プライスターの「CSVファイルで在庫編集」の正しい使い方、知っていますか?
もし、少しでも不安があるという人は、この記事を最後まで読む価値があります。この「CSVファイルで在庫編集」を使えば、何商品の編集でも2分もあれば一括で商品情報が編集できます。
例えば、
- 仕入れ値を一括で編集したい
- 赤字ストッパーを一括で編集したい
- 高値ストッパーを一括で編集したい
- 価格の自動追従設定を一括で編集したい
こんな時ありませんか?
こんな時に便利なのが今回紹介する「CSVファイルで在庫編集」という機能です。
「CSVファイルで在庫編集」を使いこなせるか使いこなせないかで効率は大きく変わってきます。もしも上述の作業を1つ1つ手動でやっているなら、間違いなく効率UPできるので、ぜひ最後まで読んであなたのスキルにしましょう。
ちなみにプライスターのその他の機能は全て以下の記事にまとめています。プライスターのその他の機能についても学び、効率を高めたいなら、この記事とあわせて以下の記事もご覧ください。

プライスターから現在出品している在庫の一覧をダウンロードする方法

まずはプライスターから在庫データのダウンロードの方法についてです。「CSVファイルで在庫編集」のページを開くとダウンロードすることができます。
- 上部のタブにある「在庫」にある「CSVファイルで在庫編集」をクリック
- 「現在庫ファイルをダウンロード」をクリック
- ダウンロードされたファイルを開く
以上の流れです。それぞれ画像付きで解説します。
上部のタブにある「在庫」にある「CSVファイルで在庫編集」をクリック
プライスターの上のタブにある「在庫」の中にある「CSVファイルで在庫編集」をクリックします。

「現在庫ファイルをダウンロード」をクリック
「CSVかんたん在庫編集」という画面が表示されます。「現在庫ファイルをダウンロード」という表示があるのでクリックしましょう。

これで出品中の商品リストが一括ダウンロードできます。
ダウンロードされたファイルを開く
ダウンロードされたファイルを開いてみましょう。そうすると、あなたの商品リストが表示されるはずです。


ここからは編集したい部分を選択して、データ上書きしていきます。
「CSVファイルで在庫編集」で一括編集できるデータ一覧|6項目を一瞬で変更可能


「CSVファイルで在庫編集」で一括編集できるデータは6項目あります。
- price|出品価格
- cost|仕入価格
- akaji|赤字ストッパー
- takane|高値ストッパー
- conditionNote|状態説明文
- priceTrace|価格の自動変更
それぞれ意味を解説します。
price|出品価格
そのままですが、商品の価格です。商品価格を変更したいときに、こちらの数字を上書きできます。
注意点としては、価格追従設定をしている場合は、変更しても意味がないということ。変更しても、すぐに追従の設定が上書きされます。
価格の変更をしたい場合は、追従設定をオフにしてから変更しましょう。
cost|仕入価格
仕入れ値を入れる項目です。商品の仕入れ価格や送料、その他手数料などを計算して入力しておくと粗利計算に役立ちます。正しく入力することで、棚卸しなどにも使えます。
毎月の棚卸しや年末の棚卸しなどにも役立つので必ず入力しておきましょう。仕入れ価格を入れておくことで、プライスター上の粗利や利益率なども正しく表示されます。



物販をする上で、数字は最も重要な項目なので入力しておくことをオススメします。
akaji|赤字ストッパー
赤字ストッパーの設定ができます。赤字ストッパーを1商品ずつ設定すると途方もない時間が必要になります。
よって、まずは仕入れ値から一定の割合をかけた数字を設定しておきましょう。例えば、すべての商品で「仕入れ値× 1.1倍」と設定をする場合。仕入れ値が1,000円なら赤字ストッパーは1,100円ですね。
このように設定したい場合は、ExcelのSUMを使ってcostの1.1倍を入力すればOK。
ただし、この方法だと意図しない設定になってしまう場合もあります。それを避けるためにも、一旦は一括で設定しておき、後から必要な商品だけ手動で変更することをおすすめします。


takane|高値ストッパー
高値ストッパーを設定の設定ができます。高値ストッパーとは商品価格が高くなりすぎないようにする項目です。
例えば、価格追従をしていて、ライバルが急に値段を上げたときに価格が高くなりすぎるとカートが取れなくなります。カートが取れなくなると、売れる可能性も低くなるので避けたいところ。
そういった時に使うのが高値ストッパーです。


カートが取れなくなる理由はこちら。


conditionNote|状態説明文
コンディションの説明が入力できます。コンディション説明は新品の場合は基本的に入力不要です。どうしても新品でも定型文を入れたい場合は、「出品コメントを設定(FBA)」に入力しておくと便利です。
該当のカテゴリとコンディションに登録しておけば、商品登録時に自動で適用されます。




priceTrace|価格の自動変更
価格の追従設定が変更できます。それぞれの追従モードに、数字が割り当てられています。
- 0:価格の自動変更はしない
- 1:FBA状態合わせ
- 2:状態合わせ
- 3:FBA最安値
- 4:最安値
- 5:カート価格
- その他:オリジナルを選択している場合は個別の数字
あなたの戦略に合わせて追従モードを選択しましょう。デフォルトの追従モードで満足できないならオリジナル設定を作成することも可能です。方法は以下の記事にまとめています。


現在庫のデータを一括で編集する方法|例として赤字ストッパーを変更


それでは在庫の編集を実際にやっていきましょう。今回は例としてExcelを使い赤字ストッパーを変更する流れを紹介します。Googleスプレッドシートでも編集可能です。
Googleスプレッドシートで編集した場合は、CSVファイルとしてエクスポートしましょう。
- データの項目を確認する
- 必要なデータを上書きして保存する
- プライスターに編集したデータをアップロードする
それぞれ解説します。
データの項目を確認する
まずは変更したいデータの項目を確認しましょう。今回は赤字ストッパーなのでG列の「akaji」です。


必要なデータを上書きして保存する
赤字ストッパーに仕入れ価格の1.1倍を設定するとしましょう。仕入れ価格の1.1倍なので、仕入れ価格の金額を使ってセルを設定していきます。仕入れ価格はF列に記載されているので「=F◯*1.1」で計算が可能。
◯の部分には行の番号が入ります。
例えば3行目なら=F3*1.1といった感じですね。
ちなみに1.1倍にする理由はこちらの記事が参考になると思います。


計算された数値がG列に反映される
計算をするとG列に1.1倍の数値を反映します。そのままだと小数点以下も表示されているので「セルの書式設定」から小数点以下を消しておきます。「表示形式」の「数値」を選択します。


これできれいな数字に整います。あとは他の商品の行にも反映させれば一括で変更が完了します。
その他も必要であれば設定をして、すべての設定が完了すれば保存しましょう。保存をするとき、以下のようなメッセージが表示される場合があります。


問題ないので「はい」をクリックしてデータ保存します。今回は赤字ストッパーの設定を変更しました。



他の設定を変更したい場合は、それぞれの設定をあなたなりに変更してみてください。
プライスターに編集したデータをアップロードする
保存したファイルをプライスターにアップロードしましょう。先ほどデータをダウンロードしたページに「CSVアップロード」という項目があります。ここをクリックして、編集したデータを選択しアップロードしましょう。


正常にデータのアップロードが完了すれば、このような表示されます。


これでデータの編集は完了です。
よくある質問


最後によくある質問をまとめました。
- CSVファイルの編集にExcelは必須ですか?
-
いいえ、必須ではありません。ExcelもしくはGoogleスプレッドシートどちらでも編集可能です。Googleスプレッドシートで編集した場合は、最後にCSVファイルとしてエクスポートする必要があります。
- 一度に編集できる商品数に制限はありますか?
-
いいえ、制限はありません。何商品でも一括で編集することが可能です。2分程度あれば編集作業を完了できます。
- 編集したデータを間違えた場合はどうすればいいですか?
-
再度正しいデータでCSVファイルを作成し、アップロードし直すことで上書き更新が可能です。
- どのような項目が編集できますか?
-
価格設定、在庫数、赤字ストッパー、高値ストッパー、価格追従設定など、CSVファイルに含まれる項目であれば編集可能です。
- アップロード時にエラーが出た場合はどうすればいいですか?
-
CSVファイルの形式が正しいか、必要な列が削除されていないか確認してください。また、数値を入力する項目に文字が入力されていないかなども確認しましょう。
【まとめ】「現在庫のダウンロードと編集」を使えば何商品でも一括で編集できる


ということで、今回はプライスターを使って出品している商品の情報を一括編集する方法を紹介しました。この記事で紹介した方法を活用すれば、今まで時間がかかっていた作業も一瞬で終わると思いませんか?
プライスターを使っているけど、まだまだ活用できていないという人はぜひ活用してみてください。
まだプライスターを使ったことがないけど、こんな機能を使ってみたいなと思った人は、30日間無料で利用できるので試してみましょう。
プライスターをもっと使いこなしたいという人は以下の記事もあわせてどうぞ。


プライスター以外の効率化ツールはこちら。

