MyUSを使っている人は、ほとんどアメリカの商品を転送することが目的のはずです。しかし実は、MyUSにはイギリス版があるということはご存知でしょうか?
しかも、MyUSに契約したなら追加料金なしで利用できます。
ヨーロッパ系のAmazonから仕入れたいと考えていた人には朗報かもしれません。
Amazon欧米輸入ではヨーロッパ系からも商品を仕入れるので、うまく活用すればお得に輸入できることも。
ということで今回は、MyUSイギリス版の概要と使い方を徹底解説します。

ちなみに記事後半では「なぜMyUSイギリス版を活用すべきなのか?」についても紹介しています。欧米輸入の攻略に必須の考え方なのでぜひ参考にしてみてください。
MyUSのアメリカ版の使い方はこちら。

MyUSイギリス版の概要

イギリス版MyUSを簡単にまとめるとこんな感じ。
- MyUSイギリス版はMyUS会員なら追加費用なしで使える
- 基本的な使い方はアメリカン版と同じ
- アメリカ版との違いとその他の注意点を解説
- イギリス版MyUSの転送料金の例を一覧にまとめました
それぞれ深掘り解説します。
MyUSイギリス版はMyUS会員なら追加費用なしで使える
すでにMyUSの会員のなら追加料金なしでイギリス版が利用できます。ログインするとこのように選択肢が表示されます。

基本的な使い方はアメリカ版と同じ
MyUSイギリス版の使い方は今までのアメリカ版との違いはありません。イギリスやヨーロッパのショップで仕入れた商品をイギリスのMyUS住所に指定して発送するだけでOKです。
MyUSの基本的な使い方を知らない人はこちらの記事をどうぞ。

アメリカ版との違いとその他の注意点を解説
ただしアメリカ版とイギリス版では少しだけ違いがあります。
MyUSの公式ブログの解説を参考に違いをリスト化しました。
- 送料割引とプロモーションオファーは対象外
- 写真撮影やパッケージの分割などのオプションに対応していない
- 実重量と容積重量換算が使われる
- アメリカとは違った関税や税金が発生する
- 返品に多少の制限がある
- 転送できない商品がある
こんな感じです。もう少し深堀りします。
送料割引とプロモーションオファーは対象外
アメリカ版ではVISAカードの利用で割引などのプロモーションがありました。これらが適用されないということですね。


どちらにせよ、今はアメリカ版もプロモーションがほとんどありません。
写真撮影やパッケージの分割などのオプションに対応していない
今はまだ写真撮影やサイズの確認、パッケージの分割、追加のパッケージ情報の提供などには対応していないようです。
実重量と容積重量換算が使われる
アメリカ版は実重量計算だけが採用されています。しかしイギリス版は容積重量換算も採用されます。
容積重量換算とはサイズを重さに換算して計算する方法です。
つまり軽くて大きな商品を仕入れる場合は通常よりも重く計算されることが多くなります。
例えばぬいぐるみのように軽いけど重い商品は損する可能性が高くなります。
アメリカとは違った関税や税金が発生する場合がある
アメリカでは発生しなかった税金が発生する可能性があります。
返品に多少の制限がある
返品が対応している商品はプリペイド返送ラベルが提出できる商品に限られているようです。
プリペイド返送ラベルとはショップ側が送料を負担する発送ラベルのことです。
Amazonに返送する場合はプリペイド返送ラベルを作成することができますね。


転送できない商品がある
転送できない商品はアメリカ版にもありましたがイギリス版にもあります。少しだけ内容が違うようなので注意が必要です。


上の表に日本は含まれてないので確認は必要ですが、基本的にはリチウム電池を含む商品、危険物、アルコール飲料、医療品などはNG。どうしても仕入れたいならMyUSに確認をしましょう。
転送料金の例を一覧にまとめてみた
転送料金はMyUS内の「SHIPPING RATE CALCULATOR」で確認することができます。今回は参考程度ですが、いくつかの例を挙げてみます。
重さ(kg) | サイズ(縦×横×高さ) | 金額 |
---|---|---|
10kg | 100サイズ(20cm×20cm×60cm) | 118.01ドル |
10kg | 160サイズ(50cm×50cm×60cm) | 257ドル |
20kg | 100サイズ(20cm×20cm×60cm) | 190.7ドル |
20kg | 160サイズ(50cm×50cm×60cm) | 257ドル |
30kg | 100サイズ(20cm×20cm×60cm) | 261.67ドル |
30kg | 160サイズ(50cm×50cm×60cm) | 261.67ドル |
50kg | 100サイズ(20cm×20cm×60cm) | 452.1ドル |
50kg | 160サイズ(50cm×50cm×60cm) | 452.1ドル |
なかなか50kg分が100サイズに収まることはないと思いますが、だいたいこんな感じです。アメリカ版と同様に多くなればなるほどgあたりの送料は安くなりますね。
イギリスで大量に仕入れが出来るなら使う価値あり
そもそも追加料金なしで使えるのでかなりお得なサービスです。イギリスから仕入れたい商品がたくさんあるなら十分に使う価値はありそうですね。
MyUSイギリス版の使い方を解説


Amazon.co.ukで購入した商品をMyUSのイギリス倉庫に送る方法を簡単に解説します。
流れはこんな感じ。
- Amazon.co.ukにイギリス版MyUSのアドレスを登録する
- 登録した住所に商品を発送する
- MyUSに到着した商品をいつもどおり処理する
特に難しいところはないと思います。それぞれ簡単に解説します。
Amazon.co.ukにイギリス版MyUSのアドレスを登録する
まずはAmazon.co.ukにイギリス版MyUSのアドレスを登録しましょう。






ここにイギリス版のMyUSの住所を入力します。入力方法は以下の画像を参考にしてみてください。


入力できたら下にある「Add address」をクリックすれば登録完了です。
登録した住所に商品を発送する
あとはいつも通り仕入れて、登録した住所に発送するだけです。


発送先住所が間違っていないかを確認しておきましょう。
MyUSに到着した商品をいつもどおり処理する
MyUSに商品が到着したら、いつもどおりの処理を進めましょう。


イギリス内で使えそうなショップをまとめてみた


最後にイギリスで使えそうな主なショップをまとめておきます。
- Amazon.co.uk
- eBay.co.uk
始めてでも気軽に使えるのはこの2つ。
Amazon.co.uk
まずは上でも紹介したAmazon.co.ukです。Amazon.comのイギリス版ですね。
仕入れも簡単なので、まだ使ったことがない人はぜひリサーチしてみてください。
簡単に仕入れが出来ますがライバルが少ないので以外に穴場だったりします。
私が作ったスプレッドシートを活用すれば、イギリスのデータも簡単に抽出できます。




eBay.co.uk
eBayのイギリス版ですね。イギリスから出品されている商品が多くあるのでこちらも使えると思います。
【まとめ】MyUSイギリス版を活用してライバルと差別化しよう!


ということで今回はMyUSイギリス版についてまとめました。基本的に普段利用しているアメリカ版と大きな違いはありません。
イギリスを含むヨーロッパ系のAmazonなどからまとめて転送したいと考えているなら活用できそうですね。
実際、私はイギリスのネットショップに交渉をかけて卸価格で仕入れています。



実はこれ結構重要な情報ですよ。
ライバルと差別化をするなら人がやらないことを積極的に取り入れることが必要です。
欧米輸入の王道はアメリカのAmazonやeBayからの仕入れです。しかし、仕入れ先はそこだけではありませんよね。
稼ぎたいのであれば、みんながやっていることではなくみんながやっていないことをやらなければなりません。
MyUSイギリス版はそんな「みんながやっていないこと」を手軽に手助けしてくれるサービスではないでしょうか。

