Amazon欧米輸入に必要な関税の知識をわかりやすく解説

DHLの領収書

ひこーる
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はいみなさんこんにちは~~~~。

ひこーるです。

関税って・・・面倒ですよね。

特に知らない人からすれば関税?

計算の方法わからないし・・・

何か難しそう・・・

なんか難しそうだからAmazon輸入に挑戦するのはまた今度にしよう・・・

と諦めてしまうこともあるようです。

ちょっと待ってください!

それはもったいない。

だって関税なんて知ってしまえばメッチャ簡単なんですから!!

ということで今回はAmazon欧米輸入に必要な最低限の関税の知識について解説いたします。

ちょっと長くなりますが頑張ってついてきてくださいね。

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関税を知ることが節税の第一歩

関税って難しいですよね。

実際はそんなことないんですけどね。

でも関税のせいでAmazon欧米輸入ビジネスという素晴らしいビジネスを諦めてほしくない。

なので、今回は関税についてわかりやすくまとめますね。

この関税を知っているとAmazon欧米輸入はスムーズに進めることが出来ます。

逆に知らずに適当にやっているとうまく資金が回らないかもしれません。

なのでしっかりと理解するようにしてくださいね。

関税とは

関税とは

関税とは、簡単に説明すると国境を越えるときに発生する税金のことです。

なぜ関税が発生するのかというと、海外から安く商品を購入出来てしまえば自国の商品が売れなくなるからです。

国の商品を守るというのが関税の大きな役割です。

関税が発生する対象について

関税が発生する対象については、以下の計算が当てはまります。

【商品原価 + 日本までの送料 + 保険料(保険を掛けた場合)】

この値をCIF価格と呼びます。

※関税は送料等も対象ということを知っておいてください。

関税は送料も含まれる

関税の種類

関税は大きく分けて2種類あります。

1つ目が「個人輸入」の関税

2つ目が「商業輸入」の関税

個人輸入

こちらは「個人目的」で輸入する場合にのみ適用される関税の計算式です。

【課税対象額 = 商品代金 × 60% + 送料】

特徴としては、商品代金の60%しか課税対象にならないことです。

しかしAmazon欧米輸入はビジネスで行います。

本来ならこの個人輸入はビジネス目的の利用の場合は対象外になります。

が、輸入金額の合計が少ないと個人輸入が適用される場合があります。

この場合はどうするべきなのか・・・無視して販売したら脱税?

実はそんなことありません。

通関士が課税対象ではないと判断し通関しているため、わざわざ申告する必要はありません。

その場合はそのまま販売してもOKです。

商業輸入

Amazon欧米輸入では基本的にこちらの計算式を利用します。

【課税対象額 = 商品代金 + 送料 + 保険料】

※保険料は保険を掛けた場合のみ

Amazon欧米輸入に置き換えると、

商品代金 = Amazon.comでの仕入れ値

送料   = 転送会社からの送料

保険   = 海上保険料等をかけた場合

Amazon欧米輸入ではこちらの商業輸入が該当します。

計算するときはこちらの計算式を使うようにしましょう。

通関時に発生する費用

通関時に発生する費用は大まかに3つあります。

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輸入関税

こちらが先ほどからお伝えしている関税になります。

後程さらに詳しくお伝えいたします。

輸入内国消費税

商品を輸入するときには消費税が発生いたします。

こちらは基本的に10%が必ず発生します。

ただし合計金額が一万円以下の場合は発生しません。

こちらも後程詳しく解説いたします。

手数料

通関するときに通関業者へ手数料が発生いたします。

この手数料は通関業者によって違うので少しだけ注意が必要です。

DHLロゴ

→関税+消費税の合計により手数料が変動

合計700円未満 = 無料

合計5万円未満  = 1,000円

合計5万円以上  = 立替額の2%FedExとUPSのロゴ

→540円(税込み)もしくは「関税・消費税の合計額の2%」のどちらか高いほう

通関するときは、関税、消費税、そして手数料の3つが発生すると覚えておいてください。

関税が発生する条件とその税率

関税を考えるうえで難しいのが発生する条件とその税率です。

関税が発生する条件とその税率は、大きく分けて3つに分けられます。

そしてその3つを分けるのが輸入する商品の合計金額です。

■合計1万円以下の場合

■合計1万円以上20万円以下の場合

■合計20万円以上の場合

以上の3通りに分けられます。

まず合計1万円以下の場合について説明します。

1万円以下の場合は、全ての税が免除されます。

全てというのは、関税、消費税、手数料が含まれます。

よって、何も支払うものはありません。

通関してそのまま何事もなく手元に届くことになります。

ただし、Amazon欧米輸入の場合は転送会社を使うことが多いです。

そうなった場合、なかなか合計金額が1万円以下になることはありません。

よってこの1万円以下になるのは直送した場合と考えておきましょう。

またネット上でよく見かける「16,666円以下なら関税が発生しない。」について。

これは「個人輸入」の場合に当てはまる金額です。

上でも説明しましたが、個人輸入の場合は以下の計算式が当てはまります。

【課税対象額 = 商品代金 × 60% + 送料】

そうです。

個人輸入の場合、免税対象が60%に軽減されます。

よって個人輸入の場合は、

16,666円 × 0.6 = 9999.6円になります。

このことから16,666円以下は関税が発生しないという話になっています。

※注意※

輸入する際、個人輸入とみなされるか商業輸入とみなされるかは運です。

個人輸入とみなされた場合は、関税が安くなるのでラッキー程度に捉えましょう。

基本、商品が多くなったり、同じ住所に何回も輸入していると商業輸入とみなされます。

なので、商業輸入とみなされること前提で仕入れをしましょう。

次に合計1万円以上20万円以下の場合について。

合計が1万円以上20万円以下の場合は、「簡易税率」が適用されます。

ここ大事ですのでもう一度言います!!

1万円以上20万円以下は、「簡易税率」です!!

税率には2種類あります。

1つが簡易税率。

もう一つが実行関税率です。

1万円以上20万円以下は、「簡易税率」が適用されます。

簡易税率はその名の通り、簡易的な税率のことです。

なぜ簡易税率が適用されるかというと、輸入額が少ない貨物全てを本気で計算していると税関の担当者が過労で倒れてしまうからです。笑

なので20万円以下は簡易的な税率計算で済ませるということです。

簡易税率は以下のURLで確認することが出来ます。


参考
簡易税率税関

最後に合計20万円以上の場合について。

商品合計が20万円以上になれば「実行関税率」が適用されます。

上で説明した簡易税率よりも更に詳しくカテゴリ分けされた関税率です。

20万円を超えるとこちらが適用されるということを知っておいてください。

実行関税率は以下のURLで確認することが出来ます。


参考
実効税率税関

簡易税率と実行関税率はどっちがお得?

では、簡易税率と実行関税率はどちらが安いのか・・・

これについては、どちらが安い!ということは通関するまでわからないとのことでした。

なぜなら品目判断する担当者によってバラつきがあるからとのこと・・・笑

以上です!

ここまでいろいろと説明してきましたが、税関の担当者によっても税率が変わるものを素人の僕たちが全て把握することは不可能です。

よって、詳しく計算しようとしたり、ここで悩んでいても仕方がありません。

関税を計算するときは、「仕入れ代金×1.15」の計算でほぼ正確な値になります。

これは僕が長年経験して得た確かな数値です。

これで仕入れ額が大きくズレることはありません。

ここまで長々と説明して、結局最後は「経験」で済ませてしまい申し訳ございません。笑

しかしこれがAmazon欧米輸入における関税の結論です。

深く考えてもほぼ100%的中させることはできません。

まとめ

いかがでしたか?

以上が関税について出来るだけわかりやすく説明した内容になります。

これらの内容を知っているか知らないかだけで商品の仕入れ方や基準に影響があるはずです。

ぜひ頭の片隅にでも入れておいてください。

このレポートで覚えていただきたいこと。

  • 関税は仕入れるCIF金額によって税率が変わるということ
  • 1万円以下の輸入なら基本免税
  • 1万円以上20万円以下の輸入には簡易税率が適用される
  • 20万円以上の輸入なら実行関税率が適用される
  • 個人輸入と商業輸入のどちらが適用されるかは運
  • 簡易税率と実行関税率はどっちが安いかはわからない
  • 仕入れ前の関税の計算は「仕入れ代金×1.15」でほぼ正確に計算できる

それでは本日も最後までお読みいただきましてありがとうございましたm(__)m