「納品代行を使ったら検品ミスで返品された」
「連絡が取れなくなって商品の状況がわからない」
「料金が後から追加請求されて予算オーバーした」
FBA納品代行を使っている人の中には、こんな不安や悩みを持っている人も多いと思います。
結論は、トラブルに巻き込まれたら冷静に対処する。そして1つの業者に執着せず、すぐに別の業者への乗り換えを検討することです。
この記事では、FBA納品代行でよくあるトラブル事例と、失敗しない業者選びの5つのポイントを解説します。
また、私自身が実際に体験したトラブルについても紹介します。
間違ったAmazon FBA納品代行を選び疲弊しないためにも、ぜひ参考にしてみてください。


FBA納品代行でよくある4つのトラブル事例
まずは、FBA納品代行でよくあるトラブルを一覧で確認しましょう。
| トラブル事例 | 主な原因・問題点 |
|---|---|
| 検品・梱包ミスによるFBA受領拒否 | 商品の傷見逃し セット商品のバラ納品 別商品の混入 |
| レスポンスが遅い | 返信が遅い 納品が遅い |
| 料金体系が不透明で後から請求が増える | 基本料金は安いが オプション料金が多数発生 |
| 商品の紛失・破損 | 管理体制の不備 取り扱いの粗雑さ |
私が実際に経験したケースも交えながら解説します。
検品・梱包ミスによるFBA受領拒否やクレーム
質の悪い納品代行業者に依頼すると、検品や梱包ミスによってFBAで受領拒否される可能性があります。
人間なのでミスは仕方がない部分もありますが、同じミスが頻発する場合や対応が悪い場合は、別の業者への乗り換えを検討しましょう。
主なミスの事例は以下の通りです。
| ミスの内容 | 結果 |
|---|---|
| 商品に傷があるのに新品として納品 | お客様からクレーム |
| セット商品がバラバラになっている | FBAで受領拒否・そのまま登録されお客様からクレーム |
| 別の商品が混入している | 受領不備の手数料が発生 |
これらは慎重に作業をしていれば防げるミスです。
もし頻繁にこのようなトラブルが発生しているなら、別の業者への切り替えを検討しましょう。
連絡が遅い・取れなくなる、納品スピードが遅すぎる
連絡が遅い、または最悪の場合取れなくなるケースは意外と多く発生します。
Amazon物販はスピードが命。納品が1日遅れるだけで売上に大きく影響します。
私自身も過去に連絡が1週間ほど返ってこなかった経験があります。
このようなトラブルを避けるために、契約前に必ずレスポンス速度をチェックしておくことが重要です。
返信スピードが遅い業者は、納品作業も遅い傾向にあります。
| 状況・問題点 | 対応の目安・影響 |
|---|---|
| 問い合わせから2〜3日経っても返信がない | レスポンスの良い業者への乗り換えを検討 |
| 納品中の進捗確認に対して返信がない | 作業状況が不透明なため要注意 |
| 1週間以上連絡が取れない | すぐに別の業者への切り替えを推奨 |
| 納品完了まで1週間〜10日かかる | 販売開始が大幅に遅れる |
| 催促しても作業が進まない | ビジネスの機会損失が拡大 |
完全に連絡が取れなくなるケースはほとんどありませんが、2〜3日返信が遅れる程度でも納品スピードに影響します。
納品代行サービスは数多く存在するため、現在このような業者を使っている場合は、すぐに別の業者への乗り換えを検討しましょう。
料金体系が不透明で後から請求が増える
基本料金は安いがオプション料金が多数設定されている業者では、最終的に予想以上の金額を請求されるケースが多発しています。
一見すると格安に見えますが、作業完了後に1商品あたり200円〜300円の請求が来ることも珍しくありません。
| 料金トラブルの例 | 詳細 |
|---|---|
| 基本料金50円のはずが… | 最終請求額が1商品あたり300円に |
| オプション料金の乱立 | OPP袋、緩衝材、検品レベルなど細かく加算 |
| 作業内容が不透明 | どのオプションが使われたか事後にしかわからない |
私自身も基本料金50円の業者を試したところ、数千円の想定が30,000円の請求になった経験があります。
理由を確認すると「従業員を食べさせていかないといけないため」という意味不明な説明を受けました。
納品作業は依頼側から見えないため、どのオプションが適用されているかは作業完了まで分かりません。
OPP袋の使用数、検品のレベル、緩衝材の量など、ほとんどが業者の裁量次第になってしまうのが実情です。
このような経験から、他の人には同じような思いをしてほしくないと思い、私が運営する「ひこーる納品代行サービス」では60円ポッキリ、追加費用はダンボール代のみという明確な料金設定にしています。
同じような経験をしたことがある人や、そもそも経験したくない人は、料金体系が透明な業者を選ぶことを強くおすすめします。
商品の紛失・破損
納品代行サービスを利用すると、商品の紛失や破損が発生するケースが意外と多くあります。
自分で納品作業を行う場合、このようなトラブルはほとんど発生しません。
しかし納品代行を利用すると「1つ足りない」「破損していた」といった連絡を受けることが少なくないのです。
主な紛失・破損のパターンは以下の通りです。
| トラブルの内容 | 発生頻度 |
|---|---|
| 商品数が1〜2個足りない | 比較的多い |
| 商品が破損した状態で納品 | 時々発生 |
| 完全に商品が紛失 | 稀だが発生する |
担当者が増えるほど、残念ながら不適切な行動をする人が混ざる可能性も高くなります。
あまり疑いたくはありませんが、これが現実です。
もし現在利用している納品代行サービスで紛失や破損が頻発していると感じる場合は、一度自分で納品作業を試してみるか、別の業者への切り替えを検討することをおすすめします。
トラブルを避けるための業者選び5つのポイント
それでは、ここからはトラブルを避けるための業者選びのポイントを解説します。
納品代行サービスを選ぶ際には、実際に使ってみないとわからない部分もありますが、契約前にチェックできる重要なポイントがいくつか存在します。
| チェックポイント | 重要度 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 料金体系の透明性 | ★★★ | 料金表とオプション費用を詳細確認 |
| レスポンス速度 | ★★★ | 契約前に複数回問い合わせてテスト |
| 実績と口コミ | ★★☆ | 知人の紹介や実際の利用者の声を確認 |
| 保証・補償制度 | ★★★ | トラブル時の対応方針を事前確認 |
| 作業品質 | ★★★ | 少量のテスト発注で実際の品質を確認 |
これから納品代行サービスの利用を検討している人は、ぜひこれらのポイントを参考にしてください。
料金体系が明確に表示されているか
納品代行サービスを選ぶ際は、料金表を必ず確認しましょう。
特に注意すべきなのは、基本料金とは別に袋詰め・セット組み・大型商品検品などが細かくオプション設定されている業者です。
このような料金体系では、基本料金だけで判断すると大きく予算を超える可能性があります。
| 問題点 | 詳細 |
|---|---|
| 作業内容が見えない | どのオプションが適用されるか事前に把握できない |
| 最終請求額が不透明 | 作業完了後に予想外の金額を請求される |
| 基本料金が当てにならない | 実際の費用は基本料金の数倍になることも |
基本料金の安さだけで業者を選ぶと、結果的に高額な請求を受けるリスクがあります。
契約前に「実際にいくらかかるのか」を具体的に問い合わせて確認をおすすめします。
より確実な方法としては、最初から料金体系がシンプルな業者を選ぶことす。
梱包・OPP袋・セット組みなどの基本的な納品作業がすべて含まれた料金設定の業者であれば、予算管理がしやすく安心して利用できます。
問い合わせへの返信スピードは速いか
問い合わせへの返信スピードは、納品作業の進行に直接影響します。
納品を依頼すると、商品の破損や数量不足などのイレギュラーが発生することがあります。
このような場合、業者との迅速なやりとりが必要ですが、返信に1〜2日かかるようでは納品がずるずると遅れます。
レスポンスが遅い業者の主な問題点は以下の通りです。
そのため、契約前に業者のスピード感をチェックすることをおすすめします。
例えば、契約前に2〜3回問い合わせをしてみて、返信までにかかる時間や対応の質を確認しましょう。
この簡単なチェックで、業者の実際のレスポンス速度をある程度は把握できます。
実績と口コミが確認できるか
実績や口コミは参考程度に確認しておきましょう。
ただし、注意点があります。
オンライン上のレビューや実績は、残念ながら操作できてしまうのが現実です。
自社サイトの口コミは自由に編集できますし、SNSのレビューも専用アカウントを作成したり、依頼して書いてもらったりすることが可能です。
信頼できる口コミの見分け方を以下にまとめました。
| 口コミの種類 | 信頼度 | 判断基準 |
|---|---|---|
| 知人・ビジネス仲間からの紹介 | 高い | 実際の利用経験に基づいている |
| 自社サイトの口コミ | 低い | 業者が自由に編集できる |
| SNSの匿名レビュー | 低い | やらせの可能性がある |
| 実際の利用者の具体的な体験談 | 中程度 | 内容の具体性で判断 |
本当に信頼できるのは、実際に知り合いが使っている業者の評価です。
それ以外の情報は参考程度にとどめ、最終的には自分の目で確かめることをおすすめします。
気になる業者があれば、まず少量のテスト発注で実際の品質を確認してから本格的に利用しましょう。
保証・補償制度があるか
納品代行サービスを選ぶ際は、保証・補償制度の確認が重要です。
万が一トラブルが発生したときに、業者がどのように対応してくれるのかを事前に把握しておくことで、安心してサービスを利用できます。
| トラブルの種類 | 確認すべきポイント |
|---|---|
| 商品の紛失 | 紛失時の補償内容と手続き |
| 商品の破損 | 破損時の責任範囲と補填方法 |
| 誤納品による手数料発生 | Amazon側で発生した手数料の負担 |
| その他の業者側ミス | 明確なミスと判断された場合の対応 |
業者側のミスが明らかな場合に、どのような保証や補償があるのかを契約前にしっかり確認しておくことをおすすめします。
保証制度が明確な業者を選ぶことで、トラブル発生時のストレスを大幅に軽減できます。
トラブルが起きたときの対処法
納品代行サービスを利用していると、予期せぬトラブルに遭遇することがあります。
しかし、トラブルが発生しても適切な対処法を知っていれば、被害を最小限に抑えることができます。
ここでは、トラブルが発生したときの具体的な対処法を3つのステップで解説します。
| ステップ | 重要なポイント |
|---|---|
| 1. 証拠の記録 | 写真やメッセージを確実に保存 |
| 2. 業者への連絡 | 冷静に状況を整理して伝える |
| 3. 補填の依頼 | 適切な保証・補償を求める |
これらの手順を踏むと、スムーズな問題解決が可能です。
証拠を記録しておく
トラブル発生時には証拠の記録が最も重要です。
なぜなら、悪質な業者の中には証拠を隠滅したり、トラブルをなかったことにしようとするケースがあるためです。
適切な証拠を残しておくことで、万が一の際にも確実に保証や補填を受けることができます。
具体的には、以下のような証拠を必ず保存しておきましょう。
| 証拠の種類 | 保存すべき内容 |
|---|---|
| Amazonからの連絡 | メッセージのやり取り、添付された写真 |
| お客様からのクレーム | 連絡内容、商品の状態を示す画像 |
| 自宅転送された商品の不備 | 商品の写真、梱包状態の記録 |
このように記録を残しておくことで、業者との交渉をスムーズに進められ、適切な対応を引き出せます。
まずは冷静に業者に連絡
トラブルが発生したときは、冷静に対応しましょう。
すでに起きてしまったことは取り消せないので、感情的にならず深呼吸して落ち着きが重要です。
主な伝えるべき内容はこちら。
| 伝えるべき内容 | 詳細 |
|---|---|
| どのようなトラブルが起きたか | 具体的な状況を説明 |
| どう対応してほしいか | 補填や改善の希望を明確に |
| どんな損失が発生しているか | 金額や影響範囲を伝える |
冷静に状況を整理して伝えると、業者も適切な対応を取ってくれやすくなります。
あくまでも冷静に。相手も人間なので対応を間違えると反発される可能性があります。
業者に補填や今後の改善を依頼する
納品代行サービスで発生したトラブルは、業者側が保証や補填をするのが基本です。
証拠をもとに状況を整理し、業者に適切な対応を依頼しましょう。
業者の対応を見極めることで、今後も安心して利用できるかを判断できます。
ただし希望する対応をしてくれない場合もあります。
そんな時は、無理して継続せずに新しい納品代行サービスを探しましょう。
納品代行サービスは数多く存在するため、我慢して同じ業者を使い続ける必要はありません。
まとめ
この記事では、Amazon FBA納品代行サービスを利用する際のトラブル事例と、失敗しない業者選びのポイントについて解説しました。
重要なポイントをまとめると以下の通りです。
- よくあるトラブル事例を事前に知ることで、問題を未然に防げる
- 業者選びの5つのポイント(料金体系・作業フロー・実績・口コミ・保証制度)を押さえることで、信頼できる業者を見極められる
- 万が一トラブルが発生した際は、証拠を記録し、冷静に業者へ連絡して補填や改善を依頼する
- 特に料金体系と作業フローの透明性は、業者選びで最も重視すべきポイント
FBA納品代行は、物販ビジネスの時間を大幅に節約できる便利なサービスです。
しかし、業者選びを誤るとトラブルに巻き込まれるリスクが高まります。
この記事で紹介したポイントを参考に、あなたのビジネスに最適な信頼できる業者を見つけてください。
そして、万が一トラブルが発生した場合も、焦らず冷静に対処しましょう。
もしあなたに最適な納品代行サービスがまだ見つかっていないのであれば、私が運営しているひこーる納品代行サービスもぜひご検討ください。
1商品あたり60円のシンプルな料金体系で、不透明なオプション料金は一切発生しません。
| 項目 | 料金 | 概要 |
|---|---|---|
| 月額料金 | 0円 | 登録料・月額料金は一切かかりません |
| 基本料金 (1個あたり) | 60円 | 簡易検品、シール剥がし、商品ラベル貼付、OPP袋、セットアップなどの納品に必要な作業全般を含みます |
| ダンボール | 180円〜350円 | 120サイズ:180円 / 140サイズ:280円 / 160サイズ:350円 ※再利用ダンボールがある場合は無料 |
| 個別出荷 | 200円+実費 | あなたの自宅や事務所に返送します。FedExの関税や消費税の通知書などもこれに含まれます。 ※メルカリなどの発送代行サービスは承っておりません。 |
| お急ぎ便 | 1,000円 | 最優先で作業するサービスです |
| 一時管理 | 1ヶ月間無料 | 到着から1ヶ月間は無料。 1ヶ月経過後は着払いにて返送させていただきます。 |
| 写真撮影 | 100円〜 | 1商品あたり100円で3カットまで対応(要相談)。 メルカリ・ヤフオク出品用は別途プランあり。 |
| その他 | ask | そのほか、希望があれば お気軽にお問い合わせください。 |
初期費用や月額料金も無料なので、サブの納品代行サービスとしても多くの方にご利用いただいています。
もちろん、メインの納品代行サービスとしても、あなたのビジネスを徹底的にサポートする体制が整っていますので、最適な納品代行サービスをお探しの方はぜひチェックしてみてください。


最後によくある質問をまとめました。
- 納品代行でトラブルが起きたら返金される?
-
業者の保証制度によって異なりますが、明らかに業者側のミスと判断された場合は補填や返金を受けられるケースが多いです。ただし、契約時に保証内容を確認しておくことが重要です。証拠をしっかり残して業者に提示することで、適切な対応を引き出せます。
- トラブルが多い業者の見分け方は?
-
契約前のレスポンス速度をチェックすることが最も効果的です。問い合わせへの返信が遅い業者は、納品作業やトラブル対応も遅い傾向があります。また、料金体系が複雑でオプション料金が多数設定されている業者も要注意です。まずは少量のテスト発注で実際の対応を確認しましょう。
- 個人でやっている納品代行は避けるべき?
-
一概には言えません。個人運営でも丁寧に対応してくれる業者は多く存在します。重要なのは運営形態ではなく、料金の透明性・レスポンス速度・保証制度の有無です。個人・法人問わず、契約前にこれらのポイントをしっかり確認することをおすすめします。
- 契約前に確認すべきことは?
-
最も重要なのは料金体系の透明性、レスポンス速度、保証制度の3点です。基本料金だけでなくオプション料金の有無、実際の総額目安を確認しましょう。また、問い合わせを2〜3回してレスポンス速度をテストし、トラブル時の補償内容も事前に聞いておくことをおすすめします。





