さて、Amazon欧米輸入を始めよう。あれ?どうやって利益計算するんだ?
と思っている人は多いと思います。
- 利益計算に必要な経費は?
- 経費はどれくらいかかるの?
- どうやって計算すればスムーズなの?
私はAmazon物販を10年以上、コンサルも6年以上やっているのでこのような質問を多くいただきます。
ということで今回は、今からAmazon欧米輸入で頑張って稼ぎたいと考えている人に向けて、Amazon欧米輸入の利益計算方法をできるだけわかりやすくまとめました。
一見難しそうに見える利益計算も、一つずつ順を追って理解すれば決して難しくありません。この記事を読むことで、各費用をしっかり理解し、疑問を解消しながら安心してビジネスを進めることができます。
さらに、コスト削減のヒントや効率的に利益計算を行うためのツールも紹介しています。
Amazon欧米輸入で稼ぎたいという強い気持ちを持っている人にはピッタリな内容です。
結論からお伝えすると以下の計算式で利益を計算します。
販売価格ー各種経費=純利益
ただし、
色々手数料があってよくわからん!
と思う人も多いはず。ご安心ください。できるだけわかりやすく解説します。
ちなみに欧米輸入の始め方は以下の記事に宇宙一詳しくまとめています。欧米輸入で稼ぎたいなら必ず目を通してください。
Amazon欧米輸入の利益計算に必要な8つの経費
まずは利益計算に必要な経費を見ていきましょう。このような経費が必要ということを知っておかないと、利益計算ができません。欧米輸入を始める前に必ず理解しておきましょう。
- 商品代金
- アメリカ国内送料
- 転送会社の手数料
- 国際送料
- 関税・消費税・通関手数料
- 納品の消耗品もしくは納品代行手数料
- 国内送料(FBAまでの送料)
- AmazonFBA手数料
それぞれ詳しく解説します。
商品代金
商品代金は、その名の通り、商品を仕入れるときに支払う金額です。商品原価などとも言われます。
購入先での価格によって利益が変わってくるため、どこでどのような価格で仕入れるかが重要です。
適切な仕入れ先を見つけ、価格交渉をしたりセールや割引を利用したりすることで、商品代金を抑え利益率を高めることが可能です。
利益商品は以下の記事で解説している方法を中心にリサーチします。
アメリカ国内送料
アメリカ国内で商品を転送会社やAmazon FBA倉庫に送る際にかかる送料です。
Amazon.comの場合はプライム会員になっておけば、ほとんどの商品を無料で購入することができます。
プライム会員の登録方法はこちら。
ただし、Amazon.com以外のサイトでは送料が発生するもしくは○ドル以上購入で無料などがほとんどです。
仕入れる時はアメリカ国内の送料にも注意しながらリサーチする必要があります。
転送会社の手数料
Amazon欧米輸入では転送会社と呼ばれるサービスを利用します。代表的なものとしてはMyUSがあります。
ちなみにこのブログでもMyUSを推奨しています。
MyUSなどの転送会社にはオプション利用などによる手数料が発生します。
MyUSの主なオプション手数料はこちら。
オプション | 料金 | 説明 |
---|---|---|
Fragile stickers | $4 | 壊れものシールを張ってくれます。 貼ってもらったところで海外の場合は丁寧に扱ってくれないので貼る必要はありません。 |
Discard Shoe Boxes | $3.5 | 靴箱を捨てて中身だけ送ってくれます。 梱包料を減らしたいなら選択してもいいかもしれません。 |
Special Instructions | $8.5 | 特別な指示ができます。 何か依頼したいことがあれば記入しましょう。 |
Extra padding | $8.5 | 緩衝材を多めに入れてくれます。 入れてもらったところで、海外の輸送レベルは想像以上の雑さです。 緩衝材を少し多く入れたところで、破損するときは破損するので費用の無駄だと思います。 |
Ship in Original Boxes | $0 | 送られてきた箱のまま梱包して転送してくれます。 それぞれの商品を個別の段ボールで守ることができるので破損率を減らせますが、総重量が増すので転送料金は高額になります。 |
Only Single Outbound Parcel Shipments | $5 | 1つの箱にまとめて発送するというオプションです。 そもそも転送会社なのでそうすべきですし、基本的にまとめてくれます。 無駄なオプションです。 |
Collectible or fragile item packing | $5 | 壊れものが含まれる場合に利用するオプションです。 使用しても特に丁寧には扱ってくれません。 |
Do not repack | $0 | 送られてきたまま転送するように依頼するオプションです。 |
Gift items included | $5 | 荷物にギフト(プレゼント)が入っていると記載してくれます。 |
Max weight per box/ Multi-piece shipment (MPS) | $0 | 1梱包あたりの最大重量を設定できます。 |
Add pallet for shipment | $0 | パレットに入れて転送をしてくれるオプションです。 |
Insurance | 変動 | 商品が破損した場合の保険です。 しかし保険に入っていても補填される可能性は低いです。 また補填されるまでの手続きや証明も難しいので不要と判断します。 |
Urgent Handling (Ship Today) | $20 | 当日配送オプションです。 通常の営業日なら当日もしくは翌営業日には配送してくれます。 年末年始などの忙しい時期にどうしても早く発送してほしい場合に利用しましょう。 |
Tax I.D | $0 | Tax IDをお持ちの場合はこちらに入力します。 |
Mark for “For Personal Use Only” | $0 | 個人利用のものであればこちらにチェックを入れます。 Amazon欧米輸入の場合は個人使用ではないはずなので不要です。 |
Include Printed Proforma Invoice in my shipment | $0 | 商品それぞれのインボイスをコピーして入れてくれます。 |
このような手数料も費用に含まれるので忘れずに計算しましょう。
国際送料
国際送料は、商品を海外から日本まで配送するための費用です。
主な発生タイミングはこちら。
- MyUSなどの転送会社からの請求
- 直送の場合はショップから請求
送料は商品の重量や大きさ、配送会社によって異なります。複数の商品をまとめて送ることで送料を抑えたり、航空便や船便などの配送手段を工夫することで、コストを削減することが可能です。
Amazon欧米輸入では基本的に転送会社を活用することで国際送料のコストを抑えます。
ちなみにMyUSを利用する場合は重量のみで計算され、最近の送料目安は1kgあたり1,500円〜3,000円あたりに収まることが多いです。
よって、初めて輸入するときは多めに見積もり1kgあたり3,000円くらいの送料が必要と考えて計算するといいでしょう。
関税・消費税・通関手数料
関税は、輸入する商品の種類によって計算される追加のコストです。また、消費税や通関手数料も発生します。
これらの税金や手数料を事前に確認し、どの程度のコストがかかるのかを把握することで、予想外の支出を防ぎ、利益を確保することができます。
ただし初めて欧米輸入に取り組む場合はどれくらいの費用がかかるわからないと思います。
おおよその料金ですが、
関税 | 商品によってバラバラ 欧米輸入で扱う商品は 発生しないことが多い |
消費税 | 約10% |
通関手数料 | 数千円〜数万円 ※仕入れ金額により大幅に変わる |
といった感じです。正直なところ、取り扱う商品ジャンルや金額により大きく変動するのでやってみるまでわからないというのが正直なところです。
ちなみに私が計算するときは、おおよそ仕入れ金額に11%プラスすると大きくズレることはありません。
例えば、100ドルの商品を仕入れたなら111ドルとして計算するイメージです。
納品の消耗品もしくは納品代行手数料
ここからは商品があなたの手元に届いてからの経費です。
Amazon欧米輸入では基本的にFBAを利用します。FBAって何?という人はこちら。
そしてFBAを利用するには、商品をAmazonの倉庫に送らなければなりません。送るためには梱包したりラベルを貼り付けたりする必要があります。
そういった消耗品費用が発生します。FBA納品に必要な備品と消耗品はこちらにまとめています。
基本的な納品方法はこちら。
FBA納品は自分でしてもいいですが、納品代行サービスを活用することもできます。納品時間を削減しリサーチに集中したい人や利益を最大化させたい人は必ず使うべきサービスです。
ただし、もちろん費用が発生するので経費に計算する必要があります。
国内送料(FBAまでの送料)
納品作業が完了すれば商品をAmazonの倉庫に発送します。発送は通常のヤマト運輸やゆうパックを使うと高額になってしまうので、FBAパートナーキャリアというAmazon独自のサービスを使いましょう。
AmazonFBA手数料
AmazonFBA手数料は、Amazonのフルフィルメントサービスを利用する際に発生する費用です。
商品をAmazonの倉庫に保管し、注文が入るとAmazonが発送やカスタマーサービスを代行します。この手数料は、商品のサイズや重量に応じて変わります。大型商品は手数料が高くなる傾向があります。
また、保管期間が長くなると追加の保管料がかかることもあるため、在庫管理を効率的に行うことが大切です。
Amazonの手数料については頻繁に更新されるので公式サイトを確認するのが一番確実です。
Amazon欧米輸入の利益計算を効率よく行う方法
ここまで色々と手数料や経費を紹介してきましたが、
正直よくわからん。
という人がほとんどだと思います。
実際、私も全てを把握しているわけではありません。なぜなら、把握する必要がないから。
理由はスプレッドシートで一括管理しているからです。上記で紹介して費用を全てスプレッドシートに登録し自動計算することで予想利益を算出しています。
ということでここからはスプレッドシートを活用して、楽に利益計算する方法を解説します。
- スプレッドシートの活用が利益計算の鍵
- 私が作成したスプレッドシートで簡単に利益計算を
それぞれ解説します。
スプレッドシートの活用が利益計算の鍵
Amazon欧米輸入の利益計算はExcelやGoogleスプレッドシートを使えば簡単に計算できます。
この記事の冒頭でお伝えした計算をスプレッドシートに登録しておきます。
これにより、時間を節約しながらも、確実に利益を把握することができます。さらに、自分のビジネスに合わせてスプレッドシートをカスタマイズすることで、より効率的な利益計算ツールを作り上げることができます。
ただし、自分でスプレッドシートを作るのって難しそうですよね?でもご安心ください。
私が作成したスプレッドシートで簡単に利益計算を
スプレッドシートなんて作れないよ!
という人に向けて私が作ったスプレッドシートを無料で配布しています。イメージはこちら。
この特別なスプレッドシートを活用すれば、利益計算だけでなく、商品リサーチも効率的に行うことができます。
スプレッドシートには必要な経費を自動的に計算する計算式が組み込まれており、初めての方でも簡単に使えるように設計されています。リサーチ段階で予想利益が簡単に確認できるので、間違った仕入れも最小限に抑えることができます。
ちなみにスプレッドシートは以下の記事から無料で受け取ることができます。欧米輸入で成功したいなら必ず手に入れておいてください。
【まとめ】利益計算に必要な項目を知りスプレッドシートで自動計算しよう
Amazon欧米輸入の利益計算には、多くの費用を考慮して計算が必要なので、最初は少し難しく感じるかもしれません。
しかし、この記事で紹介した8つの費用を理解し効率的に計算する手法を取り入れることで、利益を確保することが可能です。
特に、ExcelやGoogleスプレッドシートを使うことで、計算の手間を省き、ミスを減らすことができます。また、私が提供するスプレッドシートを活用すれば、利益計算だけでなく、商品リサーチもスムーズに進めることができます。
利益計算をもっと簡単に、効率的に行いたいと思ったら、ぜひ無料の間にスプレッドシートを手に入れておいてください。
いつ有料にするかわかりません。
0からあなたが作るより、歴10年以上の私が作ったスプレッドシートを使った方が確実なのは間違い無いです。まずは使ってみて、使いにくいと感じたら少しずつカスタマイズしてみてください。
あなたのAmazon欧米輸入ビジネスが成功することを心から応援しています。
よくある質問
最後によくある質問をまとめました。
- 利益計算を正確にするために最も重要なポイントは何ですか?
-
利益計算を正確に行うためには、すべての経費を漏れなく計上することが重要です。特に、関税や送料、AmazonFBA手数料などの細かいコストを忘れずに把握し、正確に反映させることが利益確保の鍵です。小さな費用でも無視せずに記録し、正確なデータに基づいて計算することが成功への第一歩です。
- スプレッドシートを活用するメリットは何ですか?
-
スプレッドシートを活用することで、利益計算に必要なデータを一元管理し、計算を自動化できます。これにより、手作業のミスを減らし、短時間で正確な結果を得ることが可能です。また、私が提供するスプレッドシートを使用すれば、商品リサーチも効率的に進めることができます。特に、多くの商品を扱う場合、スプレッドシートによる自動化は作業を大幅に効率化してくれます。
- AmazonFBA手数料はどのように計算されますか?
-
AmazonFBA手数料は、商品のサイズやおよびカテゴリーによって異なります。FBA手数料は定期的に変更されることがあるため、常に最新の情報を確認することが重要です。
- 初心者でもAmazon欧米輸入で利益を出すことは可能ですか?
-
もちろん可能です。初心者でも、必要な経費をしっかりと理解し、効率的に利益計算を行うことで利益を出すことができます。また、私が提供するスプレッドシートを活用することで、初めての方でも簡単に利益計算を行い、成功への一歩を踏み出すことができます。正確なリサーチと計算に基づいた行動が成功の鍵です。
- 商品リサーチのコツは何ですか?
-
商品リサーチのコツは、需要と供給のバランスを見極めることです。売れ筋商品を見つけるだけでなく、競合が少ない商品を選ぶことで、利益を最大化するチャンスが高まります。また、リサーチツールやスプレッドシートを使って効率的に情報を収集することも効果的です。市場の動向を把握し、適切なタイミングで商品を仕入れることが成功への重要なポイントです。