転送会社といえばMyUS。それくらいAmazon欧米輸入ではたくさんに人に使われています。
実際、MyUSは格安なのでAmazon欧米輸入で活用している人は多いのではないでしょうか?
しかし、すべてが英語表記なので理解できず困っている人も多いはず。私のところにもよく質問が届きます。
- Ion Battery Installed Stickersって何の手数料ですか?
- 急にStandard Item Processing Feeが発生したけど何?
- 手数料をできるだけ安くしたいけど方法ある?
などなど。ということで今回は、MyUSの手数料で困っている人に向けて9つの手数料をできるだけわかりやすくまとめました。
この記事では以下の順に解説しています。
- MyUSで転送するときに追加で発生する3つの手数料
- MyUSで特殊な依頼をすると発生する6つの手数料
MyUSの手数料で悩んでいるなら、この記事に答えが書いているのでぜひ参考にしてみてください。
この記事はMyUSで手数料を9つまとめて解説しています。
この記事でも解決しない場合は、直接MyUSに問い合わせてもいいと思います。
MyUSで転送するときに追加で発生する3つの手数料
まずは転送依頼をしたときに発生する主な3つの手数料について。
- Ion Battery Installed Stickers:4ドル
- Address Correction:8.99ドル
- Standard Item Processing Fee:1つにつき1.5ドル
それぞれ解説します。
Ion Battery Installed Stickers:4ドル
Ion Battery Installed Stickersはリチウムイオン電池が含まれる商品を仕入れた時に自動で発生する手数料です。
余談ですが、リチウムイオン電池は電気用品安全法に触れるものもあるので仕入れる時は注意が必要です。
リチウムイオン電池が含まれる商品が入っていると、「リチウムイオン電池が含まれる商品が入っている」というステッカーを貼るのに4ドルの手数料が自動で発生します。
Address Correction:8.99ドル
Address Correctionは宛名にあなたの管理番号を示す「Suite」が未記載の場合や間違った「Suite」が記載された商品がMyUSに到着したときに発生する手数料です。
もう少しわかりやすく説明すると、
- Amazon.comやeBayなどに登録している住所が間違っている
- 正しい住所を登録しているがセラー側が間違ったSuite、もしくはSuite未記載で発送した
このような場合に請求されます。
Suiteが未記載だとMyUSでは膨大なユーザーの中からあなたを見つけ出さなくてはいけません。
その手数料がAddress Correctionというものです。
宛名には必ずSuiteを記入しましょう。
Standard Item Processing Fee:1つにつき1.5ドル
Standard Item Processing Feeは商品点数が多い場合に発生する手数料です。
1品目ごとに計算されます。
例えば、同じ商品を100個まとめて仕入れたなら、それは1品目扱いなので手数料は発生しません。
100商品をバラバラの品目で仕入れて場合は下の基準の合わせて手数料が発生します。
転送の総重量 | 無料アイテム制限数 |
---|---|
1~5ポンド(約450g~約2.2kg) | 10 |
6~10ポンド(約2.7kg~約4.5kg) | 20 |
11~50ポンド(約5kg~約22kg) | 30 |
51ポンド以上(約23kg~) | 40 |
例えば、1回の転送で15kgの転送をする場合。無料で発送できる品目は30です。
品目が45個の場合は15個分がStandard Item Processing Feeの対象になります。つまり22.5ドルの手数料が発生します。
このように総重量と品目数によって手数料が変動します。
正直なところかなり面倒です。しかし発生するのは仕方がないので、うまく付き合っていきましょう。
Standard Item Processing Feeとの付き合い方については以下の記事に詳しくまとめています。
MyUSで特殊な依頼をすると発生する6つの手数料
次にMyUSで特殊な依頼をしたときに発生する手数料について。
- Inspect Package:7ドル
- Return to Sender:8ドル
- Split Package:15ドル
- Abandon Package:0ドル
- Request Advanced Photos:10ドル
- Basic Photos:2.5ドル
それぞれ解説します。
Inspect Package:7ドル
Inspect Packageは届いたパッケージの内容を詳しく確認してほしい時に利用します。
MyUSが提示している内容物とあなたが仕入れた内容物に相違があるときなどに使います。
ぶっちゃけ使うタイミングはそれほどないと思います。
届いているはずの商品がパッケージに含まれていない時は直接ヘルプから問い合わせる
たまに5個入っているはずのパッケージに4個しか入っていないときがあります。
そんな時はヘルプから直接問い合わせましょう。そもそも入っているはずの商品が不足しているのはMyUSの確認不足がほとんどです。
問い合わせると手数料を要求される可能性はありますが、「あなた達のミスでしょ?」と強気で対応すればOKです。
Return to Sender:8ドル
Return to Senderは返品する時に使用するオプションです。間違って仕入れてしまったときなどに利用します。
それなりに手数料が高いので返品するか、もしくは日本に輸入して中古で販売するかなど。
その時の状況に応じて判断しましょう。損失が一番少ない方法を選択すればOKです。
Split Package:15ドル
Split Packageはパッケージを分割する時に使います。
例えば、
- パッケージに2個商品が入っていて1個だけ返品したい場合
- パッケージに2個入っていて転送を別々に分けたい場合
など、何かしらのトラブルが生じたときなどにパッケージを分割したくなるタイミングがあります。
そんな時に使うのがこのオプションです。
つまり2個の商品のうち1個だけ返品したい場合は最低でも、
- Return to Sender:8ドル
- Split Package:15ドル
が必要なので要注意。
このことからも、トラブルがあった商品は一旦は日本に輸入してしまい、その後に返品したり中古で売ったりなどで処分した方が負担を少なくできる可能性が高いです。
Abandon Package:0ドル
Abandon Packageは商品を破棄する時に選択するオプションです。
このオプションに手数料は必要ありません。
例えば、輸入規制がある商品を間違って仕入れてしまった。しかしMyUSからショップに返送するにはReturn to Senderなどを使わなければならないので手数料が高すぎる。
総合的に考えて、破棄するのがベストな場合に活用します。
安い商品なら破棄が一番低コストで処分できる可能性が高いです。
Basic Photos:2.5ドル
Basic PhotosgはMyUSが撮影した簡易的な写真を見ることができます。
例えば、どの商品が届いたのかわからないときなどに利用するオプションです。
商品内容がわからないまま転送依頼をしてしまうとアンダーバリューをしてしまう可能性があります。
確実に商品を特定するときなどに使いましょう。
Request Advanced Photos:10ドル
Request Advanced PhotosはBasic Photosで特定できなかった場合に更に詳細の写真を依頼する時に使います。
Basic PhotosはあくまでもMyUSが商品を管理する時に撮影した簡易的な写真です。
なのでBasic Photosだけでは判断ができないことがたまにあります。
どうしても商品の特定ができない場合は、このオプションを使えば詳しい写真を撮影してもらえます。
おそらくほぼ使うことはありません。
【まとめ】MyUSの手数料を理解してムダな出費を抑えよう
ということで今回はMyUSの手数料をまとめました。
もう一度、9つの手数料をまとめます。
- Ion Battery Installed Stickers:4ドル
- Address Correction:8.99ドル
- Standard Item Processing Fee:1つにつき1.5ドル
- Inspect Package:7ドル
- Return to Sender:8ドル
- Split Package:15ドル
- Abandon Package:0ドル
- Request Advanced Photos:10ドル
- Basic Photos:2.5ドル
これらの手数料を知っておくだけでムダな出費を避けられます。知っているか知らないかだけなので、頭の片隅に入れておきましょう。
特に私たちが意識して対処できるのがStandard Item Processing Feeですね。