「Keepa APIってなんですか?普通のKeepaと何が違うの?」
「Keepa ProとKeepa APIって同じものなの?」
「料金プランがいろいろあって、どれを選べばいいかわからない…」
そんな疑問を持っている人に向けて、この記事ではKeepa APIの基本と料金プラン、普通のKeepaとの違いを整理して解説します。
Keepa APIとは、ひとことで言えば「APIという通信の仕組みを使って、Keepaが持っているデータを自分のプログラムで直接取得できる機能」です。
プログラミングの知識は必要になりますが、リサーチを自動化・効率化したい人にとってはかなり強力な選択肢になります。
ひこーる結論、Keepa APIはKeepa Proの機能をまるごと含んだ上位互換のプランです。
実はこのKeepa APIをフル活用して作っているのが、私が無料で配布している「電脳せどりレーダー」と「欧米輸入レーダー」という2つのリサーチツールです。
これらのツールについては後ほど詳しく紹介します。
- Keepa APIとは何か、普通のKeepaとの違い
- 無料版・Keepa Pro・Keepa APIの機能差
- Keepa APIの料金プラン一覧
- Starterプランでどれくらいデータ抽出できるか
- Keepa APIでできること・向いている人
それでは本編に進みましょう。
Keepa APIとは?普通のKeepaとの違いを整理しよう


Keepaには「無料版」「Keepa Pro(有料サブスク)」「Keepa API」という3つの利用段階があります。
普段Amazon物販で使っているKeepaは、ブラウザ拡張機能やサイト上でランキンググラフ・価格推移を「人間が目で見る」ための使い方です。
Keepa APIは、その裏側にあるデータそのものを、通信を使って直接引っ張ってくる機能だと考えてください。
- Keepa APIとは何かをまず整理する
- 無料版・Keepa Pro・Keepa APIの機能差を比較する
- Keepa APIがどんな人に向いているかを確認する



順番に見ていきましょう。
Keepa API=APIという通信技術でKeepaのデータを自動取得できる機能
API(Application Programming Interface)とは、プログラム同士がデータをやり取りするための窓口のことです。
Keepa APIを使うと、ASINやJANコードを指定してリクエストを送るだけで、価格推移・ランキング推移・出品者数といったKeepaのデータがそのまま返ってきます。
自分でサイトを開いて商品ページを1件ずつ確認する作業を、プログラムに肩代わりさせられるイメージ。



プログラムがKeepaの代わりにサイトを見てくれる…?



その通りです。人が見る画面ではなく、プログラムでデータそのものを直接受け取れるのがAPIの特徴です。
無料版Keepa・Keepa Pro・Keepa APIの違い(比較表)
3つの違いを表にまとめました。
| 無料版 | Keepa Pro | Keepa API | |
|---|---|---|---|
| 価格推移の閲覧 | 一部のみ | ◯ | ◯(データとして取得) |
| ランキング・出品者数 | × | ◯ | ◯(データとして取得) |
| Product Finder等の全機能 | × | ◯ | ◯ |
| 自分のツールへの自動取り込み | × | × | ◯ |
| プログラミング知識 | 不要 | 不要 | 必要 |
| 月額の目安 | 0円 | 約5,400円(29€) | 約9,100円〜(49€) |
無料版からKeepa Proへの機能アップ幅は大きいですが、Keepa Proからさらに一段上がるのがKeepa APIです。
見る・比較するだけならKeepa Proで十分。データを自分の仕組みに組み込みたいならKeepa API、という住み分けです。



Keepa Proの料金についてはこちらの記事で詳しく解説しています。


Keepa APIはこんな人向け(プログラミング知識が必要なツール開発者・自動化志向の人)
Keepa APIは、正直なところ「誰でも気軽に使える機能」ではありません。
APIリクエストを組み立てて、返ってきたデータを見やすい形に加工するプログラムを自分で用意する必要があるからです。
どちらかというと、Amazon物販をする本人というより「ツールを作る側」が使う機能に近いですね。
- 自分でリサーチツール・スプレッドシートを開発したい人
- 複数商品のリサーチを自動化・省力化したい人
- GASやPythonなど簡単なプログラミングが書ける(学ぶ意欲がある)人



プログラミングできない私には関係ない話ですか?



いえ、知っておいて損はありません。Keepa APIを使ったツールを利用する側になる場面もあるかもしれませんからね。
Keepa APIの料金プランを徹底解説


Keepa APIの料金は「トークン」という単位の消費レートによって、8段階のプランに分かれています。
1トークンで商品データ1件を取得できるのが基本の仕組みで、プランが上がるほど1分間に発行されるトークン数が増えます。
- 料金プランの一覧と価格
- Keepa APIに入るとKeepa Proも自動で使えること
- 最安のStarterプランで実際どれくらいデータを抽出できるか
この3点を順番に解説します。
Keepa APIの料金プラン一覧
Keepa APIは最安のStarterプランから最上位のEnterpriseまで、8段階のプランが用意されています。
| プラン名 | トークン/分 | 月額(EUR) | 月額目安(円) |
|---|---|---|---|
| Starter | 20 | 49€ | 約9,100円 |
| Standard | 60 | 129€ | 約23,200円 |
| Professional | 250 | 459€ | 約82,600円 |
| Business | 500 | 879€ | 約158,200円 |
| Enterprise I | 1,000 | 1,499€ | 約269,800円 |
| Enterprise II | 2,000 | 2,499€ | 約449,800円 |
| Enterprise III | 3,000 | 3,499€ | 約629,800円 |
| Enterprise IV | 4,000 | 4,499€ | 約809,800円 |
円換算はあくまで目安です。為替レートによって多少前後する点は理解しておいてください。
個人でAmazon物販のリサーチを効率化する目的なら、上位プランまで必要になるケースはまれです。
まずは最安のStarterプランから始めて、足りなくなったらアップグレードを検討すれば十分でしょう。



ほとんどの個人利用ではStarterプランで事足ります。
Keepa APIに入ると自動的にKeepa Proも使える
Keepa APIの料金プランは、Keepa Proの機能をまるごと含んだ上位のプランという位置づけです。
つまりKeepa APIのStarterプランを契約すれば、サイト上のKeepa Pro機能(Product Finder・Seller Lookupなど)もそのまま使えるようになります。
Keepa Proの月額は29€(約5,400円)なので、単純に差額だけで見るとStarterプランの追加コストは20€、日本円で3,700円程度です。
Keepa Proの機能をそのまま使いながらAPIまで使えると考えれば、決して割高なプランではありません。



じゃあKeepa ProとKeepa APIを別々に契約する必要はないんですね?



不要です。Keepa APIのプランひとつで両方の機能がまかなえます。


スタータープランでどれくらいデータ抽出できる?
Starterプランのトークンは最大が1,200トークン、そして1分間に20トークン発行されます。
商品データの基本情報を1件取得するのに必要なトークンは1件あたり1トークンなので、単純計算すると次のようになります。
- 1時間あたり:最大1,200件(20トークン×60分)
- 1日フル稼働した場合:理論上28,800件(1,200件×24時間)
- 1ヶ月あたりの上限:892,800トークン
出品者情報や詳細な統計データまで一緒に取得する場合は、1件あたりの消費トークンが増える仕様なので、この数字はあくまで基本データのみの目安です。
それでも1時間で1,000件以上を処理できると考えれば、個人のリサーチ用途としてはかなり余裕のある数字だと言えます。



実際に使ってみて足りないと感じてから、プランのアップグレードを考えましょう。
Keepa APIでできること


Keepa APIを使うと、普段Keepaのサイト上で目視確認している内容を、そのままプログラムで取得できるようになります。
代表的にできることを2つに分けて紹介します。
Product Finder・Product Viewer・Seller Lookupのデータをプログラムで取得できる
Keepaのサイトで使う代表的な機能に、条件を指定して商品を絞り込む「Product Finder」や、商品の詳細データを見る「Product Viewer」、出品者情報を調べる「Seller Lookup」があります。
Keepa APIを使えば、これらの機能が持っているデータを、サイトを開かずにそのまま取得できます。
たとえば「特定カテゴリで、ランキング上位かつ出品者数が少ない商品」のような条件検索も、プログラム側で自動的に繰り返し実行できるようになるわけです。



手作業でやっていた絞り込みを、丸ごと自動化できるってことですか?



その通りです。プログラムに任せられる部分は任せて、人は判断に集中できます。


リサーチの自動化・効率化に活用できる
Keepa APIの一番の強みは、大量の商品データを人の手を介さずに継続的に集められることです。
例えばこんな感じ。


これは私が作った電脳せどりレーダーというツールの画面です。
サンプルデータはこちら。


このように、取得したデータをスプレッドシートや自作のツールに流し込めば、価格変動や出品者数の増減を自動でチェックする仕組みも作れます。
市販のリサーチツールの多くも、裏側ではこうしたAPIを使ってデータを集めていることがほとんど。
仕組みを理解しておくと、既存ツールを選ぶときの判断材料にもなりますね。



電脳せどりのリサーチの基本的なリサーチ方法については、以下の記事も参考になります。


Keepa APIはどんな人におすすめ?


ここまでの内容を踏まえて、Keepa APIがどんな人におすすめかを整理します。
- 自分でリサーチツールを作りたい人
- プログラミング知識がなくても知っておく価値がある理由
この2つの視点から見ていきましょう。
自分でリサーチツールを作りたい人
「既存のリサーチツールでは物足りない」「自分の欲しい条件だけを自動で拾いたい」という人には、Keepa APIが向いています。
GoogleスプレッドシートとGAS(Google Apps Script)の組み合わせなど、比較的手軽な方法でも自作ツールは作れます。
市販のツールに頼らず、自分の仕入れ基準に合わせた仕組みを作れるのが最大のメリットです。



自分だけのオリジナルツールが作れるのは魅力的ですね。



作る手間はかかりますが、その分、自分の使い方にぴったり合ったツールになりますね。
プログラミング知識がなくても知っておく価値はある
今すぐ自分でAPIを使わない人でも、Keepa APIという仕組みを知っておいて損はありません。
世の中の便利なリサーチツールの多くが、Keepa APIのようなデータ連携の仕組みで成り立っているからです。
「このツールは裏側でこう動いているんだな」とわかるだけでも、ツール選びの解像度は上がります。
今後、自動化の必要性を感じたタイミングで、選択肢のひとつとして思い出してもらえれば十分です。



知識として知っておくだけでも、今後の選択肢が広がります。
Keepa APIを活用した無料ツールを2つ紹介
ここまで紹介してきたKeepa APIの機能をフル活用して作っているのが、私が無料で提供している2つのリサーチツールです。
電脳せどり向けの「電脳せどりレーダー」と、欧米輸入向けの「欧米輸入レーダー」で、どちらもKeepa APIのデータをGoogleスプレッドシート上に自動で集めてくれるツールです。
| ツール名 | 対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| 電脳せどりレーダー | 電脳せどり(国内せどり) | Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングのデータを横断比較 |
| 欧米輸入レーダー | 欧米輸入 | 日本・米国のAmazonデータを自動収集して比較 |
それぞれどんなツールなのか、順番に紹介します。
電脳せどりレーダーとは
電脳せどりレーダーは、AmazonのASINやJANコードを登録するだけで、楽天市場・Yahoo!ショッピングの同一商品データを自動で集めてきてくれるツールです。
3つのモール価格をシート上で横断比較できるので、どこで仕入れるのが一番安いかが一目でわかります。


| できること | 内容 |
|---|---|
| 自動リサーチ | ASIN・JANを登録するだけでデータを自動取得 |
| 手動リサーチ | ボタン操作でスピード重視のリサーチも可能 |
| 絞り込み・並び替え | 売れ行きや手数料率など条件を指定して自由にフィルタ |
電脳せどり(国内せどり)でリサーチの手間を減らしたい人に向いているツールです。


欧米輸入レーダーとは
欧米輸入レーダーは、ASINまたはJAN/EANコードから日本と米国のAmazonデータを自動で収集し、利益額やROIまで計算してくれるツールです。
一致・不一致・価格取得不可の3パターンで絞り込めるので、自分でリサーチすべき商品だけに集中できます。


| できること | 内容 |
|---|---|
| 自動リサーチ | ASIN・JAN/EANを登録するだけで日米Amazonのデータを自動収集 |
| 絞り込み | 一致・不一致・価格取得不可の3パターンで交渉先を判定 |
| 仕入れ〜精算 | 仕入れリスト・関税/MyUS計算・プライスター連携までワンストップ |
欧米輸入でリサーチから仕入れ管理まで一気通貫で効率化したい人に向いているツールです。



どちらも私が実際に使っているツールで、Keepa APIの利用料以外は完全無料です。
気になる方はそれぞれの詳細記事もあわせてチェックしてみてください。


まとめ


最後に、この記事の内容を振り返りましょう。
- Keepa APIとは、通信の仕組みを使ってKeepaのデータを自動取得できる機能
- 無料版・Keepa Pro・Keepa APIは段階的な上位互換の関係
- Keepa APIを契約すればKeepa Proの機能もあわせて使える
- 料金は月49€(Starter)から、トークン数に応じて上位プランを選べる
- プログラミング知識は必要だが、リサーチの自動化・効率化に強い
Keepa APIは万人向けの機能ではありませんが、知っておくとリサーチの可能性がぐっと広がります。
まずは普段使っているKeepaの機能を見直しつつ、自動化の必要性を感じたときの選択肢として頭の片隅に置いておきましょう。



リサーチは効率化が命。いろんな方法を吸収して、あなたのリサーチに革命を起こしましょう。


よくある質問


最後によくある質問をまとめました。
- Keepa APIと無料版Keepaの違いは何ですか?
-
無料版は価格推移など基本データを画面で見るだけですが、Keepa APIはデータそのものを通信で取得し、自分のプログラムやツールに自動で取り込めます。個人が画面で確認するのが無料版、裏側の仕組みを自分で作れるのがAPIというイメージです。
- Keepa APIを使うのにプログラミングの知識は必須ですか?
-
基本的には必須です。APIはデータを送り返す窓口でしかないため、受け取ったデータを表やツールの形に加工するプログラムを自分で用意する必要があります。既存のツールを使う側であれば知識がなくても恩恵は受けられます。
- Starterプランでもリサーチ量として十分ですか?
-
1分間に20トークン、基本データ1件が概ね1トークンなので、1時間で最大1,200件程度を処理できます。個人のリサーチ用途であれば、多くの場合Starterプランで十分足ります。
- Keepa APIに契約すればKeepa Proの機能も使えますか?
-
はい。Keepa APIのプランはKeepa Proの機能を含んだ上位のプランという位置づけなので、API用に契約すればサイト側のKeepa Pro機能もあわせて使えるようになります。別々に契約する必要はありません。
- 個人でもKeepa APIを契約できますか?
-
契約自体はクレジットカードがあれば個人でも可能です。ただし料金はユーロ建てで、最安のStarterプランでも月1万円弱かかるため、具体的な活用目的があるかを先に考えてから契約するのがおすすめです。



