locale=ja_JP
法律で禁止されている商品はAmazonでももちろん販売できないので注意してください。
危険物及び化学薬品
気体や液体、固体にかかわらず化学物質や爆発物などを含む商品は販売できません。
せどりや転売の場合においてはこういった危険な可能性のある商品は避けたほうがいいです。
理由は、知らずに転売して大きな事故になってしまっても対応しきれない可能性が高いからです。
さらに詳しく危険物について知りたい方はamazonの「FBA禁止商品」のページを詳しく確認してみて下さい。
評価を不正に操作する
商品を売りやすくするには、良い評価がたくさん付いているほうが見栄えが良いですよね。
そんな時に使われるのが不正な評価の操作です。
例えば、商品を買ってくれたお客様に、以下のようなメールを送る方法です。
商品をご購入いただきましてありがとうございます。
いい評価をいただけたら◯円キャッシュバックします。
こういったメールを送って良い評価をもらう事はAmazonの規約違反です。
このようなメールはサンクスメールでよく使われますが、サンクスメールも文面を間違えば規約違反なので注意が必要です。
OEM商品などに多い
せどりや転売では相乗り出品することが多いので、評価を不正に操作する必要はあまりないと思います。
ただしOEM商品の場合は別です。評価があった方が圧倒的に売れやすくなるので。
もしあなたがOEM商品販売しようとしていて、評価数をこのような方法で集めようと考えているならやめておいたほうがいいと思います。
法律違反によって発生する4つのアカウント停止
次に法律違反によって発生する4つのアカウント停止を解説します。
代表的な法律違反はこちら。
- 知的財産権の侵害
- 商標権の侵害
- お酒の無許可販売
- 薬の無許可販売
もちろんこれ以外にもたくさんありますが、せどりや転売で注意すべきはこの辺ですね。
それぞれ解説します。
知的財産権の侵害
知的生産権を簡単に説明すると新しい技術やアイディアを保護するための法律です。技術やアイディアだけではなく画像やデザインにも適用されるので注意が必要です。
Amazonでは知的財産権の権利者からクレームが入れば即出品停止になります。
一撃でアカウント停止になる事は少ないですが、該当商品の出品は削除される可能性が非常に高いです。
商標権の侵害
メーカー名やロゴ等が商標権に該当します。
Amazonの物販の場合はメーカーと関係のない別のメーカーが勝手にロゴを使ったりメーカー名を使うと商標権侵害になります。ちなみにメーカーが商標登録している商品を勝手に販売した場合も規制の対象です。
こちらも知的財産権と同様に一発で退場させられる事は少ないですが悪質な場合はアカウント停止になるので注意が必要です。
お酒の無許可販売
お酒に関しては酒税法に基づき所轄税務署長から販売業許可を受ける必要があります。
ネット物販においてもこの許可が必要です。
この許可を持っていないとお酒の販売はできないのでご注意ください。
ちなみに「みりん」も酒類に含まれます。
薬の無許可販売
薬を販売するには薬剤師もしくは登録販売者という資格が必要です。
よって基本的に一般人には薬関係の販売は不可能です。
並行輸入品の出品が原因で発生する4つのアカウント停止|欧米輸入セラー必見
次に並行輸入品の出品が原因で発生する4つのアカウント停止について。
欧米輸入や中国輸入セラーは注意が必要です。
- 関税法で禁止されている商品の販売
- ワシントン条約で禁止されている商品の販売
- 並行輸入品を正規品のページに販売する
- 個人輸入した化粧品の販売
それぞれ解説します。
関税法で輸入が禁止されている商品の販売
代表的な品目はこちら。
- 麻薬、向精神薬、大麻、あへん、けしがら、覚醒剤、あへん吸煙具
- 指定薬物(医療等の用途に供するために輸入するものを除く。)
- けん銃、小銃、機関銃、砲、これらの銃砲弾及びけん銃部品
- 爆発物
- 火薬類
- 化学兵器の禁止及び特定物質の規制等に関する法律第2条第3項に規定する特定物質
- 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律第6条第20項に規定する一種病原体等及び同条第21項に規定する二種病原体等
- 貨幣、紙幣、銀行券、印紙、郵便切手又は有価証券の偽造品、変造品、模造品及び偽造カード(生カードを含む)
- 公安又は風俗を害すべき書籍、図画、彫刻物その他の物品
- 児童ポルノ
- 特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権、著作隣接権、回路配置利用権又は育成者権を侵害する物品
- 不正競争防止法第2条第1項第1号から第3号まで又は第10号から第12号までに掲げる行為を組成する物品
引用:https://www.customs.go.jp/mizugiwa/kinshi.htm
こういった商品の輸入は禁止されています。
とりあえず危険物やお金、ポルノ系、偽物の疑いがあるようなものの仕入れは避けましょう。
ワシントン条約で禁止されている商品の販売
ワシントン条約も注意が必要。動物や動物の剥製などが対象です。
漢方薬などの加工品についても規制の対象なので、輸入するときは注意が必要です。
皮革製品でも対象になるものがあるので、アパレル関係を輸入する時にも気をつけましょう。
並行輸入品を正規品のページに販売する
Amazonでは並行輸入品の商品は「並行輸入品」と記載する必要があります。
並行輸入品にもかかわらず「並行輸入品」と記載がないページに出品すると出品停止やアカウント停止になる可能性があります。
並行輸入品については以下の記事で詳しく解説しているので参考にどうぞ。
ただし、一部の商品では並行輸入品の記載がなくても出品してもいいと判断できる商品があったりします。それについては以下の記事にまとめています。
個人輸入した化粧品の販売
海外製の化粧品は個人使用目的でのみ個人での輸入が認められています。
輸入した化粧品を販売する場合は以下の許可が必要です。
- 化粧品製造販売業許可
- 化粧品製造業許可
これらの許可を持っていても各商品ごとに別の届け出を出す必要があります。つまり個人輸入した商品は販売できないと思った方がいいです。正直、転売レベルで扱うジャンルではありません。
余談:アカウント停止はセラースケットを活用すれば予防できる
ここまでいろんなリスクについて解説しました。
この記事を読んでいると、
もう怖くて出品できない!
と思う人もいると思います。
でも大丈夫。アカウントリスクを下げつつ、もしもの時に守ってくれるサービスがあります。
それがセラースケットというサービス。
私のAmazon輸入物販ブログをよく読んでくれているなら、よく目にするサービスですよね。
ということで、最後に簡単にセラースケットの概要を紹介しておきます。
- セラースケットとは?|アカウント停止や閉鎖を予防してくれるサービス
- セラースケットのワカルンダという拡張機能を使えば危険な商品がすぐわかる
- もしも停止や閉鎖の危機に直面してもプロが丁寧に解決まで導いてくれる
それぞれ解説します。
セラースケットとは?|アカウント停止や閉鎖を予防してくれるサービス
セラースケットはAmazonの販売アカウント停止時の復活、または予防サービスです。
登録者専用のワカルンダという拡張機能を導入しておくことで、仕入れ前に危険な商品を知ることができます。
また何かしらの原因で、アカウントが閉鎖されたり停止されたりしたとき。セラースケットに加入しておけば、アカウント復活までの間、専門の担当者がAmazonとのやり取りをサポートしてくれます。
まさにAmazon出品アカウントを守るための保険のようなサービスです。
セラースケットのワカルンダという拡張機能を使えば危険な商品がすぐわかる
セラースケットには加入者限定で使えるワカルンダという拡張機能があります。
このように、商品ページ内に表示されます。表示されている内容の中には危険度というものがあります。
危険度をリサーチ時に確認すれば、あらかじめアカウントリスクがある商品がチェックできます。
それにより、危険な商品の仕入れが避けられるので、アカウントの停止や閉鎖のリスクを下げることができます。
セラースケットではリスク商品を5段階に分けて商品ページ上に表示してくれます。
もしも停止や閉鎖の危機に直面してもプロが丁寧に解決まで導いてくれる
セラースケットのプレミアムコースに加入しておけば、突然アカウントが停止や閉鎖してしまったときに、アカウント復活のスペシャリストが本気でサポートしてくれます。
土日祝日に関係なく9時~19時の間で対応してくれるので、急ぎの時でも安心ですよね。
アカウント停止や閉鎖はスピードも重要。なぜなら、その間は売上が完全に停止するから。
アカウント停止・閉鎖時のサポートサービスは年中無休で対応してくれるので本当に急いでいるときでも最短でフォローしてもらえます。
私はこのサービスに何度も助けられています。アカウントを大切に守りながらAmazon物販をしたいならプレミアムコースを利用して損はありません。
【まとめ】アカウントが停止する原因を知っているだけでリスクは下げられる!
ということで今回は、Amazon物販でアカウントが停止する14個の原因を徹底解説しました。
もう一度この記事の内容をまとめます。
14個のアカウント停止の原因はこちら。
- アカウント健全性の低下
- 複数アカウントの運用
- 同じ商品ページに複数のSKUで出品する
- 偽物の販売
- Amazonが販売禁止としてしている商品の販売
- 評価を不正に操作する
- 知的財産権の侵害
- 商標権の侵害
- お酒の無許可販売
- 薬の無許可販売
- 関税法で禁止されている商品の販売
- ワシントン条約で禁止されている商品の販売
- 並行輸入品を正規品のページに販売する
- 個人輸入した化粧品の販売
これらのことは極論、知っているか知らないかだけです。知っていれば防げますし、知らなければ知らず知らずのうちにアカウントリスクが高まります。
ビジネスをする上でたくさんのルールや規約を知っていて損はありません。
この記事だけでは全て紹介しきれていないので、気になる人は他にも調べてみてはいかがでしょうか。
リサーチしながら気になった規約や法律を調べるだけでもグングン成長すると思います。
そして、できるだけアカウントリスクを下げてAmazon物販を頑張りたいならセラースケットの導入もお忘れなく。