Amazon欧米輸入で単純転売をしている人は多いと思います。そのほとんどの人が悩んでいることに共通点があります。
それがこちら。
- すぐに価格競争に巻き込まれて思ったように利益が取れない
- 出品規制で出品できない商品が多い
この状況、かなり辛いですよね。しかし、少し視点をずらすだけで問題が解決できます。
それが「新規商品登録」で商品カタログを自分で作る方法です。
同じ単純転売でも、相乗り出品するのと新規商品登録をするのとでは、利益率に雲泥の差がします。多少面倒ではありますが、利益を求めるのであれば、ぜひ導入したい戦略の1つです。
新規商品登録にはたくさんのメリットもあるので、まだチャレンジしたことない人はぜひこの記事を参考に進めてみてください。
記事の後半では、新規商品登録に向いてる商品の見つけ方も紹介しています。ぜひ最後まで読んで、あなたの欧米輸入スキルを高めていってくださいね。
欧米輸入の転売系相乗り商品の現状を理解する
まずは、欧米輸入の転売系相乗り商品の現状を理解しておきましょう。
- 転売系の相乗り出品は規制が強化されつつある
- 相乗り出品すると価格競争に巻き込まれる
それぞれ解説します。
転売系の相乗り出品は規制が強化されつつある
既にプレイヤーの皆さんは気がついていると思いますが、Amazonでは少しずつ転売商品の相乗り出品の規制が強化されています。
今までなら出品できていた商品も、最近は規制の影響で出品できないということもよくあります。昨日まで出品できていたのに、今日いきなり規制がかかることもあります。このような現状に疲れ果てているセラーも多いのではないでしょうか。
私自身、コンサルをする上で、今でも転売商品を扱っていますが、それでも少しずつ規制が強くなってきてるのかなあと体感しています。全く稼げないわけではありませんが、私が始めた10年ほど前よりは確実に規制は強化されています。
あと数年は問題ないと思いますが、今後長期的にAmazonで稼ぎで行くつもりなら、この辺で一度立ち止まって、戦略を立て直す時期が来ているのではないでしょうか。
主な戦略例は以下です。
- 単純転売商品を新規出品登録する
- メーカーや卸業者から直接仕入れる
- 独占販売権を得る
- OEM商品に移行する
- 他の販路やビジネスに移動する
この記事では、単純転売商品を新規出品登録する方法を解説しています。
メーカーや卸業者から直接仕入れる方法や特性、販売券を得る方法、OEM商品に移行する方法については、別の記事で紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。
相乗り出品すると価格競争に巻き込まれる
相乗り出品のもう1つの問題点は加熱する価格競争です。
これはAmazonのシステム上、仕方がないことですがやはり価格競争に巻き込まれて、気持ちが良いものではありませんよね。ある程度の戦略を持って臨めばリスクを最小限に抑えて運用できますが、初心者セラーにとっては、価格競争の戦略はなかなか難しいと思います。
できれば、価格競争がない商品は扱いたと思っている人も多いのではないでしょうか。というか、ほとんどの人は価格競争なんてしたくないですよね。
こんな感じで、Amazon欧米輸入を含むAmazon物販で疲れ果てている人は多いと思います。そんな人におすすめしたいのが、今回この記事で紹介する「新規商品登録」を使った戦略です。
ここからは「新規商品登録」を導入すべき理由と、それでも残る懸念点、そしてその懸念を払拭するさらなる戦略方法をを包み隠さず解説します。
欧米輸入セラーが新規商品登録を戦略に導入すべき理由と懸念点
それではここからは欧米輸入セラーが新規商品登録を戦略に導入すべき理由と懸念点、さらにその懸念点をも乗り越える戦略も解説していきます。
- 単純転売の薄利多売価格競争からの脱却
- 売れる商品を見つける目利き力が必要
- カタログ作成能力も必要
- いつかはライバルに見つかって価格競争発生する
- 最終目標は独占販売権確保やOEMに移行
それぞれ解説します。
単純転売の薄利多売価格競争からの脱却
新規商品登録をすることで、薄利多売の価格競争から脱却できます。
理由はこちら。
- そもそも誰も販売していない
- 商品カタログが成長するまでライバルセラーに見つからない
- 出品者が少ないのでライバルセラーに見つかりにくい
- データがないからライバルは参入しにくい
このような理由から、新規商品登録した商品カタログは一定期間ライバルが相乗り出品をしてくる可能性が低いです。
これにより、あなたは独占販売ができます。商品の価格を決め、価格競争に巻き込まれることもないので高利益率で販売することが可能です。
単純転売で成功しているセラーは、この新規商品登録をうまく活用しているセラーが多い印象です。
このセラー、稼いでそうだな。
そう感じるセラーの商品リストを見てみると、なんでこんな商品販売しているんだろ?というような商品を扱っていることが多いです。これは新規商品登録をした商品を販売していることが多いです。
ちなみに、少し話は脱線しますが、そういったセラーは「売り切れていた商品」を掘り起こしてきて、独占販売していることも多いです。ちょっとしたテクニックを使えば「売り切れていた商品」だけのリストを作ることもできるので、そういったリサーチ法を取り入れていると思われます。
ヒントはこちらの記事に記載しています。
このように、普通の人がよくリサーチする商品だけを販売するのではなく、少しずらして運営していることがほとんどです。
売れる商品を見つける目利き力が必要
ただし、何でもかんでも新規商品登録をすれば良いというわけではありません。
相乗り出品の単純転売の場合は、Keepaなどのランキンググラフなどを参考に売れ行きをチェックし、仕入れ個数などを決定しますよね。
しかし、新規商品登録の場合はデータが全くありません。つまり、あなたの感覚や知識などの目利き力が必要になってきます。
同じ単純転売という括りではありますが、使うスキルが少し違うので、少し練習が必要かもしれません。
目利きができるあなたの得意ジャンルを掘り下げる
個人的に、新規商品登録を戦略に加えるのであれば、あなたの得意ジャンルから掘り下げてみると面白いと思います。
例えば、ガジェットが好きなら、ガジェット関係の商品を掘り下げてみましょう。好きなものは普段からネットで情報を集めたり本を読んだりして知識があると思います。
それにより、
この商品は日本で売ったら売れるんじゃないかな?
と思うことがあると思います。そういった感覚は非常に重要で、新規商品登録で成功するための鍵となります。
要は意識してリサーチしているのではなくて、自然に知識に入っているジャンルです。きっとあなたにも、何かしら好きなジャンルがあると思うので、そういったところから掘り下げて新規商品登録の参考にしてみましょう。
カタログ作成能力も必要
新規商品登録をするという事は、新しい商品カタログを作ると言うことです。商品カタログを見ているとわかると思いますが、売れている商品はたくさん工夫が盛り込まれています。
例えば、
- 商品タイトルの最適化
- 美しい商品画像
- わかりやすい商品説明
- 詳細なスペック情報
などなど、購入者が安心して購入できるように作り込まれています。商品カタログ作りを適当にやってしまうと、検索画面で上位に表示されず、全く売れないページになってしまいます。
そうなってしまうと、商品カタログを作った時間が無駄になり、仕入れた商品も売れず在庫が残ってしまうリスクがありますので、カタログ作成にも十分な時間と労力をかける必要があります。
ただし、心配しすぎる必要はありません。新規商品登録で商品カタログ作る方法については以下の記事で詳しく解説しています。こちらの記事を参考に1つずつ作っていけばきっと売れる商品カタログができると思います。
いつかはライバルに見つかって価格競争発生する
ここで新規商品登録の良い点を紹介してきましたが、もちろん悪い点もあります。
それが、いつかは見つかって価格競争が発生するということ。
いくら新規商品登録をしても、やはり転売商品は転売商品です。他のセラーが簡単に仕入れられる商品なのであれば、いつかはライバルセラーが相乗り出品してきます。これは、転売商品の宿命であり、限界でもあります。
そのため、転売商品で新規商品登録をするとしても常に新しい商品を見つけ続ける姿勢が必要です。
- 新規商品登録をする
- 高利益率で一定期間販売する
- ライバルが増えて利益率が下がってくる
- 新しい商品で新規商品登録する
- 以下ループ
このように、新規商品登録を繰り返し、新たな商品カタログを作成していくことで、安定した収益を確保できます。
ただし、既に存在する商品、カタログに相乗り出品するよりは、明らかに高利益率が確保できます。今よりも高い利益率を目指したいのであれば、新規商品登録のノウハウを導入する価値は間違いなくあります。
最終目標は独占販売権確保やOEMに移行
新規商品登録をすることで、単純転売の相乗り出品をするだけよりは確実に高利益率を狙える戦略です。しかし上でも紹介した通り、単純転売の域を超えない限り常に出品規制や価格競争の脅威に晒され続けています。
じゃあどうすればいいのかというと、上でも少し触れましたが、やはりビジネスのレベルを上げていく必要があります。
例えば、
- メーカーや卸業者から直接仕入れる
- 独占販売権を得る
- OEM商品に移行する
- 他の販路やビジネスに移動する
このように、転売から一つ上のステージに行くことで、Amazon物販のストレスや不満は解消されます。
単純転売は、誰でも簡単に始められるビジネスですが、競争が激しく長期的に安定した利益を得るのは難しいです。一方、新規商品登録や独占販売、OEM商品に移行することで、安定した利益を得ることが可能です。
長期的な視点でビジネスを成長させるためには、これらの戦略を導入することを検討してみましょう。
とはいっても、新規商品登録はAmazon欧米輸入にとって有効な戦略です。ここからは日本のAmazonに登録されていない商品の見つけ方をいくつか紹介します。
日本のAmazonに登録されていない商品の見つけ方
日本のAmazonに登録されていない商品の主な見つけ方は2つあります。
- ASIN不一致商品を見つける
- 海外サイトを手動でリサーチする
それぞれ簡潔に紹介します。
ASIN不一致商品を見つける
1つ目はASIN不一致商品を見つける方法です。ASINが不一致にはいくつかの原因があります。
- 別のASINで登録されている
- 該当の商品がそもそも登録されていない
この2つ目の「該当の商品がそもそも登録されていない」商品を見つければ、それは新規商品登録のチャンスです。
あなたの目利きで売れると反応するなら、商品を登録してみましょう。
ちなみに、効率よくASIN不一致商品を見つける方法は、私のマニュアル内で解説しています。ASIN商品のリサーチ方法以外にも、ブログで紹介していないテクニックをいくつか収録しているので、興味がある人は手に取ってみてはいかがでしょうか。
海外サイトを手動でリサーチする
ほとんどのセラーはkeepaなどのツールを使って、セラーリサーチなどのリサーチを活用していることが多いと思います。
つまり、この方法だとAmazonに登録されている商品以外を見つける事は困難ですよね。
だからこそ手動で、海外のサイトを巡回するのは非常に効果的です。特にAmazon.com以外のサイトをゆっくりと眺めてみましょうましょう。そのとき、まずはあなたが得意とするジャンルの商品を見ると効果的です。
いろんな商品を見てみて、これいいなと思った商品があれば、日本のAmazonに登録されているかどうかを確認してみましょう。もしも登録されていないのならチャンスかもしれません。
ちなみに、この方法をうまく活用すると、独占販売券の獲得にもつながります。
- まずは転売してみて売れ行きを確認する
- 想定通り売れるならデータをまとめる
- データをメーカーに開示して、日本の独占販売権を交渉する
この流れで進めれば、転売をメインにしながらも、独占販売権の獲得が目指せます。これにより長期的な安定収益が期待でき、さらにビジネスの成長を加速させることができます。
【まとめ】新規商品登録を活用して高利益率な物販を目指そう
ということで、今回はAmazon欧米輸入の新規登録で稼ぐ方法の概要を紹介しました。
いかがでしたか?単純転売の相乗り出品をメインに活動しているセラーからすると、新しい発見があったと思います。
何度もお伝えしている通り、Amazonの出品規制は少しずつ強化されています。おそらく今後もこの流れは続くと予想します。
つまり、今後Amazon欧米輸入含むAmazon物販で長く稼ぎ続けていくためには、単純転売だけではなく、新規商品登録や独占販売権の獲得、OEM商品への移行など、より高度な戦略を取り入れることが重要です。
これにより、価格競争や出品規制のリスクを減らし、さらにアカウントの停止や閉鎖のリスクを減らしながら、安定した収益を確保することができます。
ここまで、触れてきませんでしたが、転売ビジネスはAmazonの出品アカウントにとってリスクが大きいビジネスモデルです。即座に閉鎖ということはありませんが、小さな違反や警告が積み重なり、ボディーブローのように効いてきます。
Amazon物販で長期的に稼いでいくつもりなら、アカウントを大事に育ててくださいね。そしてもしもの時にはセラースケットが絶対に役立ちます。
セラースケットは全Amazonセラーに絶対に導入してほしいサービスです。もしまだ加入していなかったり、そもそも知らなかったりするなら必ず以下の記事もあわせてチェックしておいてください。
ぜひ今回紹介した新規商品登録の方法を活用して、高利益率な物販ビジネスを目指していきましょう。
よくある質問
最後によくある質問をまとめました。
- 新規商品登録をするメリットは何ですか?
-
新規商品登録をすることで、価格競争から脱却し、高利益率を確保することができます。独占販売が可能になり、商品カタログの成長によりさらに利益を拡大することができます。
- 新規商品登録に必要なスキルは何ですか?
-
売れる商品を見つける目利き力や、効果的な商品カタログを作成する能力が必要です。また、市場のトレンドを把握し、戦略的に商品を選定することも重要です。
- 新規商品登録をしても価格競争に巻き込まれることはありますか?
-
いつかはライバルセラーに見つかり、価格競争が発生する可能性はあります。ただし、新規商品登録を繰り返し行うことで、持続的に高利益率を確保することができます。単純転売を続けるのであれば、相乗り出品でも新規商品登録でもAmazonのシステムによりライバルは絶対に参入してきます。
- 転売商品の規制が強化されていると聞きましたが、どう対策すればよいですか?
-
転売商品の規制が強化されているため、新規商品登録や独占販売権の取得、OEM商品への移行など、ビジネスのレベルを上げることが重要です。
- 日本のAmazonに登録されていない商品を見つける方法は?
-
ASIN不一致商品を見つけたり、海外サイトを手動でリサーチする方法があります。特にAmazon.com以外のサイトを巡回し、得意ジャンルの商品を探すと効果的です。
- 新規商品登録で成功するためのコツは?
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あなたの得意ジャンルから商品を掘り下げてリサーチすることが重要です。また、商品タイトルの最適化、美しい商品画像、わかりやすい商品説明など、購入者が安心して購入できるカタログを作成することが成功の鍵です。