「交渉に挑戦したいけど、どのメーカーに声をかければいいの?」
「交渉する価値があるメーカーかどうか、どう見分ければいい?」
「アメリカのメーカーじゃないとだめ?」
ひこーる結論、交渉相手は「日本で売れているのに、日本に代理店がいないメーカー」です。売れている商品から探して、交渉する前に代理店と法律の2つを確かめれば、ムダ打ちがぐっと減ります。
この記事では、物販歴10年以上の私が、交渉できる海外メーカーの見つけ方と、リストにしてから連絡するまでの流れを解説します。
- 交渉相手にすべきメーカーの特徴
- 交渉相手の候補を見つける5つの方法
- 交渉する前に確かめる3つのこと
- リストができてから連絡するまでのコツ
交渉まで一緒に進めたい人は、ひこーるのコンサルで個別にサポートしています。
交渉相手は「日本で売れているのに、日本に代理店がいないメーカー」
交渉で狙うのは、日本で実際に売れているのに、日本に正式な代理店がいないメーカーです。
売れていなければ交渉しても意味がなく、代理店がいれば日本の代理店を紹介されて終わるからです。
- 並行輸入品しかない、売れている商品
- メーカー自身がAmazonで売っている商品
- 慣れてきたら狙いたい「日本未上陸」の商品
- アメリカ以外のメーカーも狙える
順番に見ていきましょう。
並行輸入品しかない、売れている商品
一番の狙い目は、Amazonで売れているのに、並行輸入品のページしかない商品です。
並行輸入品しかないということは、まだ正式に日本に入ってきていないということ。
- 日本では聞いたことがないメーカー・ブランド
- それでもAmazonでよく売れている(回転がいい)
- 出品しているのは並行輸入品のセラーばかり
こういう商品を見つけたら、交渉のチャンスです。
初心者のうちは、日本で売れている実績がある商品から始める方が、交渉も販売もずっとやりやすくなります。
メーカー自身がAmazonで売っている商品
メーカーが自分で日本のAmazonに出品している商品も、実は狙い目です。
海外のメーカーにとって、日本での販売は言葉や法律の手間が多く、本音では面倒に感じていることが多いからです。
そこに「日本での販売は私がやりますよ」と声をかけて、巻き込んでいくイメージ。
相手の手間を減らす提案は、それだけで聞いてもらいやすくなります。
慣れてきたら「類似品が日本で売れている未上陸の商品」
目利きができるようになってきたら、日本ではまだ売られていない商品も狙えます。
似た商品が日本で売れていれば、新しく入れても売れる見込みがあるからです。
| 段階 | 狙う商品 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 最初 | 日本で売れている実績がある商品 | 交渉が初めての人 |
| 慣れてきたら | 類似品が日本で売れている未上陸の商品 | 目利きに自信がついた人 |
最初から未上陸の商品を狙うと、売れるかどうかの読みが外れた時のダメージが大きくなります。
まずは実績のある商品で経験を積んでから、一歩ずつ広げていきましょう。
アメリカにこだわらない|中国・台湾のメーカーも狙える
欧米輸入というと、アメリカのメーカーにこだわる人が多いです。
でも、リサーチしていると中国や台湾のメーカーの商品もたくさん出てきます。
最近は新しい商品を作っているのが中国・台湾のメーカーということも多く、まだ日本に入っていないブランドなら十分に交渉する価値があります。
国ではなく、「売れているか」「日本に代理店がないか」で判断してください。
交渉相手の候補を見つける5つの方法


交渉相手の候補は、どこから探してもかまいません。
大事なのは、売れている商品からたどっていくことです。
| 探し方 | 見るところ |
|---|---|
| 日米Amazonの価格を比べる | 日本で売れていて、米国の方が安い商品 |
| 米国Amazonの売れ筋をKeepaで見る | 売れ筋ランキングを上から順に |
| eBayの売れ方を見る | よく売れている出品者やブランド |
| AIで海外の新しいブランドを調べる | 今アメリカで流行っているブランド |
| 欧米輸入ベースで絞り込む | 回転がよく、代理店がなさそうな商品 |
それぞれ解説します。
日米Amazonの価格を比べる・米国の売れ筋を見る
いつもの単純転売のリサーチが、そのまま交渉相手探しになるわけです。
日米のAmazonの価格を比べて利益が出る商品を見つけたら、そのメーカーも交渉候補としてメモしておきましょう。
Keepaで米国Amazonの売れ筋ランキングを上から見ていくのも有効です。
米国でよく売れていて、日本ではまだ並行輸入品しかない商品は、交渉候補の宝庫。


eBayやAIで、新しいブランドを見つける
eBayでよく売れている出品者やブランドを見るのもひとつの方法です。
メーカーの直販ストアや、まとめて卸している業者が見つかることもあります。
せっかくのAI時代なので、AIもフル活用しましょう。
「今アメリカで新しく流行っているアウトドアブランドは?」のように聞くと、候補のブランドがどんどん出てくるはず。
- 今アメリカで流行っている〇〇(ジャンル)のブランド
- 〇〇(ブランド名)に日本の正規代理店はあるか
- 〇〇(ブランド名)の卸売・販売代理店の問い合わせ先
交渉のメールも、AIを使えば翻訳や英文の作成は簡単です。
英語が苦手でも、交渉をあきらめる必要はありません。
欧米輸入ベースで、回転がよい商品を絞り込む
欧米輸入ベースは、単純転売のリサーチにも、交渉用の商品のリサーチにも、その後の商品管理にも使えるツールです。
絞り込み方しだいで、交渉向けの商品も探せます。
たとえば、回転がよく利益の出る商品に絞り込み、そこから日本に代理店がなさそうなメーカーを拾っていく使い方です。
メーカーのリストを作る機能も、今後ベースに追加していく予定です。


交渉する前に確かめる3つのこと
候補が見つかったら、連絡する前に3つのことを確かめます。
ここを飛ばすと、時間をかけて交渉しても売れない・売ってはいけない、ということになりかねないからです。
- 日本に代理店がいないか
- 法律的に売っていい商品か
- メーカーと一緒に卸業者もリストに入れる
1つずつ見ていきましょう。
日本に代理店がいないか
メーカー名やブランド名を、Googleや各種SNSで検索して、日本の代理店がないかを確かめます。
すでに日本に代理店があるメーカーに連絡しても、その代理店を紹介されて終わることがほとんどです。
- 「ブランド名 正規代理店」「ブランド名 日本」で検索する
- 日本語の公式サイトや公式ショップがないか見る
- SNSで日本向けのアカウントがないか見る
代理店がいるかどうかの細かい見分け方は、こちらにまとめています。


法律的に売っていい商品か
利益が出る商品でも、法律的に売れない商品を扱うとビジネスが回らなくなります。
交渉の前に、商品が次の法律に当てはまらないかを必ず確認してください。
| 商品の例 | 確認する法律 |
|---|---|
| Bluetooth・Wi-Fiなどの無線機器 | 電波法(技適) |
| コンセントにつなぐ電気製品 | 電気用品安全法(PSE) |
| 衣類・バッグ・プラスチック製品など | 家庭用品品質表示法 |
| 化粧品・サプリ・医療機器 | 薬機法 |
並行輸入品と法律の関係は、こちらでも解説しています。


メーカーと一緒に卸業者(ホールセラー)もリストに入れる
メーカーを調べる時は、そのブランドを扱っている卸業者(ホールセラー)もあわせて調べておきましょう。
メーカーに断られても、卸業者がOKしてくれれば、正規のルートで仕入れられるからです。
どうせリサーチするなら、メーカーと卸業者をまとめて調べて、両方に声をかけておくのが効率的です。
リストができたら|数は多いほどいい、でも同じ文面は送らない
交渉相手のリストができたら、できるだけたくさん連絡しましょう。
ただし、全員に同じテンプレートを送るのは逆効果です。
- 何社に連絡してもいい
- 相手を調べて、自分が入るメリットを伝える
- 最初から独占を狙わず、まとめ買いの交渉から
順番に解説します。
何社に連絡してもいい|交渉してなんぼ
「1か月に何社くらい連絡すればいいですか?」とよく聞かれますが、答えは「何社でもいい」です。
契約は交渉しないと取れないので、見つかるなら何十社でも何百社でも連絡していいと思います。



そんなにたくさん連絡して、返事は来るものなんですか…?



返事が来ないのは当たり前です。だからこそ数が大事。返事が来た数社とじっくり話を進めればいいんです。
断られた時の考え方や次の一手は、卸交渉を断られる理由と次の一手でくわしく解説しています。
同じ文面は送らない|相手を調べて、自分が入るメリットを伝える
メーカー名と商品名だけを変えたテンプレートのメールは、相手にすぐ見抜かれるもの。
熱意もやる気も伝わらないので、返事はほとんど来ません。
送る前に、相手の情報と日本の市場を調べて、自分が入ると何がよくなるのかを伝えましょう。
- 日本でどれくらい売れていて、どこで売られているか
- 今は並行輸入品しかなく、商品の価値が下がっていること
- 日本語の説明書をつけられる、Amazon以外の販路でも売れる、など自分ができること
メーカーの立場に立って、「どんなことを言われたらうれしいか」を考えながら書くのがコツです。
たとえば「似た商品は日本で売れているのに、あなたの商品はまだ正式に売られていない。きちんと売れば、あなたの商品ももっと評価されるはず」と伝えるイメージです。
そのまま使える交渉メールの文例や候補リストのひな形は、マニュアルの購入者とコンサルのクライアントさん限定の「交渉の実例・テンプレ集」で公開しています。
最初から独占を狙わず、まとめ買いの交渉から
いきなり独占契約を狙わなくても大丈夫です。
最初は「実際に商品を買って売れているので、まとめて安く買わせてください」という交渉でも十分です。
返事が来たら、相手の反応やタイミングを見ながら、少しずつ話を進めていきましょう。
取引の条件の決め方は初めての卸取引で決める条件、独占までの流れは独占販売権・代理店契約の取り方で解説しています。
交渉相手の見つけ方は分かっても、最初の数社はどう声をかけるか迷うものです。
私のコンサルでは、転売で基本を身につけたあと、メーカーや卸業者との交渉まで個別にサポートしています。
コンサルで受けられる主なサポートはこちら。
- 基本6か月のサポート(条件を満たせば最大12か月まで延長)
- ChatWorkでの質問とリサーチの添削
- メーカーや卸業者との交渉まで個別にサポート
- 更新され続けるオンラインマニュアル
- 欧米輸入ベースが参加から6か月無料
料金や参加条件は、コンサルのページでくわしく紹介しています。
まとめ|売れている商品からたどって、交渉できるメーカーを見つけよう
最後に振り返りましょう。
- 交渉相手は「日本で売れているのに、日本に代理店がいないメーカー」
- 候補は日米Amazonの比較・Keepa・eBay・AI・欧米輸入ベースから探せる
- 連絡する前に、代理店の有無と法律を必ず確かめる
- メーカーと一緒に卸業者もリストに入れる
- 数は多いほどいい。ただし同じ文面は送らない
交渉は、相手を見つけた時点で半分は終わっているようなものです。
いつものリサーチの中で、交渉できそうなメーカーを少しずつメモしていきましょう。



交渉はしないと始まりません。まずは1社、気になるメーカーに声をかけるところから始めてみてください。
交渉は、最初の一歩を踏み出すまでが一番大変です。
ひとりで進めるのが不安なら、まずはコンサルの内容を見てみてください。
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