Amazon物販を始めたけどなかなか商品が売れない。
そんな悩みを持っている人、多いのではないでしょうか?
そんな人に質問したいのが、
カート獲得率はどれくらいありますか?
という質問。あなたはすぐに答えられますか?
おそらく、この質問にすぐに答えられないなら「カート獲得率」があなたの停滞の原因かもしれません。
そんなあなたに朗報。この記事では、
- カートボックスの概要
- カート獲得率の概要
- 公式で発表されている4つのカートボックス獲得条件と私の考察
- カートボックスが存在する意味
このような内容を詳しく解説しています。
- なかなか商品が売れない
- どうすればAmazonで稼げるかわからない
- カートボックスについて今よりも知識を増やしたい
そんな人にはピッタリな内容です。Amazon物販を攻略したい人は最後まで読まないと後悔するかも。
ちなみにカートボックスを獲得するには価格改定ツールが必須です。もしまだ使っていないなら、プライスターが最強です。
「プライスターって何?」という人はこちらの記事もどうぞ。
Amazonのカートボックスとは?カートを獲得しないと売れないと思え!
まずはAmazonのカートボックスの概要を解説します。
- カートボックスは商品ページを開いて一番最初に出てくる価格のこと
- カートボックス獲得=売れる確率が爆上がりの大チャンス
- カートを獲得できていないセラーはまとめて小さく表示される
- カートボックスは条件を満たしているセラーが交代で獲得している
- カートボックス獲得資格があるセラーの中でも序列が決まっている
それぞれ解説します。
カートボックスは商品ページを開いて一番最初に出てくる価格のこと
カートボックスについては、画像で見た方がわかりやすいと思うので、こちらをご覧ください。
商品ページを開いた時に表示されている赤枠で囲った部分がカートボックスです。
そしてここに表示されているセラーは1人だけです。
この商品の場合は「販売元 Amazon.co.jp」になっているのでAmazon本体がカートボックスを獲得しています。
Amazon以外のセラーが獲得しているとこのような表示になります。
- 出荷元:Amazon
- 販売元:業者名
になっていますよね。カートボックスを獲得すると、ここにあなたのショップ名が入ります。
ここにショップ名を表示させることを目指すゲームがAmazon物販です。
カートボックス獲得=売れる確率が爆上がりの大チャンス
あなたがお客様だとして考えてみてください。おそらくAmazonの仕組みを知らなければ、商品ページを開いてそのまま「カートに入れる」をクリックしてお会計に進むと思います。
ほとんどのお客様もそうです。
わざわざ小さく表示されている「新品&中古(◯)件の出品」をクリックして他のセラーの価格などを確認する人は少ないはず。
つまりカートボックスを獲得する=売れるポジションにいるということ。
逆にいうと、カートボックスを取らなければほぼ売れないと考えていいレベルです。
カートボックスを獲得することは、Amazon物販にとってそれだけ重要なことなんです。
カートを獲得できていないセラーはまとめて小さく表示される
じゃあカートボックスを取れていないセラーはどこにいるのか?
それがこちら。
下の方にまとめられてしまっています。ぶっちゃけわざわざここをクリックして他のセラーを見る人は少ないと思います。
この画像を見てわかる通り、カートボックスの価格(6400円)よりも安い6300円で販売しているセラーもいます。
それでもカートボックスを獲得していなければ、その他大勢にまとめられます。
どう考えても不利ですよね。
だからこそカートボックスを是が非でも獲得しないといけない。
カートボックスは条件を満たしているセラーが交代で獲得している
カートボックスは、カートボックスの獲得条件を満たしたセラーが交代で表示されます。
例えば、
セラー | 時間 |
---|---|
セラーA | 8〜10時 |
セラーB | 10時〜12時 |
セラーC | 12〜15時 |
セラーA | 15時〜18時 |
セラーB | 18時〜20時 |
こんな感じでカートボックス獲得条件を満たしているセラーが交代でカートボックスを獲得しています。
ただしカートボックス獲得率はかなり複雑で、こんなにキレイに割り振られているわけではありません。
上の表はあくまでもイメージです。
カートボックス獲得資格があるセラーの中でも序列が決まっている
カートボックスを獲得できる資格があるセラーが複数名いたとします。
しかしこれらのカートボックス獲得資格があるセラーは全く同じ比率でカートボックス獲得しているわけではありません。
例えば、
セラー | 時間 |
---|---|
セラーA | 50% |
セラーB | 30% |
セラーC | 10% |
セラーD | 15% |
セラーE | 5% |
セラーF | 0% |
こんな感じで、カートボックス獲得条件を満たしている中でも、カート獲得率は大きく変わります。
しかも、このカート獲得率の詳しい条件はAmazonにしかわかりません。完全にブラックボックスです。
すべてのカートボックス獲得要件が公開されているわけではないので、私たちセラーは試行錯誤するしかありません。
ちなみにカート獲得率を確認する方法はこちらの記事にまとめています。
公式で発表されている4つのカートボックス獲得条件とひこーるの考察
カートボックスについてはなんとなく分かったけど、じゃあどうやったらカートボックスが取れるの?
そう思う人も多いと思うので、ここからはAmazonが公表している条件をもとに、私の考察も交えながら紹介します。
- I.競争力のある価格を設定する
- II.より早くお届けできるオプションや配送料無料を提供する
- III.優れたカスタマーサービスを提供する
- IV.在庫を切らさない
それぞれ解説します。
ちなみにAmazon公式が解説しているカート獲得率についてはこちら。
I.競争力のある価格を設定する
簡単にいうと「他のセラーよりも安い価格に設定しましょう。」ということです。
正直なところ、低価格で出品することはかなりカート獲得率に影響します。
あとで解説しますが、FBAを利用してライバルよりも低価格で出品できればかなりの高確率でカートの取得が可能です。
利益を削ってでも早くカートを獲得して売りたいなら、価格を下げるのが手っ取り早い。
ちなみに競争力がある価格で出品し続けるためには価格改定ツールが必須。ぶっちゃけ手動で1つ1つ価格の設定をしていては時間がいくらあっても足りません。
おそらくほぼ100%のセラーが価格改定ツールを使っているので、あなたもAmazonで本気で戦うのであれば導入必須ツールです。
価格改定ツールはいくつかありますが、ひこーるはプライスターをを使っています。
II.より早くお届けできるオプションや配送料無料を提供する
Amazonには主に2つの出品方法があります。
出品方法 | 概要 |
---|---|
FBA | Amazonの倉庫に商品を預けて、売れたらAmazonの配送網を使って配送する方法 |
FBM(自己発送) | 自宅などで商品を保管して、売れたら自分で発送する方法 |
Amazonとしては、安心安全かつAmazonがいろいろとコントロールできるFBAを強く推奨しています。
基本的にFBAを使うことでカート獲得率が大きく上昇します。
例えば、FBAとFBMが混在する商品の場合、基本的にFBAがカートを獲得していることがほとんどです。
FBMがFBAを差し置いてカートを獲得するには、
- FBAよりも圧倒的に安い価格設定(10〜20%くらい安くしないと厳しい)
- 送料無料
- FBAと同等の配送スピード
などが要求されます。これらのことからも、Amazon物販で稼ぐなら基本的にFBA利用が推奨されます。
III.優れたカスタマーサービスを提供する
ザックリしていますが基本は、
- 注文不良率
- キャンセル率
- 出荷遅延率
「などで、他の指標も評価の際に考慮します。」と記載があります。
つまり指標はこれだけではないということ。結局のところかなり不透明なんです。
あと、上の指標に関しては、FBAを使っていればほぼ関係のないものばかりです。
となれば、おそらく他の要素も関係してくるはず。関係がありそうなのがこちら。
- 出品者評価数
- 高評価数と低評価数
出品者評価数や評価の高さはお客様からのダイレクトな声ですよね。
つまりこの評価が著しく低かったり少なかったりするとカートボックス獲得率に影響すると考えられます。
カートボックス獲得を考えるなら出品者評価数にも気をつけたほうがよさそうですね。
そして悪い評価が付いたら消す努力も必要にです。
IV.在庫を切らさない
最後は在庫についてです。
在庫切れもカートボックス獲得の指標に入っているようです。よって、基本的には在庫を切らさないようにしなくてはいけません。
リピート仕入れが可能なら、リードタイムなどを考えて在庫切れを起こさないように納品プランを立てましょう。
リピートできない商品なら、売れたらすぐに出品を取り消しましょう。アカウントから抹殺しておきます。
ちなみにリピートしない商品は放置しておいてもいいことがありません。
例えば、
- 在庫を切らしているので全体のカート獲得率に影響する可能性がある
- 知的財産権の侵害などでアカウントに傷がつく可能性がある
出品中は問題なかったとしても、出品後そのまま放置していることで知的財産権の侵害などに巻き込まれる可能性があります。
出品を取り消しておけば無駄に巻き込まれることを防げるので、リピートしないなら定期的に出品を取り消しておきましょう。
これらはあくまでも指標の一部
Amazonのページ上にはこんな感じで記されていますが、これらの指標の一部に過ぎません。
実際、
- 他の指標も評価に考慮します
- ショッピングカートボックスの獲得資格を取得しても、ボックスの獲得が保証されるわけではありません
- 獲得する確率を上げるためにできることを紹介
などの文章も記載されています。
あくまでもこれらは「カートボックスを獲得する確率を上げるためにできること」の一部だと判断できます。
これら以外にも指標があるはずなので、実践の中で考察しながら進めるしか方法はありません。
【重要】カートボックスが存在する意味を理解する
カートボックスを理解するにはAmazonのビジネスモデルを理解する必要があります。
これを理解していると、なぜカートボックスがあってなぜ価格競争が発生するのかも理解できるはずです。
- Amazonのビジネスモデルを理解する!Amazonは商品が売れた手数料で稼ぐ会社
- 同一商品を1つのページにまとめることで出品者に競争を促す
- Amazonで勝ち抜く唯一の方法はAmazonに気に入られる出品者であり続けること
それぞれ解説します。
Amazonのビジネスモデルを理解する!Amazonは商品が売れた手数料で稼ぐ会社
Amazonの主な収入源は商品が売れるたびに入ってくる手数料です。だいたい8~15%程度の手数料を商品が売れるたびに徴収しています。
例えば、あなたがAmazonでCDを販売したとしましょう。AmazonのCDの販売手数料は15%です。3,000円で販売したCDが売れれば、その15%の450円がAmazonの収益になります。
たとえ、商品の価格が下がったとしてもAmazonからすれば関係ありません。もちろん手数料は下がりますが、赤字になることは絶対にあり得ませんよね。
であれば、Amazonからすればどれだけ出品者が苦しかろうと売れればいいのです。
商品が売れれば、それだけAmazonはたくさん稼げるので。
これがAmazonのビジネスモデルです。これを理解することがかなり重要。
同一商品を1つのページにまとめることで出品者に競争を促す
例えば楽天市場とかYahoo!ショッピングってお店ごとに商品ページがありますよね。
全く同じ商品でも別々の商品ページとして表示されます。こんな感じですね。
赤枠で囲っている商品は全て同じ商品です。対してAmazonはこちら。
上でも解説したように、1つの商品に対して複数の出品者が出品する形式です。
そして、ここからカートボックスのシステムが効いてきます。カートボックスを取得するには最低でも以下の条件を満たさなければなりません。
- I.競争力のある価格を設定する
- II.より早くお届けできるオプションや配送料無料を提供する
- III.優れたカスタマーサービスを提供する
- IV.在庫を切らさない
そうです。
FBAのシステムを使って、他のセラーよりも安く出品しないとカートが取れないんです。
もう少しシステムの流れをわかりやすくまとめます。
- FBAのシステムを使って、他のセラーよりも安く出品しないとカートが取れない
- FBAシステムを使う=手数料が取れるし、在庫のコントロールもしやすい
- カートを取らないと売れないから出品者は値下げせざるを得ない
- お客様にはAmazonは安いという印象を与えられる
- Amazonはノーダメージで手数料とブランド力を手に入れることができる
これがAmazonです。
ぶっちゃけAmazonからすれば出品者なんて掃いて捨てるほどいます。
よって私もあなたも使い捨ての駒のようなもの。
しかしAmazonのブランド力があるからこそ、私たち出品者が稼げるのも事実です。
これを理解していればAmazonで稼げる道筋が見えてきます。
Amazonで勝ち抜く唯一の方法はAmazonに気に入られる出品者であり続けること
ここまででAmazonのビジネスモデルとカートボックスについてある程度理解できたと思います。
ここでもう一度、Amazonのカートボックス獲得条件とその捉え方を見ていきましょう。
解釈方法 | |
---|---|
I.競争力のある 価格を設定する | できるだけ安くしてたくさん売れ! そしてお客様には「Amazonは安い!」という印象、 Amazonには手数料をいっぱい落とせ! |
II.より早くお届けできる オプションや 配送料無料を提供する | FBAを使って手数料をいっぱい落とせ! |
III.優れた カスタマーサービスを 提供する | Amazonの印象を悪くするな! お客様に常に気持ちよく買い物をしてもらえ! |
IV.在庫を切らさない | 在庫を切らしたらAmazonの評価が下がるからすぐに補充しろ! Amazonを見れば、いつでもなんでも揃うという印象をお客様に与えろ! |
あえて言葉を悪く書きましたが、Amazonが言いたいことはこれだと私は考えています。要は圧倒的なお客様ファースト。
お客様ファーストは結局Amazonの評価に直結するので、詰まるところ「最強のAmazonファースト」ということです。
Amazonという会社が儲けるためにやっているビジネスなので当然です。
これくらいしないと世界のトップには立てません。
逆にいうとこれくらいAmazonがやってくれているからこそ、Amazonというネットショップの認知度が高く、私たちセラーも稼がせてもらうことができます。
だから私たちがAmazonで稼ぐには、
- 誰よりも安く出品する
- FBAを使う
- お客様が不満に感じないカスタマサービスを提供する
- 在庫を切らさないように常に補充する
- 高評価のセラー評価をたくさん集める
- 正しい商品を販売する
お客様に不安や不満を与えないビジネスをすれば問題ありません。これを理解しておけば、カート獲得は難しくないはずです。
【まとめ】Amazonのカートボックスを獲得はAmazon攻略の必須条件!
ということで今回はAmazonのカートボックスの概要とカートボックスを獲得するための考え方について解説しました。
いかがでしたか?参考になる部分も多かったのではないでしょうか?
もう一度簡単にまとめると、
- カートボックスは商品ページを開いて一番最初に出てくる価格のこと
- カートボックス獲得=売れる確率が爆上がりの大チャンス
- カートを獲得できていないセラーはまとめて小さく表示される
- カートボックスは条件を満たしているセラーが交代で獲得している
- カートボックス獲得資格があるセラーの中でも序列が決まっている
これがカートボックスの概要です。
そしてカートボックスを獲得するための条件としてAmazonが公式に発表しているのがこちら。
- I.競争力のある価格を設定する
- II.より早くお届けできるオプションや配送料無料を提供する
- III.優れたカスタマーサービスを提供する
- IV.在庫を切らさない
そこに私の見解を入れたのがこちら。
解釈方法 | |
---|---|
I.競争力のある 価格を設定する | できるだけ安くしてたくさん売れ! そしてお客様には「Amazonは安い!」という印象、 Amazonには手数料をいっぱい落とせ! |
II.より早くお届けできる オプションや 配送料無料を提供する | FBAを使って手数料をいっぱい落とせ! |
III.優れた カスタマーサービスを 提供する | Amazonの印象を悪くするな! お客様に常に気持ちよく買い物をしてもらえ! |
IV.在庫を切らさない | 在庫を切らしたらAmazonの評価が下がるからすぐに補充しろ! Amazonを見れば、いつでもなんでも揃うという印象をお客様に与えろ! |
これを理解してAmazon物販ビジネスに取り組めば、Amazonに気に入られカート獲得率が上がりビジネスが成功に近づくはずです。
とにかく、Amazonで売るならAmazonに気に入られる出品者になろう。
それがAmazon攻略のポイントです。
そのためには、
- 競争力のある価格を維持し続ける
- FBAを利用する
- お客様対応は本気でする
- 在庫は常にフレッシュに
このあたりが意識できていれば、自然とカート獲得率が上がりビジネスが良い方向に進んでいきます。
そして競争力を維持し続けるためには、価格改定ツールが必要不可欠で、そのトップに君臨しているのがプライスターです。
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