「無料ツールって聞いたけど、設定が難しそうで不安」
「コードを書いたり貼り付けたりする作業があるんじゃないの?」
「APIキーって何?どこで手に入れるの?」
初めて使うツールのセットアップは、誰でも身構えてしまうものです。
この記事は、「ひこーるのAmazon電脳せどり自動リサーチシート」のセットアップ手順をまとめたガイドです。
結論、コードを書いたり貼り付けたりする作業は一切ありません。画面の指示通りにクリックしていくだけで完了します。
初期設定さえ済んでしまえば、あとは驚くほど簡単に使えます。
最初だけ少し面倒に感じるかもしれませんが、必ずあなたの電脳せどりのリサーチに役立つはずです。
この記事を読みながら、画像を見比べつつ順番に進めていってください。
- 事前に用意すべき4つのアカウント
- 自分専用のシートを用意する手順
- Keepa・楽天・Yahoo!のAPIキーの取得方法
- 実際に商品を登録して動作確認する手順
- うまく動かない時によくある原因


事前に用意するもの
このツールを使うには、事前に準備すべきアカウントが4つあります。
それぞれの登録方法は、このあと順番に解説します。
| サービス名 | 料金 | リンク |
|---|---|---|
| Googleアカウント | 無料 | アカウント作成 |
| Keepa APIキー | 有料契約・月額プランあり | keepa.com |
| 楽天アプリID・アクセスキー | 無料 | 楽天ウェブサービス |
| Yahoo!アプリID・Client ID | 無料 | Yahoo!デベロッパーネットワーク |
Keepa以外は無料で発行できます。
Googleアカウントは、おそらくほとんどの方がすでにお持ちだと思います。
Googleスプレッドシートが開ける状態であれば、そのアカウントをそのまま使って問題ありません。
今すぐ全部揃っていなくても、ツール自体は先にセットアップできます。
STEP1 自分専用のシートを用意する
このツールはGoogleスプレッドシートの「Google Apps Script」略してGASという仕組みを使って動いています。
マスターシートを「コピー」するだけで、自分専用のシートが作れます。
コードを書いたり貼り付けたりする作業は一切不要です。
おすすめの運用方法があります。
マスターシートをコピーしたら、そのコピーは「バックアップ用の原本」として保管しておき、実際に日々使うシートは、その原本からさらにコピーして作ってください。
原本を1つきれいな状態のまま残しておけば、作業用のシートが散らかっても、いつでもそこから新しいシートをコピーして最初からやり直せます。
1. マスターシートを開く
まずは以下のリンクからマスターシートを開き、コピーを作成していきます。
開いた時点では、まだ自分専用のシートにはなっていません。
コピーする操作は次のステップで行うので、ここでは開くだけでOKです。
「アクセスをリクエスト」のような権限付与を求める操作が出てくることがありますが、それとは別物なので押さずに進めてください。
ひこーるのAmazon電脳せどり自動リサーチシート【配布用マスターシート】
2. 「ファイル」→「コピーを作成」
スプレッドシートを開いたら上部メニューの「ファイル」→「コピーを作成」をクリックします。


3. コピーを作成する
「ドキュメントをコピー」というダイアログが出ます。
それぞれの項目は次の通りです。
| 項目 | どうする? |
|---|---|
| 名前 | そのままでも、自分の分かりやすい名前に変えてもどちらでもOK |
| 添付されているApps Scriptファイル | ツールの中身のプログラムのこと。スプレッドシートと一緒に機能もまるごとコピーされるので、そのままでOK |
| フォルダ | 特にこだわりが無ければ「マイドライブ」のままでOK |
| 同じユーザーと共有する・コメントをコピーする・解決済みのコメントを含める | 初めてコピーする場合はチェック不要 |
名前は変更してもしなくてもどちらでも構いません。
分かりやすくしたい場合は、名前の先頭に「【テンプレート】」のような目印を付けておくと、後で見分けやすくなります。


入力できたら、そのまま「コピーを作成」を押してください。
4. コピーが開いたら少し待つ
自分専用のシートが新しいタブで開きます。
数秒待つと、上部メニューバーに「電脳リサーチツール」という項目が自動的に追加されます。
これは、コピーと同時にプログラムも一緒にコピーされているためです。
表示されない場合は、ブラウザを一度リロードしてください。
「電脳リサーチツール」という項目が出てきたら、クリックしてみてください。
以下のような項目が表示されます。
これらの項目については、また別途詳しく解説するので、今はこのままで問題ありません。


5. 初回実行時の権限許可
メニュー「電脳リサーチツール」から「① 初期セットアップ」をクリックします。
この項目はシートの中身を作成・整備するための処理です。
初回だけGoogleの権限確認画面が出るので、順番に許可していきます。
まず「認証が必要です」というダイアログが出るので「OK」を押します。


Googleアカウントを選択すると「このアプリは Google で確認されていません」という警告画面が出ます。
これは自分がコピーしたシートに付属するスクリプトだからこそ出る、いつもの確認画面なので問題ありません。
もちろんコピーしたスプレッドシートを私の方で閲覧したり修正したりもできませんのでご安心ください。



知らない警告画面が出てくると、ちょっとドキッとしますね。
個人が作ったGASツールなら誰でも通る画面です。安心して次に進んでください。
左下の「詳細」をクリックすると下に説明が展開されます。
その中に出てくる、ツール名を含むリンクをクリックしてください。


アクセスできる情報の一覧が出ます。
左上の「すべて選択」にチェックを入れると、下の項目が全部チェックされます。
これらはすべて、スプレッドシートの読み書きや楽天/Yahoo!のAPIへの接続、完了通知メールの送信など、このツールの動作に必要な権限です。
チェックを入れて「続行」を押してください。




「続行」をクリックすると、先ほどのスプレッドシートの画面に戻ります。
スクリプトが実行され、「リサーチ」「設定」「仕入れリスト」「ASIN保管シート」の4つのシートが自動的に作られ、下のタブに並びます。
マスターシートをコピーした時点で、すでにこれら4つのシートのタブ自体は見えていることが多いです。
「① 初期セットアップ」は、その中身の列や設定項目を最新の状態に整える役割だと考えてください。
もし「リサーチ」「設定」「仕入れリスト」「ASIN保管シート」のいずれかのシートを誤って削除してしまっても、もう一度「① 初期セットアップ」をクリックすれば、無くなっている分だけ新しく作り直されます。
困ったときはぜひ活用してください。
なお、登録済みの商品データ自体を行単位で削除してしまった場合は、この操作では復元できません。


STEP2 APIキーを取得して入力する
権限の付与と初期セットアップが完了したら、次はデータ抽出に欠かせないAPIの設定を進めていきましょう。
「設定」シートのB列に、次の3つのキーを入力していきます。
取得方法を1つずつ説明します。
| 必要なもの | 取得先 | 料金 |
|---|---|---|
| Keepa APIキー | keepa.com | 有料・Starterプランで十分 |
| 楽天アプリID・アクセスキー | 楽天ウェブサービス | 無料 |
| Yahoo!アプリID・Client ID | Yahoo!デベロッパーネットワーク | 無料 |
Keepa APIキーを取得する
まずはKeepa APIを取得していきます。
このツールを動かすには必須ですので、利用する場合はかならずKeepa APIを契約してください。
Keepa APIはStarterプランで月額49€ほど発生します。
目安としては約8,800円です。
「高い」と思われるかもしれませんが、実はそれほど割高ではありません。
理由は、Amazon物販でほぼ必須と言われる通常のKeepa Proという有料サブスクリプションだけでも、月額19€ほどかかるためです。
目安は約3,400円です。
Keepa APIプランを契約すると、このKeepa Proの機能もまるごと含まれます。
実質的には「Keepa Pro相当の料金にプラス5,000円程度」でAPIも使えるようになる、というイメージです。
Keepa APIについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。


それでは、Keepa APIのアカウント作成・取得方法を紹介します。
keepa.com にログインし、アカウントメニューから「API Access」を開きます。


「PRICING PLANS」タブでプランを選び、「Subscribe to this plan」から契約します。
まずは一番安い「Starter」プランで十分です。


契約後、「YOUR ACCESS」タブに戻ると「Private API access key」という欄にAPIキーが表示されます。
これをコピーして「設定」シートに貼り付けます。


「設定」シートの「Keepa APIキー」の行、B2セルに貼り付けます。


楽天アプリID・アクセスキーを取得する
Keepa APIキーの入力が完了したら、次は楽天のAPIを準備します。
こちらは無料で使えるAPIです。
webservice.rakuten.co.jp、楽天ウェブサービスにアクセスし、楽天IDでログインします。
普段使っている楽天のアカウントがあれば、そのメールアドレスとパスワードでログインできます。
楽天のアカウントを持っていない場合は、まずアカウントを作成してください。


ログインができたら右上の「アプリID発行」から新規アプリ登録に進みます。
入力項目は以下の通りです。
| 入力項目 | 入力する内容 |
|---|---|
| アプリケーション名 | 任意の名前。例:せどりリサーチツール |
| アプリケーションURL | 任意のURL、空欄不可。実在するサイトかどうかは確認されないので、ブログ等を持っていない場合はXのプロフィールページやhttps://docs.google.com/などでもOK |
| アプリケーションタイプ | プルダウンから選択。「Webサービス/アプリ」など |
| 許可されたWebサイト | script.google.com。自分のサイトURLではない、必ずこの値 |
| アプリケーションの説明 | 空欄でも登録可 |
| データ利用目的 | 簡単に記入。例:商品価格リサーチのため |
| 予想QPS | 5などの小さい数字でOK |
| APIアクセススコープ | 「楽天市場API」にチェック |
| 画像認証 | 表示された文字を入力 |


「許可されたWebサイト」には、自分のブログやサイトのURLではなく、必ず script.google.com を入力してください。
このツールはGoogle Apps Script上で動くため、APIへのアクセスはGoogle側のサーバーから行われます。
自分のサイトURLを登録すると、あとで楽天APIがエラーを返す原因になります。
下にスクロールすると、表の残りの項目、データ利用目的・APIアクセススコープ・画像認証が並んでいます。
入力して「規約に同意して」を押します。


登録が完了すると「アプリ情報の確認」から一覧が見られます。
ここに表示される「アプリケーションID」が楽天アプリID、「アクセスキー」が楽天アクセスキーです。


「設定」シートの「楽天アプリID」「楽天アクセスキー」の欄に、それぞれ貼り付けます。




楽天Refererの欄、B5セルには、あらかじめ https://script.google.com/ が入力済みです。
登録した「許可されたWebサイト」と一致させる必要がある欄なので、変更しないでそのまま使ってください。
Yahoo!アプリID・Client IDを取得する
Yahoo!デベロッパーネットワークにログインし、「アプリケーションの管理」画面で「新しいアプリケーションを開発」をクリックします。
こちらもYahoo!のアカウントが必要です。
すでに持っている場合はそのまま使ってください。
持っていない場合は、ここで新規に作成してから進んでください。


入力項目は以下の通りです。
| 入力項目 | 入力する内容 |
|---|---|
| ID連携利用有無 | 「ID連携を利用しない」を選択 |
| 利用者情報 | 「個人」。法人の場合は「法人・個人事業主」 |
| メールアドレス | 登録済みのものが自動表示される |
| 個人情報提供先としての開示同意 | 「同意しない」でOK |
| 契約者住所の国または地域 | 「日本」を選択 |
| アプリケーション名 | 任意の名前、必須 |
| サイトURL | 空欄でも登録可 |
| アプリケーションの説明 | 空欄でも登録可 |
| 利用規約・ガイドライン等への同意 | チェックを入れる、必須 |
楽天よりもかなりシンプルな登録項目で、簡単に作成できます。
まずは「ID連携利用有無」「利用者情報」「メールアドレス」を確認します。


「個人情報の開示同意」「契約者住所の国」を選択します。


「アプリケーション名」「サイトURL」を入力し、利用規約に同意して「確認」に進みます。


登録完了後の「アプリケーションの詳細」画面に表示される「Client ID」が、Yahoo!アプリIDです。


「設定」シートの「Yahoo!アプリID・Client ID」の欄、B6セルに貼り付けます。


これでKeepa・楽天・Yahoo!ショッピング、必須3つのAPIキーがすべて入力できました。
必須3項目以外の任意設定
ここまでの3つ、Keepa APIキー・楽天アプリID/アクセスキー・Yahoo!アプリIDが必須項目です。
残りは空欄のままでも動くので、今すぐ入力しなくても構いません。
入力したくなったタイミングで、それぞれ以下の内容を参考にしてください。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 通知先メールアドレス | ASIN自動取得の完了・エラーを知らせるメール送信先。空欄なら通知しない |
| 楽天ポイント自己上乗せ分 | SPU等、自分の会員ランクによる上乗せ分をパーセントで入力。空欄なら0 |
| Yahoo!・PayPayポイント自己上乗せ分 | PayPay STEP等、自分の会員ランクによる上乗せ分をパーセントで入力。空欄なら0 |
| SKUパターン | プライスター用CSV生成時のSKU自動採番ルール。プルダウンから選択 |
| SKUに使う日付 | 登録日か最終更新日かをプルダウンから選択。登録日は固定、最終更新日は更新のたび変わる |


設定を保存する
入力できたら、メニュー「電脳リサーチツール」→「② 設定を保存」をクリックします。


クリックすると画面右下に「設定を保存しました」というトースト通知が出れば成功です。
STEP3 商品を登録してみる
ここまでのAPI設定が完了したら、しっかり動くかどうかを確認していきましょう。
まずは適当なASINをいくつか集めてください。
効率的な集め方が分からない場合は、以下の記事も参考にしてみてください。


ASINが集まったら、実際にデータを収集してみましょう。
メニュー「電脳リサーチツール」→「操作パネルを開く」をクリックすると、右側に常時表示のパネルが開きます。
一番上の「① ASIN/JANを登録」のカードで、以下の3ステップを行ってください。
| 手順 | 操作 |
|---|---|
| 1 | テキストエリアにASINまたはJANを改行/カンマ区切りで貼り付ける |
| 2 | 「商品状態」で「新品せどり」か「中古せどり」を選ぶ |
| 3 | 「登録実行」ボタンを押す |


「リサーチ」シートに登録したASINの商品情報が表示されれば成功です。
初回登録時、シート上部に「警告: 一部の数式で、外部関係者とのデータの送受信が行われようとしています」という黄色い帯が出ることがあります。
これは商品画像やKeepaグラフを表示するための数式が外部の画像を読み込もうとしていることによる、Googleスプレッドシート側の標準的な確認です。
右側の「アクセスを許可」を押せば、画像・グラフが正しく表示されるようになります。




このように商品情報が表示されれば、Keepa APIがしっかり稼働していることが確認できました。
これで初期セットアップは完了です。
お疲れ様でした。ここまで来れば、あとは実際に使いながら覚えていくだけです。
次は詳しい使い方を見ていきましょう。
うまく動かない時によくある原因
思うように動かない時は、まず次の4つを確認してみてください。
- 「設定」シートにAPIキーを入れたあと「② 設定を保存」を押し忘れている
- Keepa APIキーが未契約のまま「登録実行」を行っている。Keepaだけは有料契約が必須
- 楽天の「許可されたWebサイト」に自分のサイトURLを登録してしまっている。正しくは
script.google.com - コピー後に上部メニューへ「電脳リサーチツール」が出てこない。ブラウザをリロードすると出てくることが多い
まとめ
最後に、この記事の内容を振り返りましょう。
- コードを書いたり貼り付けたりする作業は一切なく、コピーとクリックだけで完了する
- マスターシートはバックアップ用の原本として残し、日々使うシートはそこからコピーする
- 必須のAPIキーはKeepa・楽天・Yahoo!の3つ
- Keepaだけは有料契約が必須で、それ以外は無料で発行できる
- 設定後は必ずASINを登録して動作確認する
セットアップが終わったら、日々の使い方は使い方ガイドページ、細かい疑問はよくある質問ページを参考にしてください。
あなたの電脳せどりのリサーチが、少しでも楽になりますように。
更新履歴
ツールに機能追加・不具合修正を行った際は、このページに更新内容を追記していきます。
マスターシートの中身が新しくなった場合、既にコピー済みの方は改めてこのページの手順でコピーし直すことで最新版に切り替えられます。
ただしコピーし直すと登録済みのデータは引き継がれないため、必要な分は先に「仕入れリスト」への移動やCSV書き出しで保存しておいてください。
更新情報はメルマガでもお知らせする予定です。
| 日付 | 更新内容 |
|---|---|
| 2026-08-11 | 初版公開。ASIN自動取得・楽天最安値/Yahoo!最安値の比較列・Amazon価格50%未満の自動除外など、現在の基本機能がひと通り揃った状態です。 |
関連記事








