MyUSで転送するとき、突如現れるのが「Standard Item Processing Fee」です。
これってなんの手数料?
と思う人も多いはず。
結論からお伝えすると、Standard Item Processing Fee貨物の重量の応じて、無料品目数以上を転送する場合に発生する手数料のことです。要は重さに対して商品点数が多い場合に請求される手数料です。
ちなみに手数料は1品目あたり1.5ドルです。
この手数料を甘くみていると想像以上の手数料が発生します。
ということで、この記事ではMyUSで請求されるStandard Item Processing Feeにの概要と、この手数料を発生させないためのコツをわかりやすく解説しています。
MyUSを利用しているすべての人に参考になる内容に仕上げました。
そのほかのMyUSの手数料については以下の記事にまとめています。
そもそもMyUSのStandard Item Processing Feeとは|概要と確認方法
まずはStandard Item Processing Feeの概要を確認していきましょう。
- Standard Item Processing Feeとは
- Standard Item Processing Feeでカウントされるのは商品数ではなく品目数
- Standard Item Processing Feeの発生状況を確認する方法
- Standard Item Processing Feeが発生する基準をグラフにまとめてみた
それぞれ深掘りします。
Standard Item Processing Feeとは
Standard Item Processing Feeとは貨物の重量の応じた無料品目数以上を転送する場合に発生する手数料のことです。
もう少し分かりやすく解説します。
例えば、1回の転送の合計重量が10ポンドの貨物なら20品目までは手数料が無料。しかし21品目からは1品目あたり1.5ドルの手数料が発生する。
という手数料のことです。
つまり、MyUSが定める基準の重さに対して商品点数が多すぎると手数料が発生するということです。
この基準を理解していないと、想定以上の手数料が発生するので絶対に理解しておきましょう。
Standard Item Processing Feeでカウントされるのは商品数ではなく品目数
ここまでの説明の中で商品数ではなく品目数という言葉を使っています。
これが結構重要なので解説します。
品目数とは、例えばAという商品が1つMyUSに到着した場合。これは当然1品目ですよね。
次にAという商品をまとめて5つ購入して、それがMyUSに到着した場合。これも1品目とカウントされます。
つまり同じ商品をまとめて購入して、まとめてMyUSに到着した場合は1個でも10個でも1品目です。
それに対してAという商品を2つのパッケージに分けて仕入れたとします。当然別々のパッケージとして届きます。
そうなると、同じAという商品でもパッケージが違うので1つずつカウントされ2品目になります。
この1品目という単位を理解することで手数料を回避できます。
Standard Item Processing Feeの発生状況を確認する方法
Standard Item Processing Feeってどこで確認するの?そもそも発生していたことも知らないし、どれくらい発生していたのか不安…。
こういう悩みもあると思うので、Standard Item Processing Feeの確認方法を紹介します。
流れはこちら。
- MyUSにログイン
- Order Historyを開く
- 確認したい貨物のINVOICE番号をクリック
- 「Standard Item Processing Fee」の金額を確認
この流れです。それぞれ画像付きで紹介します。
MyUSにログイン
まずはいつも通りMyUSにログインします。
Order Historyを開く
ダッシュボードが開きます。画面左側のタブにある「Order History」をクリックしましょう。
確認したい貨物のINVOICE番号をクリック
Standard Item Processing Feeを確認したい貨物の「INVOICE」をクリックします。
そうするとインボイスがPDFとしてダウンロードされます。
「Standard Item Processing Fee」の金額を確認
インボイスの中に「Standard Item Processing Fee」という項目があります。
この項目が表示されていない、もしくは0円なら基準以内の品目数に収まっているということ。
1.5ドル以上発生しているなら、基準の品目数を超えているので手数料が発生しているということです。
画像の場合は31.5ドルが発生しています。つまり基準より21品目多いことがわかります。
Standard Item Processing Feeが発生する基準をグラフにまとめてみた
それではここからはStandard Item Processing Feeの基準を確認していきましょう。
グラフにまとめました。
重量の基準 | 無料転送できる品目の上限 |
---|---|
1 to 5 lbs.(約0.45〜2.3kg) | 10品目 |
6 to 10 lbs.(約2.7〜4.5kg) | 20品目 |
11 to 50 lbs.(約4.9〜22kg) | 30品目 |
Over 50 lbs.(約22kg〜) | 40品目 |
ポンドをkgに修正しているので若干数値に不自然な部分がありのはご了承ください。ここでは、なんとなくの重量がわかればOKです。
こんな感じで4段階が設定されていて、それぞれ無料転送の品目が10、20、30、40品目が設定されています。
扱う商品のサイズや重さによりますが、私が主に扱っている商品だと1回の転送の重量が11 to 50 lbs.(約4.9〜22kg)に収まることが多いです。よって、対応する品目数は30品目ということになります。
例えば、あなたが転送しようとしている総重量が約4.9〜22kgだとして、品目数が50なら20品目オーバーということ。
つまり20品目*1.5ドル=30ドルの手数料が発生するということです。
Standard Item Processing Feeを抑える4つのコツとテクニック
それではここからはStandard Item Processing Feeを抑える4つのコツとテクニックを紹介します。
- Standard Item Processing Feeの基準を理解して1回の転送品目数をコントロールする
- 同じ品目はできるだけまとめて仕入れて品目数を削減する
- 別商品でも同じ品目とカウントされる場合もある
- Amazon.comから仕入れるときは、まとめて発送してもらう
それぞれ深掘りします。
Standard Item Processing Feeの基準を理解して1回の転送品目数をコントロールする
Standard Item Processing Feeの基準は上のグラフで紹介した通りです。大切なので、もう一度貼っておきますね。
重量の基準 | 無料転送できる品目の上限 |
---|---|
1 to 5 lbs.(約0.45〜2.3kg) | 10品目 |
6 to 10 lbs.(約2.7〜4.5kg) | 20品目 |
11 to 50 lbs.(約4.9〜22kg) | 30品目 |
Over 50 lbs.(約22kg〜) | 40品目 |
例えば、あなたの普段の1回あたりの転送量がおおよそ10kg前後だとします。そうすると11 to 50 lbs.(約4.9〜22kg)に該当するので、無料で転送できる品目は30です。
ちょうど30品目で転送をすればムダな手数料を払うことなく転送が可能。しかし逆に15品目とかで転送をしてしまうと、1つあたりの送料負担が増える可能性があります。
つまり手数料を支払わずに、一番お得に転送できる可能性が高いのが無料転送できる品目数の上限ギリギリを攻めることです。今回の例だと30品目ですね。
できるだけムダな手数料を支払わず、さらに送料負担も減らしたいなら品目数を徹底的に管理してギリギリを攻めましょう。
同じ品目はできるだけまとめて仕入れて品目数を削減する
もう一つのテクニックは同じ商品をMyUSに送るときは、できるだけまとめて購入することです。
例えば、Aという商品を1つ購入。そしてまた翌日に同じ商品を1つ購入。
同じ商品でも発送がバラバラで、バラバラのタイミングで到着すればそれぞれ別の品目としてカウントされます。
つまり1品目分、損をするということ。無料転送できる品目数の上限ギリギリを攻めるなら、たった1品目でもムダにはできません。
できるだけ同じ商品は、まとめて購入しましょう。
別商品でも同じ品目とカウントされる場合もある
例えばスマホケースを仕入れたとします。
色違いで5種類を購入した場合でも、1品目としてカウントされることがあります。
つまり似たような商品ならまとめてMyUSに送ることで、品目数の節約ができるということですね。
これ結構重要なので、仕入れるときは意識してみてください。
Amazon.comから仕入れるときは、まとめて発送してもらう
Amazon.comで商品を仕入れるとき、個別もしくはある程度まとめて発送するかを選べます。
発送のタイミングが近い商品をまとめて発送してくれるサービスです。タイミングによっては個別で発送するよりも1週間くらい到着が遅れる場合があるので、常時オススメというわけではありません。
しかしMyUSの品目数を抑えるのであれば、この方法は活用しましょう。類似品をまとめて仕入れる場合は、この方法でまとめておくことで品目数を大きく節約できる可能性があります。
ちなみに、まとめて仕入れる場合、商品管理が大変になりますよね。そんな時は私が作成したスプレッドシートを活用すれば解決します。
商品管理にもリサーチの効率化にも活用できるスプレッドシートを無料で配布しています。無料配布はいつ終了するかわからないので、まだ持っていない人は今のうちにどうぞ。
【まとめ】Standard Item Processing Feeを理解して手数料を回避しよう
MyUSのStandard Item Processing Feeについてまとめました。
正直なところStandard Item Processing Feeはかなり厄介な手数料です。しかしこの手数料はあなただけに発生する手数料ではありません。みんな平等です。
よって、この手数料を受け入れてうまく付き合っていく必要があります。
手数料が発生する基準を理解し、できるだけ無駄な手数料が発生しないように仕入れをコントロールしましょう。
発生する基準はこちら。
重量の基準 | 無料転送できる品目の上限 |
---|---|
1 to 5 lbs.(約0.45〜2.3kg) | 10品目 |
6 to 10 lbs.(約2.7〜4.5kg) | 20品目 |
11 to 50 lbs.(約4.9〜22kg) | 30品目 |
Over 50 lbs.(約22kg〜) | 40品目 |
この表を見えるところに貼っておき、常に意識しておけば無駄な手数料は回避できるはずです。
またMyUSにはStandard Item Processing Fee以外にもいくつかの手数料があります。手数料については以下の記事にまとめているので、こちらも併せて参考にしてみてください。