「Amazonの新規アカウントを作りたいけど、住所は自宅を公開したくない…。」
「バーチャルオフィスの住所で申請したら、なぜか審査に通らなかった。」
「本人確認の審査、一体何を見られているの?」
そんな悩みを持っている人に向けて、この記事ではAmazonの新規出品者アカウントを作るときの、住所登録の正しい進め方を解説します。
結論から言うと、新規アカウント作成時にバーチャルオフィスの住所を使うと、審査に通りにくいのが現状です。
私が普段サポートしているクライアントさんの実例でも、同じ傾向です。
この記事を読めば、なぜ審査に通りにくいのか、そして自宅住所を公開せずに済ませる手順や、おすすめのバーチャルオフィス導入のタイミングまで、まとめてわかります。


結論|新規アカウント作成時はバーチャルオフィスNG、まず自宅住所で審査を通す


Amazonで新規に出品者アカウントを作るときは、まず自分の住所(自宅、もしくは自分の事務所)で申請するのが正解です。
タイミングごとに使うべき住所を整理すると、こうなります。
| タイミング | 使うべき住所 | 理由 |
|---|---|---|
| 新規アカウント作成時 | 自分の住所(自宅・事務所) | 本人確認書類と一致させ、審査を通すため |
| 審査通過後・運用が安定してから | バーチャルオフィスの住所 | 自宅住所を公開せずに運用するため |
審査を通すタイミングは自宅の住所、アカウントが無事に作成されたらバーチャルオフィスの住所に変更可能です。
バーチャルオフィス自体がNGなわけではありません。使うタイミングを間違えなければ大丈夫です。
なぜバーチャルオフィスの住所だと新規アカウントの審査でつまずきやすいのか


理由は難しい話ではなく、Amazonの審査の仕組みを知れば単純です。
新規出品者登録では本人確認書類の提出が必須で、Amazonはこの書類の記載内容と登録情報が一致しているかを、システムと人の目視の両方でチェックしています。
ここで住所が食い違っていると「本人確認ができません」という通知とともに再提出を求められ、対応が遅れればアカウント自体がなかなか開設できない事態にもなりかねません。
つまずきやすい背景は、主に次の3つです。
- 本人確認書類には自宅(今住んでいる場所)の住所が書いてある
- バーチャルオフィスの住所は当然、本人確認書類の住所とは異なる
- 住所の完全一致を求める審査は、ここ数年でさらに厳格になっている
順番に見ていきましょう。
本人確認書類には自宅(今住んでいる場所)の住所が書いてある
Amazonの新規出品者審査では、運転免許証やマイナンバーカードといった本人確認書類の提出が必須です。
これらの書類に記載されているのは、当然ながら自分が実際に住んでいる住所。
そしてAmazonは、登録した住所と本人確認書類の住所が一致しているかを厳しくチェックしています。
バーチャルオフィスの住所は当然、本人確認書類の住所とは異なる
バーチャルオフィスの住所は「バーチャル」「レンタル」などの文言が入っているわけではなく、見た目は普通の住所です。
ただし当然、本人確認書類に書かれている自宅の住所とは別の場所になります。
新規アカウントの登録時にこの住所を使うと、その時点で本人確認書類との不一致が生まれてしまうわけです。
「バーチャルオフィスだから弾かれる」のではなく、「本人確認書類と違う住所だから弾かれやすい」が正確な理解です。
住所の完全一致を求める審査は、ここ数年でさらに厳格になっている
Amazonの出品者審査は、不正出品や詐欺の防止を目的に年々強化されています。
住所表記のわずかな違い、例えば「4丁目777番地〇〇マンション505号室」と「4-777-505」のような表記ゆれだけでも、再提出や審査落ちの対象になるケースが報告されているほどです。
新規アカウントを作る段階は、Amazonからもっとも厳しい目で見られるタイミングだと考えておきましょう。


「最初は自宅住所を公開する」のはそんなに怖くない理由


「じゃあ最初は自宅住所がバレてしまうのか」と不安になった人もいるはずです。
ですが、そこまで心配する必要はありません。
Amazon物販を始めた出品者の多くが、最初の一定期間はこの状態を経験していますし、実際に住所を確認してくる購入者はごくわずかです。
ここでは、その理由と、気になる人向けの具体的な対策を2つ紹介します。
購入者がわざわざ特商法表記ページまで住所を見に来ることはほぼない
Amazonの特定商取引法に基づく表記は、出品者情報ページの奥にひっそりと存在しています。
実際にそこまで辿り着いて、住所を確認する購入者はほとんどいません。
最初の期間だけ自宅住所が表記されるとしても、実質的なリスクは限定的です。
FBAを利用しているならリスクはほぼない
そもそもAmazon物販を本格的にやっている人の多くは、すでにFBA(フルフィルメント by Amazon)を利用しています。
発送や返品の対応をAmazonの倉庫が代行するため、自宅住所が購入者に知られる場面自体がほとんどありません。
注意が必要なのは、自己発送で運用していて、なおかつ返送先を自宅に設定している場合だけです。
FBAを使っているなら、審査期間中の住所公開はほとんど気にしなくて大丈夫です。
バーチャルオフィスへの正しい切り替えタイミングと手順


審査を通過したら、いよいよバーチャルオフィスへの切り替えです。
ただし、通過した直後に急いで住所を変更すると、変更内容の再確認でまたAmazonから連絡が入り、余計な手間が発生することもあります。
切り替えのタイミングと、実際にセラーセントラルで行う手順を順番に見ていきましょう。
目安はアカウントが安定稼働し始めてから
審査に通ってすぐ切り替えるより、出品や販売の実績が少し積み上がってからのほうが安全です。
目安は、初回の注文が入り、出荷から入金までの一連の流れを一度経験してから。
この一巡を終えていれば、アカウントが問題なく機能している証拠になります。
セラーセントラルでの住所変更の具体的な手順
住所の変更自体は、セラーセントラルの画面から数分で完了します。
- セラーセントラルの「設定」から「出品用アカウント情報」を開く
- 「出品者情報」内の「会社情報」を選択する
- 「新しい住所を追加」から、名前・バーチャルオフィスの住所・電話番号を入力して送信する
ここで変更した住所は、購入者が見る特定商取引法に基づく表記には自動反映されません。
「設定」→「情報・ポリシー」→「出品者情報の内容」からも、同じ住所に修正しておく必要があります。
変更後に再審査が入ることもあるので、変更直後の数日は通知をこまめに確認しておきましょう。
ここまでくれば、あとは自宅住所を出さずに運用を続けられます。
切り替え後は特商法表記のルールも忘れずに


バーチャルオフィスの住所に切り替えたら、それで終わりではありません。
特定商取引法に基づく表記の部分で、2つのルールを守る必要があります。
ここを守らずに運用すると、Amazonのガイドライン違反だけでなく特商法違反にもなりかねないため、切り替えと同時に必ず確認しておきましょう。
- 表記している住所がバーチャルオフィスだと分かるように書いておく
- 購入者から開示請求があれば、遅延なく開示する
この2つを守れば、バーチャルオフィスの住所を特商法表記に使うこと自体は問題ありません。
表記の具体的な書き方や、開示請求への対応方法については、以下の記事で詳しく解説しています。


おすすめのバーチャルオフィスサービス


審査を無事に通過したら、いよいよバーチャルオフィス選びです。
選ぶ基準は、月額料金の安さ・運営元の信頼感・法人登記への対応の3つ。
とにかく安さを重視するなら月額550円の格安サービス、信頼感や法人登記も見据えるなら別のサービスが向いています。
Amazon物販に向いている3つのサービスの比較は、こちらにまとめています。


その中でも特にコストを抑えたいなら、月額550円の和文化推進協会が候補になります。


審査さえ通してしまえば、あとはコストと安心感のバランスで選べば大丈夫です。
まとめ|新規アカウントはまず自分の住所で


最後に、この記事の内容を振り返りましょう。
- Amazonの新規アカウント作成時は、バーチャルオフィスの住所を使うと審査に通りにくい
- 原因は、本人確認書類の住所と登録住所が一致しないこと
- まずは本人確認書類と一致する自分の住所(自宅・事務所)で登録する
- 審査を通過し、アカウントが安定してからバーチャルオフィスの住所に変更する
- 切り替え後は、特商法表記の2つのルールを守る
順番さえ守れば、自宅住所を不特定多数に公開せずにAmazon物販を続けられます。
まずは自分の住所で、落ち着いて審査を通すところから始めましょう。
私のクライアントさんも、この順番に変えてから審査で困ることがなくなりました。焦らず一歩ずつ進めましょう。
よくある質問


最後によくある質問をまとめました。
- 審査に落ちてしまったらどうすればいい?
-
登録住所と本人確認書類の住所が完全に一致しているか、まず確認してください。番地や部屋番号の表記が少し違うだけでも審査落ちの原因になります。自分の住所(本人確認書類と同じ表記)で再申請すれば通る可能性が高いです。
- すでにバーチャルオフィスの住所で登録してしまった場合は?
-
審査に通っているなら、そのまま運用して問題ありません。まだ審査待ち、もしくは審査に落ちている場合は、住所を本人確認書類と同じ自分の住所に変更してから再申請してみてください。
- 個人事業主でも同じ流れでいい?
-
はい、同じ流れで問題ありません。個人事業主の場合も、本人確認書類は代表者個人のものを提出するため、まずは自分の住所で審査を通すのが安全です。
- 法人名義でもバーチャルオフィスの住所は使える?
-
使えますが、考え方は同じです。まずは法人の登記住所や代表者の住所など、提出書類と一致する住所で審査を通してから、バーチャルオフィスの住所に切り替えるのが安全です。
- 住所変更後、また審査が入ることはある?
-
あります。住所などの重要情報を変更すると、Amazon側で再確認の審査が入ることがあります。変更直後の数日はセラーセントラルの通知をこまめにチェックしておきましょう。




