この記事ではAmazon物販ですり替え詐欺に遭った時の対処法と対策を解説します。
Amazon物販をしていると超悪質なすり替え詐欺に遭遇することもあります。
ひこーるは主に新品の商品を販売していますが、明らかに外箱と中身のシリアルナンバーが違う商品を返品されたこともあります。
そんなときでも、対策をとっていれば補てんを勝ち取ることができます。
すり替え詐欺の対処法と対策を知りたい人には必見の内容です。
返品された商品の中身が違う。「すり替え詐欺の対策方法はどうすればいいの?すり替えられたけど対応の方法がわからない。
OK!任せて!Amazon物販歴10年のひこーるが対策法と対処法を紹介します!
- Amazonで横行しているすり替え詐欺とは【他人事ではありません】
- すり替え詐欺に遭った時の対処法【冷静に対応しましょう】
- すり替え詐欺の予防・対策法とは【納品前に証拠を揃えておくことが重要】
この記事を読めばこれらのことが分かるようになっています。
この記事の結論
- すり替え詐欺は遭う前の対策が重要
- 遭ってからでも資料が揃っていれば補てんしてもらえるので冷静に対応する
Amazonで横行しているすり替え詐欺とは【他人事ではありません】
すり替え詐欺とは言葉のまま、Amazonで商品を購入したお客様?が届いた商品の中身を別の商品にすり替えてAmazonに返品する詐欺のことです。
すり替えだけではなく、明らかに嫌がらせか?と思えるくらい付属品や部品が不足した状態でも返品されることが普通にあります!
残念ですが、すり替え詐欺で損するのはほとんどが出品者です。
これはAmazonの返品に対する寛容さを逆手に取った最低な行為です。
Amazonも補てん対応してくれることもありますが、補てんをしてもらうには、それなりにたくさんの証拠や証明が必要です。
もし高額商品を扱ってるなら、FBAに納品をする前にしっかりと対策を取りましょう。
すり替え詐欺をされると、中古としても販売できない可能性が高いので、その商品の仕入れ金額が全て赤字です。
これを許してしまうとせっかく積み重ねてきた利益がカンタンに吹っ飛んでいくので絶対に許さないように対策をしましょう。
すり替え詐欺を防ぐための3つの対策法【高額商品を扱うときは必ず対策を】
まずはすり替え詐欺を防ぐための3つの対策法を紹介します。
それぞれ深掘りします。
領収書やインボイスを確実に保管
必ずやっておくべきなのが領収書やインボイスなど、あなたが仕入れたという証拠を残すことです。
特にメーカーや卸業者から仕入れる場合は、シリアル番号なども控えられている可能性があります。
そういった情報は補てんしてもらうために有利なので必ず保管しておきましょう。
実際に手元に届いたときの商品の写真やシリアル番号を写真に残す
シリアル番号があるような商品なら、FBA納品をする前に写真にシリアル番号を残しておきましょう。
そうすることでAmazonに証拠を提示することができます。
スマホの容量やGoogleドライブなどのクラウドストレージを圧迫したくない場合は、専用のSDカードやHDDに保管しておくと管理しやすく、ムダな容量も取られません。
写真データだけですし、高画質も必要としないので1,000円以下の安いSDカードで十分だと思います。
商品説明欄に「すり替え詐欺防止用のラベルを貼っている」などと記載する
コンディションガイドラインには少し違反してしまいますが、商品説明欄にちょっとした注意書きを書くのも有効な手段の一つです。
例えば、あなたが詐欺師だと考えてください。
すり替えをしようと考えている高額商品を見つけたときに、このような注意書きが書いていたらどう思いますか?
この商品はすり替え詐欺を防ぐために独自の手法で管理をしています。すり替えが発覚した場合は、すぐにAmazonおよび警察に連絡をします。
おそらくこれが嘘か本当かも分かりませんが、面倒なことに巻き込まれそうなので、避ける可能性が高いと思います。
一般のお客様からすれば関係のないことなので売上には響きません。
そして悪いことをしようとしている人にはダイレクトに響きます。
実際に管理をしていなくても、このように書くだけでも被害を最小限に抑えられます!
すり替え詐欺に遭ってしまったときに最低限必要な4つの証拠を準備する
それではここからは、実際にすり替え詐欺に遭ってしまったときに準備すべき情報を4つ紹介します。
すり替え詐欺を証明するには、すり替えられた商品が本当にすり替えられているのか。
そして、その商品は本当に出品者(あなた)が仕入れた商品と客観的に判断できる資料が必要です。
必要な資料の例はこちら。
インボイスや納品書
メーカーや卸業者から仕入れているのであればインボイスや納品書があるはずですよね。
そういった資料はこういったときに必要なので保管しておきましょう。
納品書やインボイスはPDFなどのデータでも紙でもどちらでもOKです。
最終的にAmazonに資料を提出するときは電子なので、あらかじめ大切なデータは電子にまとめていてもいいかもね!
【注意】個人から仕入れをしたと判断される商品は補てん対象外になる可能性が高い
Amazonでは個人から仕入れをした商品は新品として販売してはいけません。
つまり規約違反の商品を販売していることになるので補てんの対象外になるということ。
「新品」として出品できない商品
以下の商品は、Amazonで「新品」として出品することはできません。
・個人(個人事業主を除く)から仕入れられた商品。
・メーカー保証がある場合、購入者がメーカーの正規販売代理店から販売された商品と同等の保証(保証期間など)を得られない商品(例えば、メーカー保証がある場合に、すでにメーカーが定める保証期間が始まっている、または保証期限が切れている商品など)。
・プロモーション品、プライズ品、おまけは、出品自体は許可されていますが、「新品」としては出品できません。出品する場合は、コンディションガイドラインに沿って中古品として該当するコンディションで出品してください。
なお、中古品として出品する際は、プロモーション品、プライズ品、おまけなどである旨をコンディション説明欄へ明記してください。
引用:https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/help.html?itemID=200339950
コンディションガイドラインにも記載されています。
つまり、メルカリやヤフオク、eBayなどから仕入れた商品で、仕入れ先が個人なら、そもそもコンディションガイドラインに違反しているセラー(あなた)が悪くなるので補てん対象外になる可能性が高いです。
シリアル番号などがわかる写真
上でも紹介したように、シリアル番号などが含まれる写真を残しておきましょう。
できれば仕入れた日付や撮影日など、仕入れ前に撮影したと客観的に判断できるような情報も含まれている方がより効果的です。
実際に返品された商品の写真
返送された商品の写真も準備します。
商品だけではなく、以下の写真も撮っておきましょう。
- 返品された時のダンボール
- ダンボールに貼り付けられている宛名やバーコード
- 同梱されていたその他の返品商品
- 中に入っている返送の明細
- 該当の商品の写真
返送はAmazonから届くと思います。
そのときのダンボールや宛名、バーコードや同梱されている明細など、撮影できるものは全て撮影しておきます。
Amazonからすると、私たちセラーがすり替えをする可能性も0ではないと判断するはずです。
だからこそ、こちらは誠意を持ってできるだけ多くの情報を提供する必要があります。
すり替えられたと判断した理由
すり替えに気が付く理由は、外箱のシリアル番号と商品本体のシリアル番号が違うということが多いはず。
上で紹介したようにあらかじめシリアル番号を控えていたなら、すぐに判断できると思います。
この場合は、外箱のシリアルの部分と商品本体のシリアルの部分を一枚の写真に収まるように一緒に撮影します。
少ない事例ですが、外箱がすり替えられて中身がそのままということもあります。
この場合は、あなたが貼り付けたはずのFSKU(商品ラベル)が一度剥がされているはずです。
これに関しては、納品前に商品ラベルを貼った状態の商品を写真に収めておけば正当性を示しやすくなります。
納品前と何が変わって返品されたのかがわかる情報を提供しよう!
【画像付き解説】提出するデータが揃ったらAmazonテクニカルサポートに補てんの申請をする
ここまででAmazonに報告するときに必要なデータが集まったと思います。
それではいよいよここからは、Amazonテクニカルサポートに補てんの依頼をしていきましょう。
流れはこちら。
それぞれ画像付きで解説します。
セラーセントラルにログインして【ヘルプ】をクリック
まずはセラーセントラル下部のヘルプをクリックします。
画面下部の「サポートを受ける」をクリック
ヘルプ画面が開きます。
少し下のスクロールすると「サポートを受ける」というボタンがあるのでクリック。
「Amazon出品サービス」を選択して大まかな説明をする
「Amazon出品サービス」を選択。
Amazon出品サービスを選ぶと入力画面が表示されます。
内容を入力して「次へ」をクリックしましょう。
問題の確認から「FBAの返品に関する補てん」を選択
入力内容から補てんに関する内容と判断されると「FBAの返品に関する補てん」と表示されます。
これをクリックして「次へ」をクリックしましょう。
下部にある「この問題についてさらにサポートが必要ですか?お問い合わせ」をクリック
ここで注文番号を入力してもいいですが、どうせカンタンには解決できません。
色々と書類の提出が必要です。
ここで色々と頑張っても解決しないので、この段階で「この問題についてさらにサポートが必要ですか?お問い合わせ」をクリックしてテクニカルサポートにつなぎましょう。
任意の方法で問い合わせをする
問い合わせ方法は3つ。
- Eメール
- 電話
- チャット
あなたが好きな方法を選びましょう。
PDFなどでデータの提出を求められます。最初からEメールを選択した方がスムーズかもしれませんね。
テクニカルサポート担当者とやり取りをする
問い合わせをすると資料の提出を求められると思います。
このとき、ひこーるは電話で問い合わせをして、以下のような回答が返ってきました。
このように電話で問い合わせてもテンプレ回答が届くだけなので、Eメールで問い合わせた方がムダなストレスなく対応できると思います。
すり替えが認められれば補填してもらえる
無事にすり替えが認められると以下のようなメールが届きます。
納品前の写真やインボイス、返品された商品のおかしな点を指摘できれば、一回の問い合わせだけで補てんが受けられます。
何度もやり取りをするのは面倒ですし時間のムダなので、できるだけ最初からデータをそろえて対応しましょう。
データさえあれば補てんしてもらえるので、泣き寝入りせずに頑張って戦おう!
【まとめ】すり替え詐欺に遭ってもデータさえ揃っていれば補てんは受けられる!
すり替え詐欺の対策と対処法についてまとめました。
もう一度カンタンにまとめます。
- 商品の中身を別の商品にすり替えてAmazonに返品する詐欺のこと
- 補てんをしてもらうには、それなりにたくさんの証拠や証明が必要
- すり替え詐欺をされないために万全の対策をすることが大切
大切なのは詐欺に遭わない対策をすること。
そして詐欺に遭ってしまったら、落ち着いて対処すること。
必要な情報を集めることができれば補てんをしてくれる可能性は高いです。
焦らず冷静に対処してみてくださいね。