はいみなさんこんにちは~~~~。
ひこーる(@hiko_ru)です。

Amazonに同じ商品のように見えるページが2つあるけど何が違うの?並行輸入と正規品の違いって何?「並行輸入した商品を正規品のページに出品していいの?
こういった疑問や悩みにお答えいたします。
この記事のテーマ
Amazonで見かける並行輸入品とは【正規品との違いを理解しよう】
この記事の内容
- 並行輸入品とは何か
- 正規品と並行輸入品の違いとは
- 並行輸入品を正規品のページに出品するのは違反なのか
- 並行輸入品は違法ではないのか
このような内容になっています。
この記事の信頼性
この記事を書いている僕のメインの仕事はAmazon輸入というものになります。海外から商品を仕入れて日本のAmazonで販売をしています。販売歴は8年ほどになりました。Amazonだけの最高月収は120万円ほどです。他にもブログやアフィリエイト、投資など幅広くやってます。

読者さんへの前置きメッセージ
Amazonのページを見ていると並行輸入品という記載を見かけることがあると思います。これってどういう意味かご存知ですか?正規品との違いは?このあたりを理解せずに商品を販売してしまうと最悪の場合、アカウント停止に追い込まれます。Amazonで販売するなら正規品と並行輸入品の違いをしっかりと把握しておきましょう。
- 正規品のページに並行輸入品を出品してはいけない
- 正規品と並行輸入品の主な違いは「保証」
- 並行輸入品はニセモノではない
- 大前提としてニセモノを販売するのは問題外
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Amazonで見かける並行輸入品とは【正規品との違いを理解しよう】

まずは正規品と並行輸入品の違いを簡単にまとめました。
- 正規品は日本法人や正規販売代理店が直接メーカーから買い付けて流通させている商品
- 正規品のメリットは保証
- 正規品のデメリットは金額
- 並行輸入品はメーカーやブランドに関係のない第三者がメーカーもしくは卸業者などから仕入れている商品
- 正規品とはルートが違うので”並行”という文字が付く
- 正規品と比べるとアフターフォローに期待ができない
- 並行輸入品のメリットは安さ
こんな感じです。
それぞれ詳しく深堀りします。
そもそも輸入品とはなにか
まず輸入品とは何なのか。
これはそのまま外国(海外)から運んできた物品のことを指しています。
そしてAmazonを含むお店などで販売されている輸入品には大きく分けて「正規輸入品(正規品)」と「並行輸入品」の2つに分けることができます。
この「正規輸入品」と「並行輸入品」は基本的に同品質の商品です。
しかし、商品が同じでもそれぞれ違う特徴を持っているので販売するときや購入するときには十分な注意が必要になります。
正規輸入品(正規品)とは
まず正規輸入品(正規品)について解説いたします。
正規輸入品(正規品)とは、海外のメーカーやブランドの日本法人や正規販売代理店が直接メーカーから買い付けて日本で流通を行なっている商品を指します。
流れとしては、
- 海外のメーカーやブランド
- 日本法人や正規販売代理店
- 日本の小売店や販売店
- 消費者
こういったルートになります。
正規品には日本の法人や代理店がいる
海外のメーカーが日本の法人や代理店に販売を依頼しています。
万が一故障や不良があったとしても法人や代理店がしっかりとアフターフォローをしてくれる可能性が高いです。
また正規輸入品(正規品)の多くは輸入品を日本人向けに販売する為にパッケージや説明書等を日本語に作り直しています。
正規品は保証がしっかりしている
他にもカスタマーサポートがあったり、保証がしっかりと備わっていることが多いです。
なので使い方がわからない商品等でも日本語の説明書を読んだりカスタマーサポートに電話をすれば解決することが多いです。
このようにしっかりと法人や代理店が入って日本人向けに流通をさせている商品を正規輸入品(正規品)と言います。
正規輸入品(正規品)のデメリットとは
それは価格の高さです。
日本で販売するにあたりパッケージの変更や日本語の説明書の作成、カスタマーサポートなど人件費や手間がかかっています。
なので、どうしても後述する並行輸入品よりは金額が高くなりがちです。
またメーカーやブランド価値を落とさない為に販売価格を強く取り締まられているケースも多いです。
並行輸入品とは
並行輸入品とは、メーカーやブランドに関係のない第三者がメーカーから直接もしくは卸業者や小売店/販売店から購入した商品を日本で販売している商品のことを言います。
正規輸入品と同じ商品だけれど違うルートを通っているので”並行”という文字が付きます。
- 海外のメーカーやブランド
- 海外の卸業者・海外の小売店や販売店
- メーカーに関係のない第三者の輸入業者
- 日本の小売店や販売店
- 消費者
海外の商品を正規のルート(法人や代理店)を通さずに購入し日本で販売されているもの
上の流れをご覧いただいてお分りいただける通り、日本法人や正規代理店を通っていません。
なので並行輸入品は基本的に海外のパッケージでそのまま手元に届くことになります。
パッケージも日本語ではないですし、説明書も日本語がないケースが多いです。
正規品と比べるとアフターフォローも期待できない
また故障や不具合がある時も販売店が保証サービスを行なっていれば交換等はできますが、正規輸入品のように手厚いサポートは受けることができない可能性が高いです。
しかし並行輸入品には並行輸入品のメリットがあります。
並行輸入品のメリットは価格の安さ
正規輸入品は上でも説明した通り、日本で販売するにあたり手間や人件費を使ったサポート体制がしっかりしているので割高になる傾向にあります。
またブランドイメージも大切なので日本での販売価格も管理されています。
しかし並行輸入品は基本的に海外から買い付けて売るだけですので、安く仕入れることができれば安く販売することができます。
またパッケージや説明書もそのままのことが多いので手間もかかりません。
海外ブランドからの価格の縛りもありません。
なので正規輸入品よりは比較的安く購入することができます。
正規品にはない商品も並行輸入品ならゲットできることがある
また並行輸入品ならではのメリットとして、日本の正規輸入品では取り扱っていない商品を購入することができます。
海外メーカーが日本では販売するつもりのない商品でも並行輸入をする業者が海外から仕入れれば正規代理店が扱っていない商品を日本で購入することができます。
並行輸入品は本物なのか?【結論:ホンモノです。ニセモノを売ると逮捕される可能性あり】

並行輸入品は本物です
そもそもブランド商品の偽物を販売することは違法になります。
いわゆる「商標権」というものに引っかかりますので、もしブランドの偽物を売っていたとすればその販売者は捕まることになります。
と言いつつも、並行輸入品と偽ってコピー品を売っている業者も少なからず紛れ込んでいる可能性もありますので、あなたが消費者なのであれば購入するときはそのお店の評判や評価などをしっかりと確認した上で購入することをオススメいたします。
並行輸入品は違法ではないのか
正規輸入品(正規品)があるのに並行輸入品は違法にはならないの?と疑問に思う方もいるかもしれません。
結論としては、現状では並行輸入品は違法ではないとされている
これは1970年の「パーカー事件判決」の判例によって「真正ブランド品の並行輸入は国内の商標権者の権利侵害を構成しない」という判決のため合法と判断されています。
もっと詳しく知りたい方は「パーカー事件判決」でググってみてください。
Amazonで正規品のページに並行輸入品を出品してもいいの?【結論:ダメです】

答えはNOです。
ここまでで解説したように、正規品と並行輸入品ではそもそも保証が異なります。
付属品やパッケージ等も違ってくる可能性がありますよね。
よって厳密にはAmazonの正規品のページと並行輸入品の商品ページは違う商品ということになります。
真贋調査に引っかかる可能性もあります【最悪がアカウト停止します】
自分の判断で大丈夫だろうと思って並行輸入品を正規品のページに出品するのはとても危険です。
もし真贋調査の対象となってしまった場合、本物という証明が出来ませんよね。
正規品は正規のルートを通った商品のみです
正規品のページに並行輸入品を出すと最悪の場合、アカウントが停止します。
商品を出品するときは十分注意して出品するようにしてください。
真贋調査を予め回避したいならセラースケットを導入してみてもいいかもです
真贋調査されやすい商品というのはある程度特徴があります。
そしてその特徴などはセラースケットというツールを導入しておけば予め知ることができます。
正規品のページに出品したいなら正規販売代理店になればいい
せっかく利益が出るのに出品が出来ないのは辛いですよね。
じゃあどうすればいいか?
あなたが正規代理店になればいいだけです。
と言うのは簡単ですがなるのはなかなか難しいですよね。
正規代理店になるのは難しいけど、なれば利益も確保できる
メーカーに交渉して日本での販売権をゲットすれば誰の文句も言われずに販売を行うことが出来ます。
ここまで来るとAmazon欧米輸入ビジネスの域を超えて輸入業者とかになりますね。
いつまでもAmazon欧米輸入だけを続けて稼ぐことも大変なので、自分には無理と決めつけずにそういった道もあることを知っておいてください。
交渉の方法についてはこちらの記事も参考になると思います。
今回はこんな感じですね。
視野はできるだけ広く持ってビジネスを進めてみてください。
他の人に販売が出来てあなたに販売できないことはないはずです。
もし壁にぶち当たったならその壁をぶち破る方法をしっかりと考えましょう。