この記事ではAmazon欧米輸入でDVDやBlu-rayを扱う時に注意すべきポイントをまとめています。
結論としてはリージョンと映像方式に注意が必要です。
リージョンが違うと日本のプレイヤーでは再生ができず返品やクレームの原因になります。
Amazon欧米輸入でDVDやBlu-rayを扱ってみたい人には必見に内容です。
Amazon物販歴10年以上のひこーるが解説します!
この記事を読めばこれらのことが分かるようになっています。
この記事を書いたひこーるの概要はこちら。
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この記事の結論
- リージョンは必ず確認する
- 正しい出品をしても返品される可能性が高いというリスクを知っておく
DVDのリージョンで注意すべきポイントとは|日本はリージョン2
リージョンは簡単に説明すると対応している地域のことです。
日本はリージョン2です。
全リージョンはこちら。
地域 | |
---|---|
リージョン1 | アメリカ、カナダ |
リージョン2 | 日本、ヨーロッパ、中東、南アフリカ、エジプト |
リージョン3 | 東アジア、東南アジア、香港 |
リージョン4 | オセアニア、中東、カリブ諸国、南米 |
リージョン5 | ロシア、北朝鮮、モンゴル、南アジア、アフリカ諸国 |
リージョン6 | 中国 |
リージョン0 | フリー/ALL (制限なし) |
Amazon欧米輸入でリサーチしているとよく見かけるのは1,2,0です。
リージョンが違うことによる注意点を紹介します。
それぞれ解説します!
リージョンが違うとDVDプレイヤーで再生できない
DVDプレイヤーには再生できるリージョンが設定されています。
日本で販売されているDVDプレイヤーのほとんどはリージョン2および0のみに対応しています。
ちなみにリージョン0はリージョンフリーなので、基本的にどんなDVDプレイヤーでも再生できます。
Amazon欧米輸入をする時はリージョン1に注意
Amazon欧米輸入の主な仕入先であるアメリカはリージョン1です。
これを間違って仕入れてしまい、リージョン2のページに出品してしまうとクレームの原因になります。
上でも解説した通り、日本で市販されている通常のDVDプレイヤーでは再生できないからです。
DVDを仕入れる時は必ず先にリージョンを確認するようにしましょう。
更に出品するページのリージョンも必ず間違いがないか確認しておきましょう。
リージョンが合っていても返品されるリスクは高い
正直、ほとんどのお客様はAmazonで購入するときにリージョンなんか確認していません。
例えば、並行輸入品かつリージョン2と表記している商品ページに出品していたとします。
たとえあなたが並行輸入品かつリージョン2に正しい商品を出品していたとしても、
あれ?これ再生できない!不良品だ!
と返品されるリスクは常にあります。
商品ページが間違っていなくても、あなたが出品カタログを間違っていなくても、お客様がリージョンを理解していなければ返品されてしまいます。
しかも再生するためにもちろん開封もしているので中古になって返品される可能性も高いです。
DVDを扱う時はこのリスクも理解した上で扱うようにしましょう。
ちなみにDVDやBlu-ray以外にも返品されやすいカテゴリがあります。
こちらにまとめているので興味がある人はこちらからどうぞ。
Blu-rayのリージョンで注意すべきポイントとは|日本はリージョンA
DVDにリージョンがあるようにBlu-rayにもリージョンがあります。
しかしDVDとは少しだけリージョンの種類が違います。
Blu-rayのリージョンはこちら。
地域 | |
---|---|
リージョンA | アメリカ、南米、東南アジア、日本、朝鮮半島、台湾 |
リージョンB | ヨーロッパ、中近東、アフリカ、オセアニア |
リージョンC | 中央・南アジア、中国、ロシア、モンゴル |
リージョンALL | フリー (制限なし) |
日本はアメリカと同じリージョンAに分類されています。
それぞれ解説します!
リージョンAは問題なく再生される
DVDではアメリカとリージョンが違いました。
しかしBlu-rayではアメリカとリージョンが一致しています。
つまりアメリカからBlu-rayを仕入れても日本のBlu-rayで問題なく再生されるということです。
ここがDVDとBlu-rayの大きな違いですね!
ただしヨーロッパのBlu-rayはリージョンB
DVDではヨーロッパと同じリージョンでした。
しかしBlu-rayはヨーロッパがBで日本がAです。
DVDと同じ感覚でヨーロッパAmazonから仕入れてしまうとクレームの原因になります。
ヨーロッパからBlu-rayを仕入れる時は十分に注意しましょう。
DVDとBlu-rayでリージョンが違うことを覚えておいてください!
DVDとBlu-rayで共通して注意が必要な7つのポイント|仕入れ前に必ずチェックしよう
ここまででリージョンについてまとめました。
ここからはリージョンも含めて、DVDとBlu-rayの仕入れで共通して注意が必要な7つのポイントをまとめます。
それぞれ解説します!
リージョン
リージョンについては上で解説しましたね。
仕入れ前には必ず確認しましょう。
販売されている国
例えば画像検索などでリサーチする場合。
商品画像はほぼ同じでも販売国が違うことがあります。
見分け方はこちら。
- EAN
- パッケージ
- リージョン
このあたりが参考になります。
EAN
EANは商品独自に割り振られている世界共通のコードです。
販売されている国が違えばリージョンや対象年齢が違うのでEANが異なる可能性が高いです。
EANが違えば別商品です。
もしかすると特典映像などが違う可能性があるので注意が必要です。
あわせて読みたい
こんな感じで少し違いますよね。
同じ様に見えても少し違うところがあったりするので注意が必要です。
リージョン
何度も説明しているリージョンですね。
こちらも参考になるので必ず確認しておきましょう。
紙パッケージの有無
日本のDVDではあまり馴染みが無いかもしれません。
海外のDVDには紙パッケージが含まれているものも多くあります。
例はこちら。
こんな感じでケースを覆うように紙パッケージが付属します。
コレクターの人からするとかなり重要なアイテムなので付属の有無は必ず確認しましょう。
eBayなどのオークションサイトから仕入れる場合は付属していないことがよくあります。
商品画像をチェックして、それでもわからなければ問い合わせをしましょう。
コピー品
これもeBayに多いです。
明らかに安すぎる商品やセラーの評価が悪い商品は注意しましょう。
付属品
DVDやBlu-rayにはおまけが付属している事があります。
これも重要なアイテムなので必ずチェックするようにしましょう。
日本語音声と字幕の有無
リージョンが一致していても日本語音声と字幕が含まれない場合があります。
LanguageなどにJapaneseやJapanが含まれているか確認する必要があります。
映像方式
映像方式は3つあります。
- NTSC
- PAL
- SECAM
ちなみに日本はNTSCです。
日本で販売されているDVDプレイヤーはほとんどがNTSCにしか対応していません。
PALなどは再生できないので注意が必要です。
PCのDVDプレイヤーは映像方式が関係ないのでPAL等でも再生できる事がほとんどです。
【余談】じゃあどうやってリージョン違いや映像方式が違うディスクを日本で再生するのか
販売者側としてはあまり関係ないかもしれませんが、知っておいて損はないと思います。
リージョンや映像方式が違うメディアはどのように再生するのか。
結論は、
- PCのDVDやBlu-rayプレイヤーで再生する
- リージョンフリープレイヤー(PAL→NTSC変換機能付き)を購入する
です。
これを知っておけばお客様に質問されても回答できますよね。
それぞれ解説します!
PCのDVDやBlu-rayプレイヤーで再生する
上でも少し触れましたが、PCのプレイヤーはリージョンや映像方式が関係ない事がほとんどです。
PCなら輸入したDVDやBlu-rayもストレスなく再生できる可能性が高いです。
リージョンフリープレイヤー(PAL→NTSC変換機能付き)を購入する
少し高額ですがリージョンフリーのDVDプレイヤーも販売されています。
例えばこれ。
こんな感じのプレイヤーを購入すればリージョンが違うDVDも気軽にテレビで鑑賞できます。
まとめ:リージョン違いは類似品!DVDとBlu-rayのリサーチには細心の注意を!
ということで今回はDVDやBlu-rayを仕入れる時の7つの注意点を紹介しました。
大前提としてリージョンを理解しておく必要があります。
DVDのリージョンはこちら。
地域 | |
---|---|
リージョン1 | アメリカ、カナダ |
リージョン2 | 日本、ヨーロッパ、中東、南アフリカ、エジプト |
リージョン3 | 東アジア、東南アジア、香港 |
リージョン4 | オセアニア、中東、カリブ諸国、南米 |
リージョン5 | ロシア、北朝鮮、モンゴル、南アジア、アフリカ諸国 |
リージョン6 | 中国 |
リージョン0 | フリー/ALL (制限なし) |
Blu-rayのリージョンはこちら。
地域 | |
---|---|
リージョンA | アメリカ、南米、東南アジア、日本、朝鮮半島、台湾 |
リージョンB | ヨーロッパ、中近東、アフリカ、オセアニア |
リージョンC | 中央・南アジア、中国、ロシア、モンゴル |
リージョンALL | フリー (制限なし) |
もう一度この記事の内容をまとめます。
まずはリージョンを確認する。
そしてそれ以外のパッケージやEANなどを確認すれば間違えた仕入れを抑えることができると思います。
DVDやBlu-rayは常に返品されるリスクがあります。
しかしうまくリサーチできれば大きな利益が得られる可能性があります。