はいみなさんこんにちは~~~~。
ヒコマです。
並行輸入品の定義がわからない人
「Amazonに同じ商品のように見えるページが2つあるけど何が違うの?」
「並行輸入と正規品の違いって何?」
「並行輸入した商品を正規品のページに出品していいの?」
こういった疑問や悩みにお答えいたします。
この記事の内容
- 並行輸入品とは何か
- 正規品と並行輸入品の違いとは
- 並行輸入品を正規品のページに出品するのは違反なのか
- 並行輸入品は違法ではないのか
このような内容になっています。
この記事を書いている僕のメインの仕事はAmazon輸入というものになります。海外から商品を仕入れて日本のAmazonで販売をしています。販売歴は7年ほどになりました。Amazonでの月商は常時400万円~450万円ほどをキープしAmazonだけでの月収は100万円ほどです。
基本的に外注は使わずほとんどの作業を一人でやっています。一人でもこれくらいは出来るということが伝われば嬉しいです。
さて。
Amazonで商品を見ていると「並行輸入品」と書いた商品がありますよね。
これってどういう意味だろう?と疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
あと、正規品と並行輸入品の違いについても疑問を持っているかもしれませんね。
今回は並行輸入品について徹底的に解説したいと思います。
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目次
輸入商品の正規品と並行輸入品とは
そもそも輸入品とはなにか
まず輸入品とは何なのか。
これはそのまま外国(海外)から運んできた物品のことを指しています。
そしてAmazonを含むお店などで販売されている輸入品には大きく分けて「正規輸入品(正規品)」と「並行輸入品」の2つに分けることができます。
この「正規輸入品」と「並行輸入品」は基本的に同品質の商品です。
しかし、商品が同じでもそれぞれ違う特徴を持っているので販売するときや購入するときには十分な注意が必要になります。
正規輸入品(正規品)
まず正規輸入品(正規品)について解説いたします。
正規輸入品(正規品)とは、海外のメーカーやブランドの日本法人や正規販売代理店が直接メーカーから買い付けて日本で流通を行なっている商品を指します。
海外のメーカーやブランド
↓
日本法人や正規販売代理店
↓
日本の小売店や販売店
↓
消費者
このようなルートになります。
正規品には日本の法人や代理店がいる
海外のメーカーが日本の法人や代理店に販売を依頼しています。
万が一故障や不良があったとしても法人や代理店がしっかりとアフターフォローをしてくれる可能性が高いです。
また正規輸入品(正規品)の多くは輸入品を日本人向けに販売する為にパッケージや説明書等を日本語に作り直しています。
保証がしっかりしている
他にもカスタマーサポートがあったり、保証がしっかりと備わっていることが多いです。
なので使い方がわからない商品等でも日本語の説明書を読んだりカスタマーサポートに電話をすれば解決することが多いです。
このようにしっかりと法人や代理店が入って日本人向けに流通をさせている商品を正規輸入品(正規品)と言います。
しかし正規輸入品(正規品)にもデメリットがあります
それは価格の高さです。
日本で販売するにあたりパッケージの変更や日本語の説明書の作成、カスタマーサポートなど人件費や手間がかかっています。
なので、どうしても後述する並行輸入品よりは金額が高くなりがちです。
またメーカーやブランド価値を落とさない為に販売価格を強く取り締まられているケースも多いです。
並行輸入品
次に並行輸入品についてです。
並行輸入品とは、メーカーやブランドに関係のない第三者がメーカーから直接もしくは卸業者や小売店/販売店から購入した商品を日本で販売している商品のことを言います。
正規輸入品と同じ商品だけれど違うルートを通っているので”並行”という文字が付きます。
海外のメーカーやブランド
↓
海外の卸業者・海外の小売店/販売店
↓
メーカーに関係のない第三者の輸入業者
↓
日本の小売店や販売店
↓
消費者
海外の商品を正規のルートを通さずに購入し日本で販売されているもの
上の流れをご覧いただいてお分りいただける通り、日本法人や正規代理店を通っていません。
なので並行輸入品は基本的に海外のパッケージでそのまま手元に届くことになります。
パッケージも日本語ではないですし、説明書も日本語がないケースが多いです。
正規品と比べるとアフターフォローも期待できない
また故障や不具合がある時も販売店が保証サービスを行なっていれば交換等はできますが、正規輸入品のように手厚いサポートは受けることができない可能性が高いです。
しかし並行輸入品には並行輸入品のメリットがあります。
並行輸入品のメリットは価格のやすさ
正規輸入品は上でも説明した通り、日本で販売するにあたり手間や人件費を使ったサポート体制がしっかりしているので割高になる傾向にあります。
またブランドイメージも大切なので日本での販売価格も管理されています。
しかし並行輸入品は基本的に海外から買い付けて売るだけですので、安く仕入れることができれば安く販売することができます。
またパッケージや説明書もそのままのことが多いので手間もかかりません。
海外ブランドからの価格の縛りもありません。
なので正規輸入品よりは比較的安く購入することができます。
正規品にはない商品も並行輸入品ならゲットできることがある
また並行輸入品ならではのメリットとして、日本の正規輸入品では取り扱っていない商品を購入することができます。
海外メーカーが日本では販売するつもりのない商品でも並行輸入をする業者が海外から仕入れれば正規代理店が扱っていない商品を日本で購入することができます。
並行輸入品は本物なのか?
並行輸入品は本物です。
そもそもブランド商品の偽物を販売することは違法になります。
いわゆる「商標権」というものに引っかかりますので、もしブランドの偽物を売っていたとすればその販売者は捕まることになります。
と言いつつも、並行輸入品と偽ってコピー品を売っている業者も少なからず紛れ込んでいる可能性もありますので、購入するときはそのお店の評判や評価などをしっかりと確認した上で購入することをオススメいたします。
並行輸入品は違法ではないのか
正規輸入品(正規品)があるのに並行輸入品は違法にはならないの?と疑問に思う方もいるかもしれません。
結論から言うと現状では並行輸入品は違法ではないとされている
これは1970年の「パーカー事件判決」の判例によって「真正ブランド品の並行輸入は国内の商標権者の権利侵害を構成しない」という判決のため合法と判断されています。
もっと詳しく知りたい方は「パーカー事件判決」でググってみてください。
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Amazonで正規品のページに並行輸入品を出品してもいいの?
答えはNOです。
ここまでで解説したように、正規品と並行輸入品ではそもそも保証が異なります。
付属品やパッケージ等も違ってくる可能性がありますよね。
よって厳密にはAmazonの正規品のページと並行輸入品の商品ページは違う商品ということになります。
真贋調査に引っかかる可能性も・・・
自分の判断で大丈夫だろうと思って並行輸入品を正規品のページに出品するのはとても危険です。
もし真贋調査の対象となってしまった場合、本物という証明が出来ませんよね。
正規品は正規のルートを通った商品のみ
正規品のページは出品できるセラーが限られています。
なぜなら正規のルートを確保できるセラーが少ないからですよね。
そしてメーカーや日本法人によって価格も守られていることが多いです。
よって並行輸入品で仕入れる場合、正規品のページでは利益が大きく出ることがあります。
その誘惑に負けて並行輸入品を正規品のページで出品は絶対にしないようにしてください。
最悪の場合、あなたのアカウントが停止されて販売自体ができなくなってしまいます。
目先の利益を追い求めるのではなく、もっと先の利益を追い求めるようにしてくだいね。
正規品のページに出品したいなら正規販売代理店になればいい
せっかく利益が出るのに出品が出来ないのは辛いですよね。
じゃあどうすればいいか?
あなたが正規販売代理店になればいいだけです。
メーカーに交渉して日本での販売権をゲットすれば誰の文句も言われずに販売を行うことが出来ます。
ここまで来るとAmazon欧米輸入ビジネスの域を超えて輸入業者とかになりますが。
いつまでもAmazon欧米輸入だけを続けて稼ぐこともできないので、自分には無理と決めつけずにそういった道もあることを知っておいてください。
Amazon欧米輸入ビジネスは副業でやる分には十分稼げます。
しかし本業でしっかりと稼いでいくには、もっともっと規模を拡大していく必要があります。
今回は長くなってきたのでここまでにしますが、視野はできるだけ広く持ってビジネスを進めてみてください。
他の人に販売が出来てあなたに販売できないことはないです。
もし壁にぶち当たったならその壁をぶち破る方法をしっかりと考えましょう。
それでは今回も最後までお読みいただきましてありがとうございました。