10日も前に転送依頼したのに、まだDHLから商品が動かない。あなたはそんな経験をまさに今しているのではないでしょうか?
もしかしたらそれ、なんらかのトラブルに巻き込まれているかもしれません。
トラブルに巻き込まれている場合、放置していても進展がない可能性があります。よって、早く気づき早く連絡をしないと余計なリードタイムが発生します。
よって、少しでも遅いなと感じたら、すぐに対処しましょう。ということで、この記事ではDHLを使って輸入した貨物の到着が遅れる5つの原因と対処法を解説します。
遅れる原因は様々ですが、やっぱり早く到着してほしいですよね。DHLの商品の到着が遅れているけど対応方法がわからないという人には参考になります。
この記事を読んでいる人は急ぎの人も多いと思うので、先に結論を記載しておきます。
- 食品衛生法などの法律に引っかかる可能性がある商品を輸入した場合
- 同一貨物が別ルートになってしまった場合
- ランダム検査に引っかかってしまった場合
- DHL内のトラブルに巻き込まれてしまった場合
- 住所を間違って登録している場合
これらそれぞれの原因から、解決策をできるだけ詳しく解説します。
輸入でDHLからの貨物が遅れる5つの原因をそれぞれ解説
ということでここからは5つの原因とそれぞれの解決策を紹介します。
- 食品衛生法などの法律に引っかかる可能性がある商品を輸入した場合
- 同一貨物が別ルートになってしまった場合
- ランダム検査に引っかかってしまった場合
- DHL内のトラブルに巻き込まれてしまった場合
- 住所を間違って登録している場合
それぞれく深堀りします。
食品衛生法に該当するような商品を輸入しようとした場合
DHLの貨物が遅れる原因として多いのが、食品衛生法に抵触するような商品を仕入れた場合です。
特に食品衛生法で意図せず輸入してしまいがちなのが6歳未満対象のおもちゃです。6歳未満が対象のおもちゃは口に含むことが想定されているため食品衛生法に該当します。それを知らずに輸入してしまうと食品衛生法に抵触し、通関時にストップする可能性が高いです。
詳しくは以下の記事をご確認ください。
食品衛生法に概要する商品を輸入するときは「どういった目的で仕入れをするのか?」を通関担当者が判断する必要があります。
- 個人使用目的
- 商用目的
目的によって対応が変わります。
個人使用目的の場合は特に規制なし
個人使用、つまりあなたが輸入してあなたが利用する場合は特に規制はありません。もし通関担当者から連絡があっても「自分で使います」と伝えれば、問題なく痛感します。
販売目的の場合は検査が必要
食品衛生法に該当する商品を販売目的で仕入れをするなら検査が必要です。
検査を通さずに虚偽の申告をして輸入し、販売すると法律違反です。
食品衛生法に該当するような商品を輸入するときは注意しましょう。
販売目的かつ検査を通せない場合は破棄もしくは返送対応が必要
食品衛生法に該当する商品を仕入れてしまった場合で、検査を通せないとき。
破棄でも返送でも数万円単位の出費と数週間単位の時間的損失が発生します。
個人や小規模で行うようなAmazon輸入では採算が取れない可能性が高いので、食品衛生法に触れる商品の仕入れは避けた方が賢明です。
ちなみに大きな損失を避けたい場合は、個人輸入としてあなたが受け取り販売せずにあなた自身で使うか処分した方が安くなる可能性があります。
ただし、販売目的の商品と混合で入っている場合は、通関担当者によってはそれを許してくれない場合もあります。
どちらにせよ、間違って輸入してしまった場合は一番損失が低い方法を模索および選択しましょう。
どうしても輸入したいなら申請をする
食品衛生法の検査を通してでも輸入販売したい商品に出会うこともあるかもしれません。
例えば、メーカーと直接やりとりをして正規代理店になった場合など。そんなときは正しい手続きをパスすれば販売可能です。申請して販売すれば、ライバルと大きな差別化ができ、安定した商品リストが作れます。
同一貨物が別ルートになってしまった場合
商品をたくさん仕入れた場合、複数のダンボールに分かれてしまう場合があります。そのとき、たまに貨物が別ルートに設定されます。
そうなると全ての商品が日本の通関部に揃うまで、通関手続きが進みません。
一番遅い到着のダンボールを待ってから手続きが始まるので、通常よりも手続きが遅れます。
ちなみに私が先日遭った災難については以下の記事にまとめています。なぜか1つのダンボールが香港経由で日本にやってきました。
別ルートになってしまった場合、私たちは何もできません。気長に待ちましょう。
ランダム検査に引っかかってしまった場合
ランダム検査とは、ダンボールを開封して申請されているインボイスと照らし合わせて、申告が正しいかを判断する検査です。
通常はインボイスの簡易的な確認のみですが、このランダム検査に当たれば通常よりも通関に時間が掛かります。
文句を言っても抗議しても検査は回避できないので検査対象になった場合は待つしかありません。
申請したインボイスの内容と中身が違っていれば、DHLから電話が掛かってくることがあります。その場合は正直に情報を伝えれば問題ありません。
この検査が終わらないと通関できないので電話などは早めに対応しましょう。
DHL内のトラブルに巻き込まれれしまった場合
Amazon輸入をしていると、時々DHLによる紛失や配送トラブルに巻き込まれることがあります。
この場合は、いつまで経っても配送ステータスが変わらないので早めに問い合わせましょう。DHLのページにアクセスしてトラッキングナンバーを入力すれば、状況が確認できます。このように状況が表示されます。
更に詳しく確認したいときは「貨物の詳細を表示」の部分にある下矢印をクリックすれば確認できます。
登録している住所が間違っている場合
発送先住所である自宅や事務所、外注業者などの住所設定が間違えていても届くのが遅れます。
当たり前ですが住所を登録するときは、間違いがないように確認しましょう。
ちなみに住所が間違っていたら追加料金を取られる可能性があるので、住所を登録するときは細心の注意を払いましょう。
DHLからの貨物が遅れているなら早めに電話で問い合わせて状況を確認する
通常なら通関作業が開始されれば1日〜2日で完了します。通関手続きが始まっているのに何日もステータスが「通関手続き中」から変わらないなら、何かしらのトラブルに巻き込まれている可能性が高いです。
その場合は早めに問い合わせて状況を確認しましょう。荷物の到着が遅れた場合、私たちができることは2つ。
- 待つ
- 問い合わせる
待ってもいいですが、ソワソワして落ち着かないならすぐに問い合わせましょう。
DHLへの問い合わせは2通りあります。
- 電話
- メール
それぞれ方法を紹介します。
DHLに電話で問い合わせる方法【急いでいるならこっち!】
この記事を読んでいる人は急いでいる人が多いと思うので、電話での問い合わせがおすすめ。
DHLのカスタマーサポートに繋がる電話番号はこちら。
0120-39-2580
音声ガイダンスに従って4→5→2の順でプッシュすればオペレーターさんに繋がります。
営業時間があるので問い合わせるときはご注意ください。
DHLにメールで問い合わせる方法
DHLはメールでも問い合わせができます。DHLのヘルプページから希望する問い合わせ方法を選択してメッセージを送りましょう。そうすると、最短だと数十分、遅くても翌営業日くらいには返信があります。
【まとめ】DHLからの貨物が遅れているなら問い合わせてみよう
DHLからの貨物が遅れている5つの原因と問い合わせ方法を解説しました。もう一度簡単にまとめると、
- 食品衛生法などの法律に引っかかる可能性がある商品を輸入した場合
- 同一貨物が別ルートになってしまった場合
- ランダム検査に引っかかってしまった場合
- DHL内のトラブルに巻き込まれてしまった場合
- 住所を間違って登録している場合
DHLからの貨物が遅れるとソワソワしますしキャッシュフローにも影響が出ますよね。待っていてもいいですが状況は変わりません。少しでも異常がありそうなら早めに電話して確認してみましょう。
よくある質問
最後によくある質問をまとめました。
- DHLの貨物の到着が遅れる原因はなんですか?
-
主に5つあります。食品衛生法などの法律に引っかかる可能性がある商品を輸入した場合、同一貨物が別ルートになってしまった場合、ランダム検査に引っかかってしまった場合、DHL内のトラブルに巻き込まれてしまった場合、住所を間違って登録している場合が考えられます。
- DHLからの貨物が遅れているときはどうすればいいですか?
-
電話で問い合わせて原因を確認しましょう。
- DHLへの問い合わせ番号を教えてください。
-
0120-39-2580に掛けて音声ガイダンスに従って4→5→2の順でプッシュすればオペレーターさんに繋がります。ただし営業時間にはご注意ください。