Amazon物販に興味はあるけど、固定費が高かったりリスクが高かったりで挑戦できない。
正直なところ、稼げるかわからないビジネスにあなたの大切なお金を投資したくないですよね。
そこで今回は、固定費を0円に抑えてAmazon物販を始める方法を紹介します。
ただし、これはあくまでもAmazon物販のイメージを掴むための方法であり、継続的に収益を上げるためのノウハウではありません。
Amazon物販というビジネスの本質を理解するための限定的な手段です。
この方法でスタートを切り、稼げるという確信を持てたら、徐々に有料ツールなどを導入して効率化することをおすすめします。そうすることで、より安定してAmazon物販で稼ぐことができます。
では、具体的な手順を見ていきましょう。固定費を0円にしてAmazon物販を始めるための3つの方法はこちら。
- Amazon出品アカウントを小口プランで登録する
- 5つの無料ツールでリサーチを効率化する
- FBM(自己発送)で商品を販売する
この記事ではこれらの内容を解説します。
Amazon物販に挑戦したいけど、固定費やリスクが気になって一歩踏み出せない人には参考になる内容です。
ちなみに、この記事ではAmazon物販を節約して始める方法を中心に紹介しています。Amazon物販のそのほかの基礎知識やノウハウについては以下の記事から学ぶことができます。
また、コスト削減を意識するなら、以下の記事で紹介している無料ツールだけを活用してリサーチできるノウハウもピッタリだと思います。期間限定で無料公開しているの、こちらもあわせてチェックしてみてください。
Amazon出品アカウントを小口プランで登録する
実はAmazon出品用のアカウントは無料で作り無料で運営することができます。
さらに一般的にはプライスターという有料ツールを使って行う作業も、実はセラーセントラルに標準搭載されている機能をうまく活用すれば無料で運用することは余裕です。
- 小口プランなら無料で始められる
- 商品登録や納品プラン作成はどはセラーセントラルで行う
- 利益管理はスプレッドシートで行う
ここからはそんな方法を詳しく解説します。
小口プランなら無料で始められる
Amazon物販を行うためには、Amazon出品をアカウントを作成する必要があります。
Amazon出品用アカウントは2つのプランが用意されています。
- 大口プラン
- 小口プラン
それぞれの特徴は、こちら。
小口出品 | 大口出品 | |
---|---|---|
料金 | 100円/商品 | 4,900円/月 |
販売個数 | 月49個まで | 月49個以上 |
APIツール | 利用できない | 利用できる |
制限カテゴリへの出品 | できない | できる |
このように小口プランであれば、月額無料でAmazon出品をアカウントを作成および運用することができます。
ただし後で詳しく紹介しますが、小口プランは長期的な運用には向きません。
しかし、初めてAmazon物販に挑戦する人が、できるだけリスクを抑えて活用するにはぴったりなプランです。
Amazon出品用アカウントの作り方は、以下の記事で詳しく解説しています。
商品登録や納品プラン作成はセラーセントラルで行う
Amazon物販の中級者や上級者になると、できるだけ作業を効率化するために、有料ツールを活用することが多いです。
特に単純作業や面倒な作業は、有料ツールに任せて、効率化を図ることが基本です。
例えば、
- 商品登録
- 納品プラン作成
- 価格追従設定
- サンクスメール
このような単純かつ面倒な作業は、プライスターなどのAmazon物販支援ツールを活用することで、より効率的に運用できます。ただし、これらの作業はAmazonがセラーセントラルで提供している無料の機能でも十分対応可能です。
有料ツールを使うよりは効率が若干落ちますが、リスクを最小限に抑えてスタートしたい場合は、この無料機能を活用すべきでしょう。それぞれの使い方は、以下の記事にまとめています。
利益管理はスプレッドシートで行う
Amazon物販に慣れてくると、利益計算はプライスターなどのツールに任せることが多くなります。販売する商品数が増えるほど管理が大変になり、ヒューマンエラーも起こしやすくなるからです。
しかし、Amazon物販を始めたばかりの頃は販売商品数も少ないため、手動での管理が可能。仕入れた商品をスプレッドシートにまとめることで、商品管理や利益管理ができます。
ちなみに、Amazon欧米輸入の管理シートであれば私が作成したものがおすすめです。
このシートがあれば、
- リサーチ
- 商品管理
- 利益計算
- リピート仕入れ
- プライスターへの登録
など、Amazon欧米輸入の商品管理を1つのシートで一括管理できます。
ちなみに、このシートは期間限定で無料配布中。Amazon欧米輸入で本気で成功したいなら、初心者でなくても入手する価値があります。無料のうちにぜひ手に入れてください。
入手方法はこちら。
5つの無料ツールでリサーチを効率化する
Amazon物販で成功するには、リサーチの活用が必要不可欠です。
ちなみにリサーチの効率を最大限に追求するなら、私はKeepaの導入を強くおすすめしています。しかし、Keepaは毎月約3,000円の固定費がかかるため、リスクを最小限に抑えてスタートしたい方は、登録を見送りたいと考えるはず。
そこで今回は、Amazon物販に必須のツールであるKeepaの代替となる無料ツールを中心に、導入すべき5つのツールを紹介します。
- ASINFetcher
- code2asin
- クイックショップ
- モノトレーサー
- Keepa無料版
それぞれ概要と簡単な使い方を紹介します。
ちなみにAmazon欧米輸入の基本のリサーチ方法はこちらの記事で学べます。
今から紹介する無料ツールを活用しつつ、リサーチに取り組んでみましょう。
ASINFetcher
ASINFetcherは無料でASINやセラーIDが抽出できるGoogle Chromeの拡張機能です。
抽出したいデータがある場所でツールを稼働させるだけで、簡単に商品のデータを集めることができます。
Amazon物販のリサーチではASINやセラーIDが非常に重要です。そんなデータを無料で集めることができるASINFetcherはかなり貴重な存在なので、初心者以外も導入しておいて損はないツールの一つです。
詳しい使い方は、以下の記事で解説しています。
code2asin
code2asinはASINから52種類もの商品情報を一瞬で抽出できるツールです。
例えばASINFetcherで抽出したASINをcode2asinに貼り付けて検索するだけで、たくさんの商品情報を一括で収集することが可能。さらに、私が作ったスプレッドシートと連携することでAmazon欧米輸入のリサーチを自動化することができます。
リサーチを圧倒的に効率化したいのであれば、以下の記事を参考にリサーチ方法を習得してください。
クイックショップ
クイックショップは、商品ページ上で商品情報を直接チェックできる便利な拡張機能です。通常は表示されない商品詳細も一目で確認できるため、リサーチ時に非常に役立ちます。
さらに、任意のページにワンクリックで移動できるボタンを追加する機能も備えています。このボタンを活用することで、ページ間の移動時間を大幅に短縮し、リサーチの効率を格段に向上させることができます。
完全無料でここまでのデータを表示するツールはなかなかないので必ずインストールしておきましょう。間違いなくあなたのリサーチの効率が高まります。
モノトレーサー
モノトレーサーは、商品の売り上げが確認するために、必要なランキンググラフがチェックできるサイト型のツールです。
有料のKeepaやDelta Tracerを導入しておけば、商品ページ上にランキンググラフを表示することができます。しかし、今回はできるだけ予算を削減して始める方法なので、これらのツールの対応としてモノトレーサーを紹介します。
ランキンググラフはAmazon物販のリサーチにおいてなくてはならない存在です。ランキンググラフを見ずに仕入れるというのは、ゴールの場所を知らずにマラソン大会に出場するのと同じくら無謀。
それくらいなくてはならないツールの一つです。そんな大切なランキンググラフが無料で閲覧できる数少ない貴重なツールなのです。必ず使いましょう。
Keepa無料版
Keepaはサブスク契約することでたくさんの機能が解放されます。しかし、無料でも使えないわけではありません。
無料版でも以下の機能が利用できます。
機能一覧 | 無料 |
---|---|
価格の推移 | ◯ |
Amazon本体の有無 | ◯ |
トラッキング | ◯ |
過去の価格推移についてはモノトレーサーでも確認可能です。ただし、リサーチを効率的に進みたいのであれば商品ページ上に表示できるKeepaの無料版を導入していて損はありません。
また、トラッキング機能については、Keepaの唯一無二の機能と言っても過言ではないくらい代表的な機能です。
素晴らしい機能なのに無料で使えるので導入しておきましょう。
FBM(自己発送)で商品を販売してみる
Amazon物販ではFBAというAmazonの倉庫に商品を預けて販売のほとんどの業務をAmazonに任せるシステムを活用することが多いです。むしろ、このFBAがあるからこそ、Amazon物販をすると言っても過言ではありません。
しかし、これを使わずにAmazon物販を始める方法もあります。ここからはその方法を詳しく紹介します。
- FBAは固定費や手数料が必要
- 固定費を抑えたいのならFBMを利用する
- ただしFBMがおすすめなのは商品数が少ない初期のみ
それぞれ解説します。
FBAは固定費や手数料が必要
FBAを利用すると、在庫手数料やFBA手数料というものが発生します。
要は、倉庫の一部を借りているので、そこに手数料が発生しています。また、発送もAmazonが行ってくれるので、そういった発送手数料が発生します。
手数料については以下の記事で詳しく確認できます。
固定費を抑えたいのならなFBMを利用する
これらの手数料を抑えるにはFBM(自己発送)というシステムを利用します。
FBMとは、商品を自宅で管理して売れたら、自分で発送するシステムのことです。イメージ的には、メルカリで商品が売れて自分で発送するのと同じ感じです。
このFBMを活用することで、在庫手数料等の固定費を発生させずに、Amazon物販に取り組むことができます。
フリマアプリ感覚でAmazonを使う感じです。
ただしFBMがおすすめなのは商品数が少ない初期のみ
FBMは固定費を抑えて、Amazon物販が始められる素晴らしいシステムです。しかし、Amazon物販を長期安定して行うのであれば、あまりオススメできるシステムではありません。
理由は、こちら。
- カートボックスが獲得しにくい
- 在庫管理が大変
このような理由があります。
Amazonは、基本的にFBAを推奨しています。また、明らかにFBA利用者を優遇するシステムになっています。
その代表的な例がカートボックスです。
Amazonでは、カートボックスが獲得できるかどうかが売り上げに大きく影響します。
よって、カートボックスが取りやすいFBAの方が圧倒的に有利なのです。カートボックスについて、ここで書き始めると、とんでもない記事の長さになるので、以下の記事を参考に学んでください。
ただし慣れてきたら少しずつ有料ツールを導入しよう
ここで紹介した方法は、あくまでもできるだけ固定費を抑えて実践する方法です。よって、長期的に稼ぐための方法ではありません。
この記事で紹介した方法でAmazon物販にリスクを抑えて挑戦し、可能性を感じたなら、徐々に有料ツールを導入していくことをおすすめします。
- 本格的にするなら小口プランは損
- 効率的なリサーチにはKeepaが必須
- 効率的な商品管理にはプライスターが必須
- 納品作業は必ず外注化する
それぞれ解説します。
本格的にするなら小口プランは損
上述した通り、Amazon物販には大口プランと小口プランがあります。
そして、それぞれのプランの違いはこちら。
小口出品 | 大口出品 | |
---|---|---|
料金 | 100円/商品 | 4,900円/月 |
販売個数 | 月49個まで | 月49個以上 |
APIツール | 利用できない | 利用できる |
制限カテゴリへの出品 | できない | できる |
このように、月間で50個以上の商品を販売するなら手数料を考えると大口プランの方がお得になります。
また、大口プランを利用することで、プライスターなどのツールをAmazonとAPIで連携させて利用することができるようになります。本格的にAmazon物販で稼ぐのであれば、小口プランから大口プランに変更しましょう。
効率的なリサーチにはKeepaが必須
この記事では、有料ツールであるあKeepaの代替ツールとして無料である以下のツールを紹介しました。
- ASINFetcher
- code2asin
- クイックショップ
- モノトレーサー
もちろんこれらは無料ですが、とても有益なツールです。
しかし、効率を最大限に高めてAmazon物販に取り組むのであれば、やはりKeepaは欠かせません。
この記事で紹介した無料のツールも活用しつつ、Keepaの導入も検討しましょう。Keepaのサブスク契約をして利用できる機能については、以下の記事で詳しく解説しています。
効率的な商品管理にはプライスターが必須
リサーチだけではなく、商品管理もAmazon物販では大切な作業の1つです。大切な作業ではありますが、お金を発生させる作業ではないので、事業主のあなたの貴重な時間を使ってやるべき作業ではありません。
そういった大切だけどお金を直接的に発生させない作業については、プライスターなどのツールを活用することで、圧倒的な効率化が実現します。
納品作業は必ず外注化する
FBMの場合、在庫は自宅にあります。売れたら、あなた自身が梱包してお客様の元へ届けますよね。FBAを利用するなら、これがAmazonの倉庫への納品作業に変わります。
ただし、この納品作業も大切ですがお金を直接的に発生させる作業ではありません。
よって、納品作業もできるだけ早く外注化すべきです。その時間を使ってリサーチをした方が事業主としては明らかに有意義ですからね。
ちなみに手前味噌ですが、納品代行サービスを探しているなら私のサービスがおすすめ。
- 安い
- 早い
- 丁寧
の三拍子が揃った最高品質の納品代行サービスですので、ぜひご検討ください。
ちなみに、そのほかの納品代行サービスは以下の記事で比較及び紹介しています。
【まとめ】固定費を抑えてリスク最小限でAmazon物販をスタートしてみよう
ということで、この記事では、Amazon物販を固定費0円で始める方法を解説しました。
この方法を活用すれば、Amazon物販を限りなくリスクを抑えてチャレンジすることができます。Amazonに興味があるけれど、固定費などが気になって一歩踏み出せない人は、この記事を参考に始めてみてはいかがでしょうか。
ちなみにAmazon物販には様々なノウハウがあります。
- 電脳せどり
- 欧米輸入
- 中国輸入
などが代表的です。
Amazon物販を始めるならまずは以下の記事を読んで基本を学んでみてください。
そして基本が学べたら、あなたがどの物販ビジネスに取り組みたいのかを決めます。
決めたら、ほかのノウハウのことは一旦忘れて全集中で取り組みましょう。そうすれば、Amazon物販で稼ぐことは難しくありません。
ちなみに、このブログでは欧米輸入を中心に紹介しているので、欧米輸入を実践してみたいという人は、以下の記事を参考に全体の流れをつかんでみてください。
よくある質問
最後によくある質問をまとめました。
- Amazon物販を始めるのに最低限必要な資金はいくらですか?
-
この記事で紹介した方法を使えば、理論上は0円から始めることができます。ただし、仕入れ資金や送料などの実費は必要になります。店舗せどりや電脳せどり最低限の資金としては、1万円程度から始めることも可能です。
- FBAとFBMの違いは何ですか?
-
FBA(Fulfillment by Amazon)はAmazonが在庫管理と配送を行うサービスで、FBM(Fulfillment by Merchant)は出品者自身が在庫管理と配送を行う方式です。FBAは手数料が高いですが、Prime対応や運営の手間が少ない利点があります。FBMは手数料が低いですが、自己管理の手間がかかります。
- 無料ツールだけでAmazon物販は成功できますか?
-
無料ツールだけでも始めることは可能ですが、効率や精度の面で限界があります。ビジネスが軌道に乗り始めたら、Keepaやプライスターなどの有料ツールの導入を検討することをおすすめします。
- Amazon物販で利益を出すまでにどのくらいの期間がかかりますか?
-
個人の努力や市場状況によって大きく異なります。早ければ1〜2ヶ月で利益が出始める人もいますが、通常は3〜6ヶ月程度の期間を見込んでおくのが良いでしょう。継続的な学習と実践が重要です。
- Amazon物販は副業として始めることは可能ですか?
-
はい、可能です。多くの人が副業としてAmazon物販を始めています。ただし、時間管理や在庫管理などに注意が必要です。FBMから始めて徐々にFBAに移行するなど、段階的に作業をツール化や外注化し効率を高めていきましょう。