
初めてのAmazon納品。やっと仕入れた商品をFBA倉庫に送ろうと思ったけど、梱包のルールが複雑すぎて作業が進まない…。
Amazon輸入を始めたばかりの人が、最初にぶつかる壁のひとつが「納品作業」ではないでしょうか。
特に梱包は、想像以上に細かいルールが多く、作業も手間がかかるため、初心者の悩みとして非常に多いポイントです。
- どんな資材を使えばいいの?
- この梱包で問題ないかな…
- 何度もチェックしてるのにミスが出る
こんな不安を抱えている人も多いと思います。
実際、AmazonのFBA納品は、商品を送るだけではなく適切な梱包が求められます。もし規定に違反していると、商品が受領されなかったり、ペナルティが発生することもあるため注意が必要です。
この記事では、Amazon納品の梱包について初心者の方でも迷わないように、
- Amazon FBAの梱包の概要
- 梱包に注意すべき8つの商品カテゴリ
- ダンボールの中で商品を破損させない5つの梱包ルール
- 全部投げ出したい人は「納品代行」という選択肢
この4つを分かりやすく解説します。



この記事を読めば、もう梱包で迷うことはなくなります。
ぜひ最後まで参考にしてみてください。
ちなみにAmazon FBAの納品の流れと納品に必要な資材については以下の記事にまとめています。あわせて参考にしてみてください。




Amazon FBA納品の梱包とは?


結論からお伝えすると、Amazon納品での梱包は購入者にそのまま発送できる状態で仕上げることが求められます。
FBA倉庫はあくまで商品を保管し、注文が入れば発送する場所であって、梱包の修正や補強をしてくれるわけではないからです。納品した商品は、基本的にそのまま購入者へ届けられる前提で作業が進みます。
そのため、梱包が不十分なまま納品してしまうと、次のようなトラブルが起こるリスクがあります。
- 配送中に箱が破損し、商品がむき出しになる
- 倉庫内で商品が潰れる
- セット商品がバラバラになって発送される
こうした問題が発生すると、商品の破損や汚損だけでなく、FBAでの受領拒否や返送対応、最悪の場合は廃棄や追加費用の請求につながるケースもあります。
これが繰り返されれば、出品アカウントへの悪影響も避けられません。そのため、AmazonではFBA納品に関する厳格な梱包ルールが定められています。
FBAの商品梱包要件、安全上の注意、禁止商品の規約を遵守いただけなかった場合、Amazonフルフィルメントセンターでの受領拒否、出品者負担による商品の廃棄または返送、新規納品作成機能の一時停止のほか、フルフィルメントセンターで発生した追加の梱包や納品不備手数料が請求されることがあります。
引用元:Amazonセラーセントラル
このように、FBA納品における梱包は非常に重要です。



適切な梱包を心がけ、商品の品質を守り、トラブルを未然に防ぎましょう。
ちなみに、FBA納品の基本的な流れや手順、さらに納品作業に必要な備品や消耗品は以下の記事で解説していますので、こちらも参考にしてみてください。




梱包に注意すべき8つの商品カテゴリ|それぞれの梱包方法を解説


Amazon納品では、商品ごとに適切な梱包が必要です。
例えば、
- シュリンクで梱包されている
- 硬いダンボール箱に入っている
- 硬いプラスチックの箱に入っている
など、そのまま商品ラベルを貼って納品しても問題ない商品も多く存在します。
しかし商品によっては、
- 商品が剥き出しの梱包
- ガラスなどの割れ物
- 精密機器
- ぬいぐるみ
- 割れやすい素材の商品
などなど、梱包を怠ると、輸送中やAmazonの倉庫で破損してしまうような商品もありますよね。
ということでここからは、8つのカテゴリに分けて梱包の方法を解説します。解説する商品カテゴリは以下です。
- 元箱がない中古商品・精密機器
- セット商品
- 本・CD・小物
- 筒状の容器(化粧品など)
- 鋭利な商品(ハサミ・工具など)
- 衣類・ぬいぐるみ・タオル
- 液体を含む商品(ポンプ式容器など)
- 壊れやすい商品(ガラス製品・時計など)
これら8つの梱包方法を知っておけば、Amazon FBA納品の梱包に悩むことはなくなります。ぜひ参考にしてみてください。
元箱がない中古商品・精密機器
元箱がない商品や精密機器は、配送中の振動や衝撃に弱く、破損リスクが高まります。
特に中古家電やPCで使うようなメモリなどは、箱がないことが多く、外部からの圧力を直接受けやすいため注意が必要です。
安全に納品するために、次のように梱包します。
- 商品全体を気泡緩衝材(プチプチ)で丁寧に包む
- 付属品や説明書も忘れず一緒に包む
- 精密機器は二重に包むなど強化する
- 商品ラベルは外側の緩衝材の上に貼る
精密機器は緩衝材で確実に保護しましょう。


セット商品
セット商品は、Amazon到着までにバラバラになってしまうと受領拒否の原因になります。受領拒否されればまだマシですが、もしもセットなのに単品でお客様の元に届いてしまうとクレームにつながります。
クレームが入るとAmazonの評価にも影響するので、セット商品は確実に梱包しましょう。
梱包では、以下のポイントを押さえましょう。
- 袋やシュリンクで固定する
- 外側に商品ラベルを貼る
- 「セット商品」「開封禁止」の表示を貼る
- 元のバーコードが見えている場合は必ず隠す
このように、セット商品を梱包するときは、バラバラにならないよう固定し、適切なラベル表示を行うことが重要です。また、誤って開封されないよう、「セット商品」「開封禁止」などのラベルも貼っておくとより安心です。



サイズにもよりますが、私はテープ付きのOPP袋でセットを作ることが多いです。


本・CD・小物
本やCD、小物類は、傷や汚れがつきやすいため、しっかり保護することが大切です。
梱包方法は以下の通りです。
- 透明な袋に入れて保護する
- 商品ラベルを袋の上に貼る(元のバーコードは隠す)
- 厚みのある緩衝材は不要だが、傷がつきやすい商品は軽く保護する
本は剥き出しの状態のことが多いので、OPP袋や透明な袋に入れて梱包しましょう。
CDは輸送中の衝撃で破損することが多いので、可能であればプチプチで巻いてからOPP袋に入れると、より完璧な梱包ができます。



私は過去によくCDを扱っていましたが、結構な頻度で破損していました。プチプチがあるなら巻いてあげましょう。


筒状の容器(化粧品など)
筒状の商品は、形状的に潰れやすく、ラベルの貼り方にも注意が必要です。
次の方法で梱包を行いましょう。
- 全体を緩衝材で包む
- 底面など平らな部分に商品ラベルを貼る
筒状の容器は輸送中の破損を防ぐため、緩衝材での保護が重要です。商品の形状を考慮しながら、適切な場所にラベルを貼ることで、安全な納品ができます。
鋭利な商品(ハサミ・工具など)
刃物や工具類は、突起や刃先が他の商品や作業員に危害を与える可能性があるため、特に安全な梱包が求められます。
梱包方法は以下の通りです。
- 厚手の緩衝材で鋭利な部分を保護する
- 必要に応じて保護用の箱に入れる
- 商品ラベルは平らな部分に貼る
特にハサミやカッターなどで鋭利な部分が剥き出しになっている商品は注意が必要です。
配送業者・Amazonのスタッフ・お客様が怪我をしないように、徹底的に安全を意識した梱包を心がけましょう。



刃物もプチプチ必須です。


衣類・ぬいぐるみ・タオル
衣類やぬいぐるみ、タオルなどは、汚れやホコリの付着を防ぐために袋詰めが基本です。



納品プラン作成時にも梱包要件に「ポリ袋」などと表示されます。
梱包の際は次のポイントを押さえましょう。
- 透明な袋に入れて口をしっかり閉じる
- 商品ラベルを袋の上に貼る
- 大きな袋(開口部15cm以上)の場合は窒息防止の穴を空ける
衣類やぬいぐるみなどの柔らかい商品は、透明な袋での梱包が基本です。汚れやホコリを防ぎつつ、必要に応じて窒息防止の穴を開けるなど、商品の特性に合わせた適切な梱包を心がけましょう。
液体を含む商品(ポンプ式容器など)
液漏れは、他の商品を汚損するリスクがあるため、しっかりとした対策が必要です。
梱包の流れは以下の通りです。
- ポンプ部分をテープで固定する
- 密封可能な袋に入れて完全に口を閉じる
輸送中などに液漏れを起こすと他の商品にも影響が出ます。また、Amazon倉庫内でトラブルが発生した場合も 大きな問題となる可能性があります。
そのため、液体商品は必ず適切な密封処理をおこない、他の商品への影響を最小限に抑えましょう。
壊れやすい商品(ガラス製品・時計など)
ガラス製品や時計などは、輸送中の衝撃で簡単に破損してしまうため、特に丁寧な梱包が求められます。
梱包方法は次の通りです。
- 商品本体をプチプチで包む
- 外箱にも緩衝材を巻く
- 外箱の上から商品ラベルを貼る
壊れやすい商品は、プチプチによる二重の保護と適切なラベル貼付が重要です。破損を防ぐため、商品本体と外箱の両方をしっかりと保護することがポイントです。





これら8つのパターンを押さえておけば、Amazon納品での梱包トラブルを大幅に減らすことができます。
ダンボールの中で商品を破損させない5つの梱包ルール


Amazon FBA納品では、適切なダンボールでの梱包が重要です。適当に詰め込むと、配送中に商品が破損し、返品や低評価につながります。
特に、重い商品や壊れやすい商品は、正しい梱包をしなければトラブルの原因になります。梱包には細心の注意を払いましょう。
ダンボールの中で商品を破損させない5つの梱包ルールは以下です。
- ダンボールの選び方
- 商品同士がぶつからないように配置
- 緩衝材を適切に活用する
- 重量バランスを考えた梱包
- 箱の封をしっかり補強する
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
ダンボールの選び方
適切なダンボールを選ばずに納品すると、輸送中に潰れたり底が抜けたりします。特に、重い商品の場合、輸送中にダンボールが破損し、それにより、あなたの商品も破損するかもしれません。
よって、 AmazonFBAに使うダンボールは商品タイプになった適切な厚みのあるもを選びましょう。
商品タイプ | おすすめのダンボール |
---|---|
軽量商品 | シングルウォール(一般的な厚み) |
精密機器 | ダブルウォール(二重構造で衝撃吸収) |
重量商品 | ダブル・トリプルウォール(底抜け防止) |
重い商品や高額かつ精密機器などの壊れやすい商品はダブルウォールと呼ばれる厚めのダンボールを選ぶことで商品を守れます。
シングルウォールの方が安く手に入りますが、破損した時のリスクと天秤にかけて適切なダンボールを選びましょう。



ちなみに私はこのダンボールを購入することが多いです。厚さも値段もちょうどいいですよ。


商品同士がぶつからないように配置
ダンボール内で商品同士がぶつかると、傷や破損の原因になります。特に、ガラス製品や電子機器は衝撃に弱いため、適切な配置が必要です。
- グラスや陶器を並べて入れた結果、配送中に割れた
- 電子機器がぶつかり、液晶画面にヒビが入った
商品が動かないようにするには、緩衝材を活用するのがポイントです。
具体的には、以下の方法を実践しましょう。
- 商品同士が直接触れないように緩衝材を間に挟む
- 隙間を埋めるようにクラフト紙やプチプチを詰める
- 壊れやすいものは個別に包んで保護する
商品同士の間隔を確保し、衝撃を和らげるためのクッション材を使用することで、安全に輸送できます。



私は不要なチラシを緩衝材にしたり、柔らかい商品を緩衝材がわりにすることが多いです。
電脳せどりや欧米輸入だと届いた商品にクラフト紙が入っていることも多いと思います。そのまま捨ててしまうのはもったいないので、保管して必要なタイミングで活用しましょう。
緩衝材を適切に活用する
ダンボールの中に隙間があると、商品が動き、破損のリスクが高まります。適切な緩衝材を使うことで、商品を固定し、安全に輸送できます。
おすすめの緩衝材は以下です。
緩衝材 | 特徴・用途 |
---|---|
プチプチ(エアキャップ) | 衝撃吸収力が高く、割れ物に最適 |
クラフト紙 | 隙間を埋めるのに便利 |
エアクッション | 軽量で大きな隙間を埋めるのに最適 |
箱を軽く振っても商品が動かない状態にするのが理想です。しっかりと緩衝材を詰めて、配送時のトラブルを防ぎましょう。


重量バランスを考えた梱包
重い商品を上に載せると、下の商品が押しつぶされてしまうことがあります。梱包の順番を間違えると、配送中に圧力がかかり、破損の原因になります。
適切な重量バランスで梱包するために、以下の順番を守りましょう。
- 重い商品は下に配置する
- 軽い商品は上に載せる
- 隙間がある場合は緩衝材で固定する
このルールを守ることで、輸送時の負荷を分散させ、商品の破損を防ぐことができます。
箱の封をしっかり補強する
配送中に箱が開いてしまうと、商品が破損したり、紛失する可能性があります。強度のあるテープを使い、しっかり封をすることが大切です。
- 底面を「H字貼り」にして強度アップ
- 重量物はガムテープを2重貼りで補強
- 箱の角もしっかりテープで補強
これらのポイントを押さえることで、ダンボール内の商品をしっかり保護し、安全にAmazon倉庫へ納品できます。


それでも梱包が面倒な人は「納品代行」が最適解


ここまで読んで、



やっぱり梱包って面倒だな…。
と感じた人も多いと思います。
実際、Amazon納品はルールが多く、作業時間もかかるため、慣れてきても負担が大きい作業です。



そんな悩みを解決する方法が、納品代行サービスです。
納品作業が面倒だと感じたり、不得意と感じるなら導入して損はないと思います。これまでにも、納品代行サービスを導入することで、リサーチ時間が確保できさらに売り上げを伸ばしたという人をたくさんみてきました。




納品代行を使うメリット
納品代行を利用すれば、梱包はもちろん、ラベル貼付や発送までプロがすべて代行してくれるため、作業負担を大幅に減らせます。
- 梱包ミスが限りなくゼロになる
- 面倒な作業をすべて任せられる
- 作業時間を利益商品リサーチに回せる
- 自宅がダンボールや資材で埋まらない
特に副業でAmazon輸入をしている人や、月に100商品以上納品するなら、作業を外注するメリットは非常に大きいです。
また、時給換算で考えると、納品作業に何時間も取られているより、代行に任せてリサーチや仕入れに集中した方が圧倒的に効率的です。
おすすめの納品代行業者
手前味噌ですが、私自身が運営する「ひこーる納品代行サービス」は、特に初心者の人にも安心して使っていただけるようサポート体制を整えています。
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また、このブログではおすすめの納品代行サービスとしてマークロジや福富サポートなども紹介しています。
それぞれに強みがあるので、あなたに合ったサービスを見つけてみてください。


【まとめ】梱包の悩みを減らして効率よくAmazon販売を続けよう


Amazon納品は、ただ商品を送るだけではなく、細かな梱包ルールを守る必要があります。
特に初心者のうちは、規定を理解しながらミスなく作業を進めるのは大変です。
この記事で紹介したように、
- 梱包ミスを防ぐポイント
- 基本的なルールや手順
- 作業を効率化するコツ
を押さえておくだけで、納品作業の負担は大きく減らせます。
それでも
- 「時間が足りない」
- 「作業が苦手」
- 「もっと仕入れやリサーチに集中したい」
そんな人は、納品代行サービスを活用するのもおすすめです。
私が運営する【ひこーる納品代行サービス】では、初心者の人でも安心してご利用いただける体制を整えています。



初期登録料や月額料は無料なので、少しでも興味があれば、ぜひお気軽にご相談ください。


また、他社との比較や詳しい違いを知りたい方は、こちらの記事も参考にどうぞ。


納品作業の悩みを解決して、利益商品リサーチや販売戦略にもっと時間を使っていきましょう。
よくある質問


最後によくある質問をまとめました。
- Amazon納品で使ってはいけない梱包資材はありますか?
-
はい。紙袋や封筒のみでの梱包、破損したダンボールの使用、粘着力の弱いテープでの封かんなどは禁止されています。これらを使用すると受領拒否や追加手数料の対象になる可能性があるため、Amazonの梱包ガイドラインに沿った資材を使用することが重要です。
- 梱包ミスを防ぐためのチェックポイントはありますか?
-
梱包ミスを防ぐには、商品ごとに適切な梱包がされているか確認することが大切です。具体的には、ポリ袋や緩衝材を適切に使用し、商品ラベルが正しく貼られているかをチェックしましょう。また、ダンボールの強度が十分か、隙間が埋められていて商品が動かないか、箱の封がしっかり補強されているかも事前に確認することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
- Amazon納品の際、商品ラベルの貼り方に決まりはありますか?
-
はい。FBA納品では、商品ごとにバーコードラベルを貼る必要があります。ラベルは商品が識別しやすい位置にまっすぐ貼り、シワや剥がれのない状態にすることが重要です。また、既存のメーカーJANコードが見えている場合は、誤スキャンを防ぐためにしっかり隠す必要があります。誤った貼り方をすると受領不可となる可能性があるため、注意しましょう。
- 緩衝材はどれを使えばいいですか?
-
商品の種類によって適切な緩衝材を選ぶことが大切です。壊れやすい商品はプチプチ(エアキャップ)で包み、商品同士がぶつからないようにクラフト紙や新聞紙を活用すると安全です。軽量品の場合はエアクッションを使用すると無駄な重量を増やさずに済みます。重要なのは、ダンボールを軽く振っても商品が動かないように梱包することです。
- 納品代行はどんな人におすすめですか?
-
納品代行は、納品作業の手間を減らしたい人や、梱包ミスをなくしたい人におすすめです。特に、副業でAmazon販売をしている人や、大量に商品を納品するセラーにとっては、時間を有効活用できるメリットがあります。ラベル貼りや検品を代行してもらうことで、作業ミスを防ぎながらスムーズに納品できるため、販売に集中したい人には最適な選択肢といえます。