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はいみなさんこんにちは~~~~。
ひこーる(@hiko_ru)です。

カートボックスって何?カートボックスの重要性について教えて欲しい。カートボックスを獲得するためには何をすればいいの?
こういった疑問や悩みにお答えいたします。
この記事のテーマ
【超基本】Amazonのカートボックスとは【転売、相乗り出品するなら要チェック】
この記事の内容
- そもそもカートボックスがある理由を理解する【Amazonはセラーに競争してほしい】
- Amazonのカートボックスとは【カート獲得はメリットしかない】
- カートボックス獲得の条件を紹介【公式で発表されているものと考察を含む】
このような内容になっています。
この記事の信頼性
この記事を書いている僕のメインの仕事はAmazon輸入というものになります。海外から商品を仕入れて日本のAmazonで販売をしています。販売歴は8年ほどになりました。Amazonだけの最高月収は120万円ほどです。他にもブログやアフィリエイト、投資など幅広くやってます。
読者さんへの前置きメッセージ
この記事ではAmazonのカートボックスについて解説しています。カートボックスって聞いたことあるけどイマイチよくわからない。そんな人に向けてAmazonのカートボックスや獲得方法のポイントをまとめました。Amazonのカートボックスについて知りたい人には参考になると思います。
- カートボックスを獲得できると売上もビックリするくらいUPする
- 逆にカートが取れないとビックリするくらい売上がDOWNする
- だからAmazonで販売するならカート獲得率は常に意識したほうがいい
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そもそもカートボックスがある理由を理解する【Amazonはセラーに競争してほしい】

カートボックスを理解する前にまずはAmazon自体のビジネスモデルを理解する必要があります。
これを理解していると、なんでカートボックスがあってなんで価格競争になるのかも理解できるはずです。
- Amazonのビジネスモデルを理解する【Amazonは商品が売れた手数料で稼ぐ会社】
- 同一商品は同じ商品ページでしか出品できない【カートを取らないと売れにくい仕組み】
こんな感じ。
それぞれ深掘りします。
Amazonのビジネスモデルを理解する【Amazonは商品が売れる手数料で稼ぐ会社】
Amazonの主な収入源は商品が売れるごとに入ってくる手数料です。
だいたい8~15%程度の手数料を商品が売れるごとに徴収しています。
例えばCDを売っていたとします。
CDは販売手数料が15%です。
3000円でCD販売すれば、その15%の450円がAmazonへの手数料となります。
商品が売れれば売れるほどAmazonは儲かる仕組み
商品の価格が下がれば出品者の利益は減ることになります。
赤字になることもありますよね。
でもAmazonはそんなの関係ありません。
商品がいくらで売れようがAmazonには確実に手数料が入ってくるので。
つまりどれだけたくさんの商品をセラーに売らすことができるか。
これがAmazon本体が考えていることになりますよね。
同一商品は同じ商品ページでしか出品できない【カートを取らないと売れにくい仕組み】
例えば楽天市場とかヤフーショッピングってお店ごとに商品ページがあります。
なので全く同じ商品でも別々の商品ページとして表示されます。
こんな感じですね。

全く同じ商品でも別々の商品ページが表示されているのがわかると思います。
Amazonは同じ商品は同じ商品ページに出品するルールがある
Amazonでは同一商品は必ず同じ上品ページに出品することになります。

こんな感じ。
後で詳しく解説しますが、1つのセラーが先頭(カートボックス)に立って、その他のセラーはまとめて後ろ側に回されてしまうイメージです。
購入者側の視点に立てばわかりやすいと思います。
商品ページを開いたら、おそらくほとんどの人がそのまま「カートに入れる」をクリックするはず。
お客さんの中の数%はAmazonの仕組みを理解しているので他のセラーの価格も確認している程度だと思われます。
つまりカートボックスを取らないと極端に売上が下がるので競争するしかない
こちらも後ほど詳しく解説しますが、カートボックスを獲得するにはいくつか条件があります。
そしてその中の1つに「競争力のある価格」、つまりライバルよりも安い価格で出品することが条件に含まれています。
これによりAmazonで売上UPを目指すならライバルよりも安い価格を設定するしかなくなります。
カートボックスを取るために価格を下げる、ライバルもカートボックスを取りたいから価格を下げる。
これが繰り返されることにより価格競争が発生しています。
セラーが価格を下げれば下げるほど「Amazonは安い」という印象がつく
薄利で頑張っているのは実際に商品を仕入れて売っているセラーです。
でも一般のお客様はそんなの関係ありません。
セラーが競争して安く出品すればするほど「Amazonは安い」という印象になりお客様も集まりやすくなります。
そうすれば自然とAmazonの評価も高まり、さらに好循環が生まれるということですね。
出品をする僕たちセラーはそのお陰でマーケティングなど勉強せずにお客様が集まるAmazonで販売することが出来ます。
それはすごくありがたいことですが、Amazonで既製品を出品する限りこの価格競争からは逃れられないとも言えますね。
このあたりはAmazonうまく付き合っていく必要があると思います。
Amazonのカートボックスとは【カート獲得はメリットしかない】

前置きが長くなりましたがここからが本題です。
まずはAmazonのカートボックスとは、という部分から解説します。
- Amazonのカートボックスは商品ページを開いて一番最初に出てくる価格の事を指す【つまり獲得できれば売れやすい】
- カートを獲得できていないセラーはまとめて小さく表示される
- カートボックスは条件を満たしているセラーが交代で獲得している
こんな感じで進めます。
Amazonのカートボックスは商品ページを開いて一番最初に出てくる価格の事を指す【つまり獲得できれば売れやすい】
画像で見たほうが早いので貼ります。

商品ページを開いた時に赤枠で囲った部分をカートボックスといいます。
そしてここに選ばれるのは1セラーだけ。
この商品の場合は「販売元 Amazon.co.jp」になっているのでAmazon本体がカートボックスを獲得していることになります。
カートボックス獲得=売れる確率が爆上がりの大チャンス
上でも少し触れましたが、ほとんどのお客様は商品ページを開いたらそのままカートボックスから「カートに入れる」をクリックして決済に進みます。
逆にわざわざ「新品&中古(◯)件の出品」をクリックして他のセラーの価格などを確認する人は少ないはず。
つまりカートボックスをいかに多く取るかがAmazonで売上をUPさせられるかの鍵になります。
カートを獲得できていないセラーはまとめて小さく表示される
次に同一商品を出品している他のセラーについて。
カートボックスを獲得していないセラーは赤枠のように小さくまとめて表示されます。

ぶっちゃけわざわざここをクリックして他のセラーを見る人は少ないと思います。
この画像を見てわかる通り、カートボックスの価格(6400円)よりも安い6300円で販売しているセラーもいるんですよね。
それでもカートボックス獲得の条件を満たしていなければ、いくら安い価格で出品してもカートボックスを獲得することは出来ません。
もちろん獲得条件はかなり複雑かつ全てが公開されているわけではないので一概には言えませんが。
カートボックスは条件を満たしているセラーが交代で獲得している
カートボックスは基本的にカートボックス獲得条件を満たしたセラーが交代交代に表示されています。
例えば、朝の8時に見たときはAという出品者がカートボックスを獲得していた。
次に10時ごろにもう一度、同じ商品を確認するとBという出品者が獲得していた。
こんな感じでカートボックス獲得条件を満たしているセラーが僕たちから見たらランダムにカートボックスを獲得しています。
カートボックス獲得資格があるセラーの中でも序列が決まっている
カートボックスを獲得できる資格があるセラーが3名いたとします。
でもこの3名は全く同じ比率でカートボックス獲得しているわけではありません。
例えば、
セラーA:50%
セラーB:30%
セラーC:20%
こんな感じで、カートボックス獲得条件を満たしていてもカートを獲得できる時間は大きく変わります。
しかしこのカート獲得率の詳しい条件はAmazonにしかわかりません。
すべてのカートボックス獲得要件が公開されているわけではないので、僕たちセラーは判らないなりにどれだけカート獲得率を試行錯誤していく必要があります。
ちなみにこのカート獲得率を確認する方法はこちらの記事にまとめています。
この記事と併せて読むと理解も深まると思いますよ。
カートボックス獲得の条件4つを紹介【公式で発表されているものと考察を含む】

カートボックス獲得にはいろんな条件があります。
Amazon公式で公開されている条件がこちら。
- I.競争力のある価格を設定する。
- II.より早くお届けできるオプションや配送料無料を提供する
- III.優れたカスタマーサービスを提供する
- IV.在庫を切らさない
こんな感じ。
ちなみにこちらのページで確認することが出来ます。
» Amazonセラーセントラルでカート獲得率について確認する
I.競争力のある価格を設定する
上でも少し触れましたが、要は「他のセラーよりも安い価格に設定しましょう。」ということですね。
ちなみに競争力がある価格で出品し続けるためには価格改定ツールが必須。
ぶっちゃけ手動で1つ1つ価格の設定をしていては時間がいくらあっても足りませんからね。
一応、オススメの価格改定ツールを紹介している記事を貼っておきます。
II.より早くお届けできるオプションや配送料無料を提供する
Amazonには主に2つの出品方法があります。
- 自分の手元から発送する自己発送
- AmazonのFC倉庫に納品して、Amazonから発送してもらうFBA
Amazon商品ページ上で「PRIMA」と記載されている商品は基本的にAmazonの倉庫から発送されるFBAが利用されています。
ある条件を満たせば自己発送でもPRIMAバッジを獲得することが出来ますが、あまり気にする必要はありません。
Amazonでは無料かつ安定してお届けできるFBAが優遇される
結論としては自己発送セラーよりもFBAセラーの方が優遇されます。
その方がAmazonとしてもいろいろとコントロールしやすいですからね。
なので、Amazonで相乗り出品をする場合は基本的にFBAを利用することをオススメします。
その方が発送の手間や返品時の対応なども楽なので副業でするならFBAがいいと思います。
III.優れたカスタマーサービスを提供する
ザックリしていますが基本は、
- 注文不良率
- キャンセル率
- 出荷遅延率
「などで、他の指標も評価の際に考慮します。」と記載があります。
つまり指標はこれだけではないということですね。
あと、上の指標に関してFBAを使っていればほぼ関係のないものばかりです。
となれば、おそらく他の要素も関係してくるはず。
関係がありそうなのがこちら。
- 出品者評価数
出品者評価数はお客様からのダイレクトな声ですよね。
つまりこの評価が著しく低かったり少なかったりするとカートボックス獲得率に影響すると考えることができるはず。
カートボックス獲得を考えるなら出品者評価数にも気をつけたほうがよさそうですね。
そして悪い評価が付いたら消す努力も必要になります。
IV.在庫を切らさない
最後は在庫について。
在庫切れもカートボックス獲得の指標に入っているようです。
なので、基本的には在庫を切らさないように注意しましょう。
補充できる商品ならリードタイム等を考えながら在庫切れを起こさないように納品プランを立てる必要がありそうです。
とは言っても、転売やせどりの場合は一期一会の商品も多いはず。
リピートができそうにない商品は、放置せずにセラーセントラルから消しておくと無駄な指標の低下を避けることができるかもしれません。
これらはあくまでも指標の一部
Amazonのページ上にはこんな感じで記されていますが、これらの指標の一部に過ぎません。
実際、
- 他の指標も評価に考慮します。
- ショッピングカートボックスの獲得資格を取得しても、ボックスの獲得が保証されるわけではありません。
- 獲得する確率を上げるためにできることを紹介
などの文章も書かれています。
あくまでもこれらは「カートボックスを獲得する確率を上げるためにできること」の一部だと判断できます。
これら以外にも指標があるはずなので、実践の中で考察しながら進めるしか方法はありません。
【まとめ】Amazonのカートボックスを獲得することは売上に直結する

ということで最後にまとめです。
- Amazonは商品が売れたときの手数料で稼ぐ会社
- 同一商品は同じ商品ページでしか出品できない
- カートボックスを取らないと売れにくい仕組み
- つまりカートボックスを取らないと極端に売上が下がるので競争するしかない
- セラーが価格を下げれば下げるほど「Amazonは安い」という印象がつく→お客さんが集まる
- Amazonのカートボックスは商品ページを開いて一番最初に出てくる価格の事を指す
- お客さんは商品ページを開いてそのまま買うことが多いからカートが獲得できれば売れやすい
- カートを獲得できていないセラーはまとめて小さく表示される→つまり売れにくい
- カートボックスは条件を満たしているセラーが交代で獲得している
- I.競争力のある価格を設定する→ライバルよりも安くする
- II.より早くお届けできるオプションや配送料無料を提供する→FBAを利用する
- III.優れたカスタマーサービスを提供する→良い評価を多くもらうように努力する
- IV.在庫を切らさない→売り切れる前に補充する。補充できないなら商品を消す
- でもこれらも指標の一部に過ぎないことを忘れてはいけない
こんな感じですね。
とりあえず僕たちができることは、
- 赤字にならない範囲で、できるだけ安い価格で勝負する
- 基本的にはFBAを使う
- 出品者評価をうまく集めて悪い評価が付いたら消す
- 在庫を切らさずに補充して、リピートできないなら出品情報を消す
関連記事も貼っておきます。