OEMに興味はあるけどJANコードって必要なの?そもそもJANコードって何?
OEMに興味がある人はこういう悩みがある人も多いはず。
私もOEMを始めた頃はJANって必要なの?って疑問に思っていました。
そこで今回は、
- 中国OEMのオリジナル商品にJANコードが必要な3つの理由
- JANコードの超基本的な情報を知ることができる
この記事を読めばこれらのことが分かるようになっています。
この記事では中国OEMで作ったオリジナル商品にJANコードが必須な理由を解説しています。JANコードの設定をしておかないと相乗りされやすかったり販路拡大時がスムーズにいきません。中国OEM商品のJANコードの必要性について知りたい人には参考になると思います。
私自身、Amazon物販8年目で中国OEMは6年目になりました。私も最初はJANコードの必要性を理解していませんでした。しかしJANコードを設定するメリットが多いと知ったので、OEMをする人は早めに登録してもいいと思います。
- Amazonでノーブランド品ではなく自社ブランド品として出品できる
- 相乗り出品者からも商品を守りやすくなる
- 今後、ヤフーショッピングや楽天市場に販路を広げる時にスムーズな対応ができる
- JANコードの申請と生成は簡単なのでOEMを本気でやるならJAN申請はやっておいて損はない
中国OEMのオリジナル商品にJANコードが必須な3つの理由
まずはOEMのオリジナル商品にJANコードが必須な3つの理由を解説します。
- Amazonへの商品登録を自社ブランドとして登録ができるようになる
- JANコードを設定しておくことで相乗り出品者から商品を守ることができる
- ヤフーショッピングや楽天市場に販路を展開する時にスムーズに商品登録ができる
それぞれ深掘りします。
Amazonへの商品登録を自社ブランドとして登録ができるようになる
Amazonでは基本的に商品登録をする時、JANコードが必要になります。
JANコードはこんなやつですね。
スーパーとか家電量販店とかで売れられている商品にはほぼ100%でこういったコードが付いていると思います。
JANコードがないとノーブランド扱いになる
AmazonではJANコードがなくてもカテゴリによってはノーブランド品として登録が可能です。
しかしノーブランド品だと簡単に相乗り出品をされてしまいます。
せっかく頑張って商品や商品ページを作ったのに簡単に相乗り出品されたら辛いですよね。
JANコードが印刷されているだけでお客様から一定の信頼を得られる
パッケージに何も書いていない商品ってちょっと不安じゃないですか。
それよりもパッケージにバーコード(JANコード)が印刷されている方が少し信頼できたりしますよね。
バーコードがないと「偽物かな?」と疑われたりもします。
そういった無駄な不信感を抱かせないためにもバーコードを付けてそれっぽく見せる事も大切なテクニックだと思います。
JANコードを設定しておくことで相乗り出品者から商品を守ることができる
そもそもオリジナル商品なのに相乗りをされるというのは少し意味がわからないですよね。
でも、そんな事はお構いなしに類似商品で相乗りしてくるセラーは一定数います。
そんなセラーから商品や商品ページを守るためにもJANコードを取得しておけばある程度の防御にはなります。
例えば商品画像にバーコードが写った写真を入れておくのも一つの手段ですね。
もっと商品や商品ページを守るなら商標の登録も検討したほうがいいです。
商標を登録しておけば相乗り出品をAmazonに排除してもらえる可能性も高くなります。
商標についても近々記事にまとめますね。
ヤフーショッピングや楽天市場に販路を展開する時にスムーズに商品登録ができる
AmazonではJANがなくてもノーブランド品として出品可能と解説しました。
最悪、JANが準備できていなくても販売は可能と言えば可能。
しかし販路をヤフーショッピングや楽天市場に広げるのであれば話は変わってきます。
なぜならヤフーショッピングや楽天市場ではJANコードの登録が必須だから。
販路をAmazon以外のプラットフォームに広げる可能性があるのであれば、早いうちにJANコードは取得しておいたほうがいいと思います。
もちろん、最初からヤフーショッピングや楽天市場などで併売する予定なら必須になりますね。
【超基本編】JANコードの基本的な4つの情報を紹介します
ここまでJANを登録する必要性や申請方法などを紹介してきました。
ここからは「そもそもJANって何?」って人のためにJANの基本知識を解説していきます。
- そもそもJANコードとは
- JANコードは13桁の数字で出来ています
- JANコードは3つの識別コードが組み合わさって出来ています
- JANコードの世界版がEANコード
こんな感じで進めます。
そもそもJANコードとは
JANコードとは「Japanese Article Number code」の略です。
簡単に説明すると、「この商品はどの事業者のどの商品です」というのを識別するためのコードのことです。
つまり別の商品で同じJANコードというのはありえないということになります。
ASINはAmazon内での共通コードですが、JANはAmazonだけではなく世界共通のコードです。
このJANを使えばAmazon以外のショップでも簡単にリサーチが出来てしまいます。
JANを使った代表的なせどりツールがこちら。
JANコードは13桁の数字で出来ています
JANコードは基本的に13桁の数字で作られています。
短縮するときは8桁にする場合もあります。
数字にはそれぞれ意味があります。
JANコードは3つの識別コードが組み合わさって出来ています
ランダムな数字に見えて実はちゃんと意味があります。
- 前から9桁の赤線の部分:GS1事業者コード(企業毎に割り振られた番号)
- 前から10~12桁目の青線の部分:商品アイテムコード
- 最後の1桁の緑線の部分:チェックデジット
それぞれ解説します。
前から9桁の赤線の部分:GS1事業者コード(企業毎に割り振られた番号)
前半9桁は企業ごとに割り振られたコードです。
例えばニンテンドースイッチを調べてみるとこんな感じ。
- Nintendo Switch 本体 (ニンテンドースイッチ) Joy-Con(L) ネオンブルー/(R) ネオンレッド:4902370542912
- Nintendo Switch あつまれ どうぶつの森セット:4902370545203
- Nintendo Switch(有機ELモデル) スプラトゥーン3エディション:4902370549706
490237054の部分が全部一致していますよね。
つまり490237054は任天堂が保有しているGS1事業者コードということです。
前から10~12桁目の青線の部分:商品アイテムコード
10~12桁目は商品アイテムコードです。
商品それぞれに番号が振り分けられています。
ここは保有者が任意で設定することが出来ます。
OEMに使う場合はわかりやすように「001」から使っていったほうが管理はしやすいです。
管理ができるならランダムに利用してもOK。
最後の1桁の緑線の部分:チェックデジット
チェックデジットは入力誤りなどを防ぐために付加する数字のことです。
上でも解説した通りチェックデジットを計算できるページがあるのでJANを登録する時は参考にしながら作成しましょう。
事業者の規模によっては若干違いがあります
ここでは基本的な識別コードの組み合わせを紹介しました。
しかし事業者によってはGS1事業者コードと商品アイテムコードの桁数が違う場合もあります。
とりあえずJANコードは3つの情報の組み合わせということを理解しておけばOKだと思います。
JANコードの世界版がEANコード
JANコードは上でも紹介したように「Japanese Article Number code」の略。
Japanと名前に入っている通り日本のコードです。
そしてJANコードの世界版がEANコード(European Article Number)。
コードの作りはJANもEANも同じと考えてOK。
欧米輸入をするときはこのEANコードを上手く活用してリサーチをすれば効率的に仕入れをすることが出来ます。
【まとめ】中国OEMにJANコードが必須な3つの理由
こんな感じですね。
もう一度簡単にまとめておきます。
- Amazonへの商品登録を自社ブランドとして登録ができるようになる
- JANコードを設定しておくことで相乗り出品者から商品を守ることができる
- ヤフーショッピングや楽天市場に販路を展開する時にスムーズに商品登録ができる
- JANコードは13桁の数字で出来ている
- JANコードは3つの識別コードが組み合わさって出来ている
- JANコードの世界版がEANコード
JANコードを設定しておくことでオリジナル商品を相乗りセラーから守りやすくなります。
またJANコードが商品に印字されているだけでもお客様に安心感を得て貰うことにも繋がりますよね。
JANコードの取得は攻守ともに役立つので、OEMにある程度慣れてきたら導入する事を検討してみてもいいと思います。